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2024 AFCフットサルアジアカップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2024 AFCフットサルアジアカップ
AFC Futsal Asian Cup 2024
ฟุตซอลชิงแชมป์เอเชีย 2024
大会概要
開催国 タイ王国の旗 タイ
開催都市 バンコク
日程 2024年4月17日 - 4月28日
チーム数 16 (1連盟)
開催地数(1都市)
大会結果
優勝  イラン (13回目)
準優勝  タイ
3位  ウズベキスタン
4位  タジキスタン
大会統計
試合数 35試合
ゴール数 177点
(1試合平均 5.06点)
得点王 イランの旗 サイード・アーマド・アッバシ (8得点)
最優秀選手 イランの旗 サイード・アーマド・アッバシ
最優秀
ゴールキーパー
イランの旗 バヒアー・モハンマディ
フェアプレー賞  タイ
 < 20222026

2024 AFCフットサルアジアカップ: 2024 AFC Futsal Asian Cup)は、2024年4月17日 - 28日タイ王国で開催された18回目のAFCフットサルアジアカップである。

イランが13回目の優勝を果たした。

概要

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この大会は2024年9月ウズベキスタンで開催される2024 FIFAフットサルワールドカップアジア予選を兼ねており、開催国のウズベキスタンを除く上位4チームに出場権が与えられる。ウズベキスタンが準決勝に出場した場合に限り、アジア最後の代表を決めるプレーオフが開催される[1]。 AFC(アジアサッカー連盟)は今大会にて初めて「ビデオ・サポート(VS)」と呼ばれるビデオ判定システムを導入することを発表した[2] 。フットサルのアジアカップにビデオ判定が用いられるのは史上初めてとなる。このシステムは、審判の判定がいずれかのチームのヘッドコーチによって異議を唱えられた場合に有効となる。これは、ゴールか否か、ペナルティキックか否か、直接のレッドカード(退場)について、および人違いの場合において適用される。さらに、審判はこのシステムを使用して、計時の技術的な問題などの状況や、ボールがゴールラインを越えたかどうかを確認したり、ピリオド終了の合図の前にボールがゴールラインを越えたかどうかを確認したりすることもできる。

予選

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31チームが8つの会場に分かれて、2024年11月集中開催にて総当たり戦が行われた。日本は台北で開催されたグループHにて、オーストラリアチャイニーズタイペイに対して2連勝し、本大会出場を決めた。

予選グループH

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開催地:チャイニーズタイペイの旗チャイニーズタイペイ(UTC+8)

チーム 出場権
1  日本 2 2 0 0 7 0 +7 6 2024 AFCフットサルアジアカップ出場
2  オーストラリア 2 1 0 1 3 6 −3 3
3  チャイニーズタイペイ (H) 2 0 0 2 2 6 −4 0
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
(H) 開催地.
オーストラリア 0–4 日本
レポート

日本 3–0 チャイニーズタイペイ
レポート

出場国

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出場国・地域 予選順位 出場決定日 出場回数 最高成績
 タイ 開催国 2023年9月5日 17大会連続17回目 準優勝 (2008, 2012)
 中華人民共和国 グループA1位 2023年10月13日 2大会ぶり13回目 4位 (2008, 2010)
 アフガニスタン グループB1位 2023年10月11日 初出場
 サウジアラビア グループB2位 2023年10月11日 2大会連続3回目 グループステージ (2016, 2022)
 イラン グループC1位 2023年10月11日 17大会連続17回目 優勝 (1999, 2000, 2001, 2002, 2003,
2004, 2005, 2007, 2008, 2010, 2016, 2018)
 キルギス グループC2位 2023年10月11日 2大会ぶり16回目 3位 (2005)
 ベトナム グループD1位 2023年10月9日 5大会連続7回目 4位 (2016)
 韓国 グループD2位 2023年10月9日 4大会連続15回目 準優勝 (1999)
 タジキスタン グループE1位 2023年10月9日 11大会連続12回目 準々決勝 (2007)
 ミャンマー グループE2位 2023年10月9日 2大会ぶり2回目 グループステージ (2018)
 クウェート グループF1位 2023年10月9日 2大会連続12回目 4位 (2003, 2014)
 バーレーン グループF2位 2023年10月9日 3大会連続4回目 準々決勝 (2018)
 ウズベキスタン グループG1位 2023年10月9日 17大会連続17回目 準優勝 (2001, 2006, 2010, 2016)
 イラク グループG2位 2023年10月9日 5大会連続13回目 4位 (2018)
 日本 グループH1位 2023年10月11日 17大会連続17回目 優勝 (2006, 2012, 2014, 2022)
 オーストラリア グループH2位 2023年10月11日 3大会ぶり8回目 4位 (2012)

会場

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タイの首都バンコクの2つの会場で行われる。

バンコク
バンコク・アリーナ英語版
収容人数: 12,000
フアマーク・インドアスタジアム
収容人数: 8,000

抽選

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2023年12月14日マレーシアクアラルンプールAFCハウスで行われた[3][4][5]

シード順

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前回大会の成績を踏まえ、以下のように割り振られた。また、開催国は自動的にA1へ割り当てられる。

組み合わせ

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抽選結果は以下の通り。

グループステージ

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16チームが4チームずつ4組に分かれて総当たり戦を行う。各グループ上位2チームがノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進出する。日時はすべて現地時間 (UTC+7)。

順位決定方法

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総当たり戦において勝利したチームは勝ち点3、引き分けは1、敗戦は0点加算される。勝ち点が並んだチームについては、以下の優先順位により順位を付ける[1]

  1. 当該チーム間の対戦における勝ち点
  2. 当該チーム間の対戦における得失点差
  3. 当該チーム間の対戦における得点数
  4. グループステージ全試合における得失点差
  5. グループステージ全試合における総得点
  6. 当該チームが同会場にいる場合はPK戦 (2チームが同勝点の場合のみ)
  7. カード(警告または退場)の数をポイント化し少ない順
  8. 抽選

グループA

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チーム 出場権
1  タイ (H) 3 3 0 0 10 2 +8 9 ノックアウトステージ進出
2  ベトナム 3 1 1 1 3 3 0 4
3  ミャンマー 3 1 1 1 4 7 −3 4
4  中華人民共和国 3 0 0 3 2 7 −5 0
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
(H) 開催地.


グループB

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チーム 出場権
1  ウズベキスタン 3 3 0 0 10 4 +6 9 ノックアウトステージ進出
2  イラク 3 2 0 1 12 7 +5 6
3  サウジアラビア 3 1 0 2 6 10 −4 3
4  オーストラリア 3 0 0 3 6 13 −7 0
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法


グループC

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チーム 出場権
1  タジキスタン 3 1 2 0 5 3 +2 5 ノックアウトステージ進出
2  キルギス 3 1 2 0 10 9 +1 5
3  日本 3 1 1 1 8 4 +4 4
4  韓国 3 0 1 2 5 12 −7 1
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法
タジキスタン 2 - 0 韓国
レポート

韓国 0 - 5 日本
レポート

グループD

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チーム 出場権
1  イラン 3 3 0 0 12 4 +8 9 ノックアウトステージ進出
2  アフガニスタン 3 1 1 1 7 8 −1 4
3  クウェート 3 1 1 1 5 8 −3 4
4  バーレーン 3 0 0 3 6 10 −4 0
出典: AFC
順位の決定基準: 順位決定方法


ノックアウトステージ

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ノックアウトステージでは、必要に応じて延長戦とPK戦が行われる(ただし3位決定戦では延長戦は行われない)[1]。日時はすべて現地時間 (UTC+7)。

 
準々決勝準決勝決勝
 
          
 
4月24日 – フアマーク
 
 
 タイ 3
 
4月26日 – フアマーク
 
 イラク 2
 
 タイ (p) 3(6)
 
4月24日 – フアマーク
 
 タジキスタン 3(5)
 
 タジキスタン (延長) 2
 
4月28日 – アリーナ英語版
 
 アフガニスタン 1
 
 タイ 1
 
4月24日 – アリーナ英語版
 
 イラン 4
 
 ウズベキスタン 2
 
4月26日 – アリーナ英語版
 
 ベトナム 1
 
 ウズベキスタン 3(4)
 
4月24日 – アリーナ英語版
 
 イラン (p) 3(5) 3位決定戦
 
 イラン 6
 
4月28日 – アリーナ英語版
 
 キルギス 1
 
 タジキスタン 5(1)
 
 
 ウズベキスタン (p) 5(3)
 

準々決勝

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勝者は2024 FIFAフットサルワールドカップへの出場権を獲得する。




イラン 6 - 1 キルギス
レポート

準決勝

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ウズベキスタン 3 - 3 (延長) イラン
レポート
PK戦
4 – 5

3位決定戦

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3位決定戦では延長戦は行われない[1]

決勝

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タイ 1 - 4 イラン
レポート

5位決定プレーオフ

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AFCの2024 FIFAフットサルワールドカップへの出場枠は4であり、本大会の準決勝へ進出した時点で出場権を獲得することになるが、ワールドカップ開催国であるウズベキスタンは本大会の結果によらず出場権を確保しているため、同国が準決勝へ進出した場合は5位のチームに出場権を付与することとなった。方式はノックアウト方式とし、勝ち上がった1チームがワールドカップの出場権を獲得する。なお、同国が準決勝へ進出しなかった場合はこのプレーオフは実施されない予定であった。

プレーオフ1回戦 5位決定戦
           
4月26日 - フアマーク・インドアスタジアム    
  イラク 3
  アフガニスタン 5  
  4月28日 - バンコク・アリーナ英語版
  アフガニスタン 5
    キルギス 3
4月26日 - バンコク・アリーナ英語版  
  ベトナム 2
  キルギス 3  

プレーオフ1回戦

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ベトナム 2 - 3 キルギス
レポート

5位決定戦

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プレーオフが実施されたため、この試合の勝者は2024 FIFAフットサルワールドカップへの出場権を獲得する。

優勝国

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 2024 AFCフットサルアジアカップ優勝国 

イラン
2大会ぶり13回目

2024 FIFAフットサルワールドカップ出場国

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AFCからはワールドカップ開催国のウズベキスタンのほか、あわせて以下の5チームが2024 FIFAフットサルワールドカップの出場資格を得る。

出場国・地域 予選順位 出場決定日 出場回数 最高成績
 ウズベキスタン ワールドカップ開催国
/ 3位
2023年6月23日 3大会連続3回目 ベスト16 (2021)
 イラン 優勝 2024年4月24日 9大会連続9回目 3位 (2016)
 タイ 準優勝 2024年4月24日 7大会連続7回目 ベスト16 (201220162021)
 タジキスタン 4位 2024年4月24日 初出場
 アフガニスタン 5位 2024年4月28日 初出場

表彰

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大会最優秀選手 得点王 ベストゴールキーパー フェアプレー賞
イランの旗 サイード・アーマド
・アッバシ
英語版
[6]
イランの旗 サイード・アーマド
・アッバシ
英語版
(8得点)
イランの旗 バヒアー・モハンマディ[7]  タイ

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d AFC Futsal Asian Cup 2024 Competition Regulations”. AFC. 2024年2月12日閲覧。
  2. ^ Video Support System set to debut at AFC Futsal Asian Cup™ Thailand 2024”. AFC. 2024年4月1日閲覧。
  3. ^ Asian Football Calendar (Oct 2023 – Sep 2024)”. the-afc. AFC. 11 October 2023閲覧。
  4. ^ Thailand 2024 cast to discover Group Stage contenders”. the-afc.com. AFC (11 December 2023). 12 December 2023閲覧。
  5. ^ AFCフットサルアジアカップタイ2024 組み合わせ決定”. 日本サッカー協会 (2023年12月14日). 2024年2月12日閲覧。
  6. ^ Abbasi named MVP, wins Yili Top Scorer”. AFC (2024年4月28日). 2024年4月29日閲覧。
  7. ^ Mohammadi takes Best Goalkeeper crown”. AFC (2024年4月28日). 2024年4月29日閲覧。

外部リンク

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