2031型ソナー
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2031型ソナー(英語: Type 2031 sonar)は、イギリス海軍の水上艦用曳航ソナー[1]。
概要
[編集]アメリカ海軍では戦略レベルのSURTASSと戦術レベルのTACTASSをわけて配備していたのに対し、イギリス海軍では、本機を双方の任務に充当した[2]。このためアレイもTACTASSの倍の長さで、89ミリ径×500メートル長以上とされた。低周波に対応し、信号処理能力を強化したこともあり、ノルウェー海の水測環境であれば最低でも第3CZという超長距離の探知能力を実現した[1]。
1971-72年度で、GECアビオニクス社が研究開発契約を受注し、開発が開始された[1]。1980年にはプロトタイプがリアンダー級フリゲート「クレオパトラ」に艤装され[2]、1982年にはリアンダー級4隻に搭載された。そして1983年には、音響信号処理装置にカーティス社製コンピュータを採用した2031Z型によって更新された。このコンピュータは、従来機と比して、重量にして60パーセント、電力消費にして80パーセントの低減を実現した[1]。
搭載艦
[編集]- リアンダー級フリゲートバッチ2/3改修艦
- 22型フリゲート
- 23型フリゲート
出典
[編集]- ^ a b c d Friedman 1997, p. 612.
- ^ a b Friedman 2012, pp. 274–313.
参考文献
[編集]- Friedman, Norman (1997). The Naval Institute guide to world naval weapon systems 1997-1998. Naval Institute Press. ISBN 9781557502681
- Friedman, Norman (2012). British Destroyers & Frigates: The Second World War & After. Naval Institute Press. ISBN 978-1473812796