3D小英
3D小英 | |||||
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対象 | |||||
分類 | 民主進歩党のマスコットキャラクター | ||||
モチーフ | 蔡英文 | ||||
デザイン | 張永昌 | ||||
指定日 | 2015年12月1日 | ||||
指定者 | 民主進歩党 | ||||
性別 | 女性 |
3D小英(スリーディー シャオイン)は、台湾の民主進歩党のマスコットキャラクター。
概要
[編集]少女のような容姿をした3Dのキャラクターであり、眼鏡をかけている他、猫耳の付いたヘッドフォンを装着している[1][2][3]。3D小英には、真面目な学者というイメージをもたせている[4]。
モデルは、政治家の蔡英文である[2][3][5]。「小英」は、蔡のニックネームであり[6][7]、「3D小英」は、中国語で「3Dの英ちゃん」という意味をもつ[8]。
3D小英は、紙箱猫とともに、民主進歩党の公式キャラクターとされており、紙箱猫のモデルは、蔡の飼い猫の蔡想想である[1][9]。ディレクターの張永昌 (zh:張永昌 (導演)) によって製作された[10]。
3D小英は、2016年中華民国総統選挙を控えた2015年12月1日に、蔡によって披露された。法学博士であり、大学教授を務めたこともある蔡は、堅いイメージを払拭することを目的として、選挙戦において3D小英を用いたPR活動を行い、若年層からも支持を獲得した[2][11][1][12]。選挙戦では、3D小英が歩いたり宙を飛んだりするミュージック・ビデオが製作された他、3D小英のグッズを専門に扱う店舗が台北市に開設された[2]。
評価
[編集]J-CASTニュースのウェブサイトには、キャラクターデザインについて、「日本のサブカルチャー作品の影響が強く感じられる」[2]との評価が掲載されている。
蔡は、「蔡想想は紙箱猫のように愛嬌たっぷりですが、私は動画ほど萌え可愛くないです」[1]「宣伝チームの努力に感謝します。台湾にいる世界的レベルの動画のプロが、硬い政策内容を分かりやすい動画に変え、人々が私たちの政策内容をより理解できるようにしてくれました」[1]とコメントしている。
脚注
[編集]- ^ a b c d e rong zhang (2015年12月24日). “まるでミク…台湾総統選の有力候補が萌えキャラ化 FBで自虐ネタも”. withnews. 2019年6月7日閲覧。
- ^ a b c d e “「ネコミミ美少女」に変身して選挙戦勝ち抜く 台湾の女性新総統「萌え力」はすごい”. J-CASTニュース (2016年1月18日). 2019年6月7日閲覧。
- ^ a b “<台湾の総統選>与野党候補、“猫”と“ダンス”で親近感アピール”. 中央通訊社 (2016年1月1日). 2016年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月7日閲覧。
- ^ “蔡英文拟讨论“冻独党纲””. 厦门日报社 (2015年9月10日). 2019年6月7日閲覧。
- ^ “化身3D動漫人物 蔡英文籲支持台產動畫 「一定要支持的喵」 (15:32)”. 明報新聞網 (2019年1月27日). 2019年6月7日閲覧。
- ^ 岸田英明 (2016年3月). “国民党の大敗が示す台湾の「今」と蔡英文政権の課題”. 三井物産. 2019年6月7日閲覧。
- ^ “日本で出版相次ぐ「蔡英文本」、ブームの背後に哈台族?”. WEDGE Infinity (2016年8月8日). 2019年6月7日閲覧。
- ^ “『東方Project』の人気キャラが新品種の花の正式名称に!中華娯楽週報 第14回”. IGN Japan (2018年4月30日). 2019年6月7日閲覧。
- ^ “中華娯楽週報 超特大番外編:徹底分析!台湾製の人気PCゲーム『還願 DEVOTION』が政治的な大問題に”. IGN Japan (2019年3月11日). 2019年6月7日閲覧。
- ^ “2018 金漫獎”. Golden Comic Awards. 2019年6月7日閲覧。
- ^ 安藤健二 (2016年1月30日). “【蔡英文氏】台湾版コミケに次期総統がやって来た。萌えキャラに笑顔”. ハフポスト 2019年6月7日閲覧。
- ^ “台“首投族”不甘只做“唐僧肉””. 人民日报 (2015年12月8日). 2019年6月7日閲覧。
外部リンク
[編集]- 製作の舞台裏を紹介した動画 - 蔡英文、陳建仁競選辦公室