4-エチルトルエン
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4-エチルトルエン | |
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1-Ethyl-4-methylbenzene | |
別称 4-エチルメチルベンゼン | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 622-96-8 |
PubChem | 12160 |
ChemSpider | 11660 |
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特性 | |
化学式 | C9H12 |
モル質量 | 120.19 g mol−1 |
外観 | 無色透明の液体[1] |
密度 | 0.861 g/cm3 |
融点 |
-62℃[2] |
沸点 |
161℃[1] |
水への溶解度 | 95mg/L[2] |
エタノールへの溶解度 | 易溶[2] |
危険性 | |
引火点 | 36℃[1] |
発火点 | 475℃[1] |
爆発限界 | 1.2 - 7%[2] |
半数致死量 LD50 | 4850mg/kg(ラット、経口)[2] |
関連する物質 | |
関連するC9H12の異性体 | C9H12を参照 |
関連物質 | トルエン エチルベンゼン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
4-エチルトルエン(英: 4-Ethyltoluene)は、化学式CH3C6H4C2H5で表される有機化合物である。ベンゼン環の1位と4位の水素をメチル基とエチル基にそれぞれ置換した構造を持つ。3種類あるエチルトルエンの構造異性体の一つであり、いずれも無色の液体で、ポリスチレンの製造に使用される。日本の消防法では、危険物第4類 第二石油類(非水溶性)に区分される[1]。
製造と使用
[編集]- CH3C6H5 + C2H4 → CH3C6H4C2H5
典型的な酸触媒下で、2-、3-、4-エチルトルエンの混合体が生じる。修飾されたゼオライト触媒を用いると、4-エチルトルエンを選択的に得ることができる[3]
4-エチルトルエンを脱水素化すると、4-ビニルトルエンが得られる[4]
脚注
[編集]- ^ a b c d e 4-エチルトルエン(東京化成工業)
- ^ a b c d e 4-エチルトルエン (PDF) (純正化学)
- ^ Karl Griesbaum, Arno Behr, Dieter Biedenkapp, Heinz-Werner Voges, Dorothea Garbe, Christian Paetz, Gerd Collin, Dieter Mayer, Hartmut Höke "Hydrocarbons" in Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry 2002 Wiley-VCH, Weinheim. doi:10.1002/14356007.a13_227
- ^ Denis H. James; William M. Castor (2007), “Styrene”, Ullmann's Encyclopedia of Industrial Chemistry (7th ed.), Wiley, p. 1, doi:10.1002/14356007.a25_329.pub2