70式地雷原爆破装置
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70式地雷原爆破装置(ななまるしきじらいげんばくはそうち)は、陸上自衛隊の装備品のひとつ。地雷原の啓開器材である。
概要
[編集]普通科連隊普通科中隊、小銃小隊及び本部管理中隊施設作業小隊、師団施設大隊などの部隊に装備されている。
ロケット弾を用いて爆索を展張し、敵陣前の地雷原を爆破、小銃部隊の突撃経路(長さ100m以上、幅50cm以上)を確保するために開発され、1970年に制式採用された。
ロケット弾、発射機、爆索(制動索、前・中・後端部含む)の3つで構成され、6-8名程度で運用される。分割して運搬された70式地雷原爆破装置は、地雷原目前で迅速に組み立てられて(突撃経路として適した地点は、大抵の場合敵が設定したKP(キルポイント:殺傷地点)であるため損害が発生し易い)で発射し経路を確保する。
一部の一線を退いた73式装甲車に搭載され使用されており、また96式装輪装甲車の車体にも搭載することが可能となっている。
諸元
[編集]- ロケット弾
- 重量:約24kg
- 直径:約150mm
- 長さ:約750mm
- 発射機
- 重量:約18kg
- 滑走桁:約1,400mm
- 爆索
- 重量:約24kg
- 長さ:約17m
- 製作:IHIエアロスペース
参考文献
[編集]- 自衛隊装備年鑑 2006-2007 朝雲新聞社 P103 ISBN 4-7509-1027-9
関連項目
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