AEROS (人工衛星)
表示
AEROSは1970年代に打ち上げられたドイツの[1]大気学研究衛星シリーズ[2]。
概要
[編集]AEROS-AおよびB(AEROS-1,2とも)がそれぞれ1972年と1974年に打ち上げられ、大気圏上層部および電離層、特に太陽極紫外線放射の強い影響下におけるF領域の科学研究を目的とした。
アメリカのNASAと西ドイツのBundesministerium für Foschung und Technologie の共同プロジェクトであり、製造はボール・エアロスペースが担当した[3]。
性能
[編集]- 打上げ機: Scout
- 発射場: ヴァンデンバーグ空軍基地Western Space and Missile Center
- 打上げ日: 1972-12-16 (AEROS-A), 1974-07-16 (AEROS-B)
- 再突入日: 1973-08-22 (AEROS-A), 1975-09-02 (AEROS-B)
- 全重量: 127 kg
- 形状: シリンダー型
- 直径: 0.91 m
- 全長: 0.71 m
- 電源: 太陽電池/ニッケル・カドミウム
- 要求電力: 4.7-34.3 W
- 姿勢制御: スピン安定
- 軌道: 極軌道、準太陽同期軌道
- 軌道要素: 223 km x 867 km, 96.9°(AEROS-A), 217 km x 879 km, 97.4°(AEROS-B)
脚注
[編集]- ^ a b “AEROS 1,2”. GUNTER'S SPACE PAGE. 2010年12月12日閲覧。
- ^ a b Yenne, Bill 1985, p. 12.
- ^ Yenne, Bill 1985, p. 82.
参考文献
[編集]- Yenne, Bill (1985). The Encyclopedia of US Spacecraft. Exeter Books (A Bison Book), New York. ISBN 0-671-07580-2