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SUEZEN

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
AGEZENから転送)

SUEZEN(スエゼン、1961年 - )は、日本の漫画家イラストレーター、美術講師ゲームデザイナー東京都出身。本名の飯田史雄(いいだ ふみお)名義で原画家作画監督としても活動する。

人物

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私立目黒高校を卒業後、タツノコアニメ技術研究所に入所、宮本貞雄に師事、画業を積んだ。同期には今川泰宏がいる。その後フリーとなり、アニメーター、原画家として多作品で活動し、『王立宇宙軍 オネアミスの翼』では作画監督を務めた。その間も漫画に強い志向を持ち、1988年、「アメージングコミックス 1号 コミックロリポップ5月増刊」(笠倉出版社)に掲載の『ミステリーLIGHT』でデビュー。1992年『ヤダモン』のキャラクターデザインで衆目を集め、同年、同タイトルでアニメージュ誌に漫画化作品を発表した。

その後、漫画作品を発表しながらも書籍の表紙、イラストや、ゲームのキャラクターデザインなどでも活躍するが、2000年代では漫画家としての活動に主軸を移している。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』で版権イラストを担当しており、『CONTINUE』『RollingStone(日本語版)』『少年エース』などの表紙を担当し、全て綾波レイを描いている。

青山広美(青山パセリ)と仲が良い。結城信輝永野護川村万梨阿と仲が良く、昔は結城の誕生日のクリスマスイヴに仲の良いメンバーでディズニーランドへ行っていた。

作風

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絵柄は少女漫画の手法を独自に昇華したもので、流れるような滑らかな描線と、キャラクターを描く際の、独特の丸いツリ目に特徴がある。ペンネームは「据え膳食わぬは男の恥」に由来するとも言われているが、アニメージュのコラム「SUEZENのモザイク通信」の中で、「最善は尽くせぬとも末善ぐらいは…」ということから、というニュアンスのコメントを残している[1]。なお、同人誌上においてはAGEZENというペンネームも使用している。高校時代のペンネームは「てっか兄ちゃん」とも名乗っていた。

前述の『ミステリーLIGHT』に登場させた女性キャラ[1](前述の「ツリ目」の特徴を有している)を自画像として用いており、単行本のあとがきなどに「作者」として登場させている。そのため、彼の少女漫画色の強い流麗な画風ともあいまって、まれに女性であると思い込んでいるファンもいるが、彼は男性である。

『BSアニメ夜話/新造人間キャシャーン』(2005年3月30日放送)にゲスト(元タツノコプロ アニメーター、漫画家)として出演。

主な作品

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漫画

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画集

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  • eternal
  • KALEIDOSCOPE (CD-ROM画集)

関連する作品

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ゲーム

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アニメ

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脚注

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  1. ^ a b 『アニメージュ』1993年5月号、23頁。
  2. ^ ボールパークでつかまえて!:「モーニング」マンガがテレビアニメ化 ファイルーズあいがギャルなビール売り子に 笑顔と涙の“球場愛”コメディー”. まんたんウェブ. MANTAN (2024年11月14日). 2024年11月14日閲覧。