サフィールホテル稚内
サフィールホテル稚内 SURFEEL HOTEL WAKKANAI | |
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ANAクラウンプラザホテル稚内時の施設外観(2010年3月) | |
ホテル概要 | |
ホテルチェーン | 明治海運グループ |
運営 | 稚内観光開発(明治海運グループ)[1] |
所有者 | 明海興産(明治海運グループ)[2] |
前身 | 稚内全日空ホテル→ANAクラウンプラザホテル稚内 |
階数 | 地上1階 - 地上12階 |
レストラン数 | 3軒 |
部屋数 | 143室 |
シングル数 | 18室 |
ダブル数 | 2室 |
ツイン数 | 119室 |
スイート数 | 2室 |
建築面積 | 2,933 m² |
延床面積 | 11,443 m² |
駐車場 | 40台 |
開業 |
1994年4月25日(稚内全日空ホテル)[3] 2014年4月23日(ANAクラウンプラザホテル稚内)[4] 2019年1月1日(サフィールホテル稚内) |
最寄駅 | 稚内駅 |
所在地 |
〒097-0023 北海道稚内市開運1丁目2-2 |
位置 | 北緯45度25分09秒 東経141度40分43秒 / 北緯45.41917度 東経141.67861度座標: 北緯45度25分09秒 東経141度40分43秒 / 北緯45.41917度 東経141.67861度 |
公式サイト | サフィールホテル稚内 公式サイト |
サフィールホテル稚内(サフィールホテルわっかない、英語: SURFEEL HOTEL WAKKANAI)は、北海道稚内市にあるホテル。1994年(平成6年)開業の「稚内全日空ホテル」が前身であり、稚内及び道北のビジネスや観光、利尻島・礼文島への観光の玄関口として利用されている[4]。
沿革
[編集]「稚内マリンタウンプロジェクト」第1期の中核事業として1991年(平成3年)に稚内市などの出資による第三セクター「稚内シーポートプラザ」を設立し[5]、旧第3副港を埋め立て施設を建設した[6]。ホテルは全日空エンタプライズ(当時)に運営委託し[7]、1994年(平成6年)に「稚内全日空ホテル」として開業した。開業当初から巨額の設備投資を回収できる業績を確保することが難しく、赤字経営が続いていた[5]。そのため、稚内市を中心とした資金援助による恒常的な融資が行われており、2008年(平成20年)には経営再建策として金融機関と協議の上で長期借入金の償還条件緩和を実施し[8]、稚内市による追加融資は議会で一旦否決されたが、その翌月には2億8,000万円の追加出資が可決され、民間の株主にも出資を求めて計3億円を増資した[9][10]。それでも経営は好転せず赤字は増え続け、2009年(平成21年)には事業譲渡に向けた検討を始めた[11]。2010年(平成22年)に明治海運へ事業譲渡し、稚内シーポートプラザは旭川地方裁判所から「特別清算」の開始決定を受けた[5]。負債総額は約17億6,000万円となり、最大の出資者であった稚内市は議会において北海道内の自治体では初となる「第三セクター等改革推進債」(10年償還)を起債する議案を可決して債務を損失補償した[12]。なお、可決された損失補償については当時の稚内シーポートプラザ社長であり市長であった横田耕一の個人保証も含まれていた[13]。
年表
- 1991年(平成 3年):第三セクター「稚内シーポートプラザ」設立。
- 1994年(平成 6年):「稚内全日空ホテル」として開業。
- 2010年(平成22年):施設を明海興産(明治海運グループ)へ売却。稚内シーポートプラザが「特別清算」開始[5]。
- 2014年(平成26年):「ANAクラウンプラザホテル稚内」にリブランド[4]。
- 2019年(平成31年):「サフィールホテル稚内」にリブランド。
施設
[編集]客室
- スイートルーム
- ロイヤルスイート (80 m²)
- クラウンスイート (54 m²)
- ツインルーム
- デラックスツイン (27 m²)
- スタンダードツイン (21〜27 m²)
- ダブルルーム (21 m²)
- シングルルーム (19 m²)
- 和室 (43 m²・46 m²)
レストラン&バー
- カフェレストラン マリーヌ
- 四季彩ダイニング あんのん
- 鉄板焼 稚内はまなす
- バーラウンジ パドル
ウェディング
- 衣裳室
- 写場
- 神殿
宴会・会議
- 大宴会場「鳳」 (500 m²)
- 中宴会場「流氷」 (150 m²)
- 小宴会場「潮騒」 (50 m²)
その他
- ロビー
- ショップ
アクセス
[編集]副港通沿いに位置しており、稚内市温水プール水夢館、北防波堤ドーム公園(北防波堤ドーム)に隣接している[14]。
脚注
[編集]- ^ “ANAクラウンプラザホテル稚内”. 明治海運グループ. 2017年8月1日閲覧。
- ^ “「預託金100万円は返して入会金25万円は返さない」ANAダイヤモンドゴルフクラブ売却で問われるANA商法”. リアルエコノミー (2011年4月28日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “国際ツーリズムの歩み 1994年” (PDF). 日本国際ツーリズム殿堂. 2017年8月1日閲覧。
- ^ a b c 『ANA クラウンプラザホテル稚内、4月23日(水)より営業開始』(PDF)(プレスリリース)ANAクラウンプラザホテル稚内、2014年4月23日 。2017年8月1日閲覧。
- ^ a b c d “(株)稚内シーポートプラザ”. 東京商工リサーチ (2010年3月9日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “「稚内マリンタウン」計画が始動”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1991年10月28日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “わっかない市議会だより” (PDF). 稚内市議会. pp. 2-3 (1993年). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “一般行政報告 平成20年 第5回定例会(9月)” (PDF). 稚内市. pp. 9-10. 2017年8月1日閲覧。
- ^ “稚内全日空ホテル運営三セク資金難*「増資せず健全化を」*市議会3会派市民説明会*市の出資に難色”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2008年4月6日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “稚内全日空ホテル、市の大幅出資で当面の危機脱出をしたが”. 北杜の窓 (2008年4月13日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “稚内全日空ホテルが売却を検討、三セクシティホテルに存在意義はあるか”. 北杜の窓 (2009年8月12日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “稚内全日空ホテル譲渡決議*3セク債申請を可決*市議会*17億円、10年で償還*市長*損失補償を陳謝”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2010年1月30日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “稚内市の3セク債を巡って騒動勃発か?”. リアルエコノミー (2010年7月20日). 2017年8月1日閲覧。
- ^ “北防波堤ドーム公園概要” (PDF). 稚内市. 2017年8月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- サフィールホテル稚内
- サフィールホテル稚内 (surfeelwakkanai) - Facebook