A BEST
『A BEST』 | ||||
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浜崎あゆみ の ベスト・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1998年 - 2000年 | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル |
avex trax AVCD-11950(オリジナル盤)[1] AVZD-93409/B/C(15th Anniversary Edition 初回盤)[2] AVCD-93410(15th Anniversary Edition 通常盤)[2] avex club AQCD-77308(廉価盤) | |||
プロデュース | MAX MATSUURA | |||
チャート最高順位 | ||||
ゴールドディスク | ||||
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浜崎あゆみ アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
EAN 4988064119509(オリジナル盤) EAN 4988064934096(15th Anniversary Edition 初回盤) EAN 4988064934102(15th Anniversary Edition 通常盤) EAN 4542114773082(廉価盤) |
『A BEST』(エー・ベスト)は、日本の歌手・浜崎あゆみ初のベスト・アルバム(「A BEST」の「A」はロゴ表記)。2001年3月28日にavex traxより発売。
概要
[編集]2001年3月に発売された自身初のベストアルバム。デビューから3年間の1998年から2000年まで20世紀に発売されたシングル・アルバムから浜崎自身が選曲して収録されており、2001年当時発売済みであった20thシングル「evolution」と21stシングル「NEVER EVER」は収録されていない(いずれも次作「A BEST 2」に収録されている)。また、選考対象年に発表されたシングルのうち、1st「poker face」、2nd「YOU」、4th「For My Dear...」、6th「WHATEVER」、7th両A面曲「LOVE〜since 1999〜」、10th「A」のうちの「monochrome」、「too late」、12th「kanariya」、18th「AUDIENCE」が選曲から外れている。
本作に収録された楽曲のうち「A Song for ××」、「Trust」、「Depend on you」の3曲は、ボーカルの新録音とミックスの変更が成されており、ブックレットにも『New Vocal & Mix』と表記されている。また、表記こそされてはいないが、「End roll」もボーカルを新録音、ミックスのアレンジが成され、「Boys & Girls」はボーカルは原曲通りでアレンジのみ生音に近いものに変更されている。「TO BE」、「appears」と「Fly high」は、2ndアルバム『LOVEppears』のミックスで収録されている。初回限定盤のジャケットは、6パターンある(紙箱のデザインは共通で、CDブックレットの写真が異なる)。
2017年6月23日には高速道路のSA/PAやホームセンター・ドラッグストア・催事場などの特販向け商品として、avex clubより廉価盤として再発売された[注 1]。
リリースマーケティング、制作風景、エピソード
[編集]当時、avexが強制的に発売したため、浜崎自身は2004年の『スーパーテレビ』のインタビューで、「自分はavexの大切な商品なんだなと思った」と皮肉交りに回想し、嫌気が差して引退も考えたという[5]。その抵抗感を表すべく浜崎自身のアイデアでエイベックスから勝手に発売された事への憤慨として、涙を流すジャケットが採用された。また、本人の希望で本作発売時に合わせて、あらゆる雑誌の表紙を徹底的にジャックした。
結果的に売れた事に対しては浜崎本人は必ずしも否定的では無かったが、前述の通り、ベストアルバムを勝手にリリースされた事への不満が強まった事から、15年後の2016年に、本人のプロデュースに依り、当アルバムをリマスターする形で改めて当作品の再発売盤を発売するに至った。
チャート成績
[編集]当時人気絶頂の宇多田ヒカルの2ndアルバム『Distance』と同日発売に敢えてぶつけたことでセールス争いは加熱し、発売前からワイドショーで盛んに報じられた。また、発売日までのカウントダウンCMを放映し[注 2]、渋谷駅を広告で一面中ジャックするなどプロモーションには莫大な投資がされた。その結果、初回出荷枚数は350万枚、バックオーダーを含めた初日出荷枚数は400万枚を記録[6]。自身最高となる初動約287万枚(オリコン)を記録してオリコンアルバムチャートで2位[5]となり、順位・売上共に『Distance』(初動約300万枚)には及ばなかったものの、翌週には「Distance」を逆転し1位を獲得、オリコン歴代アルバム売上ランキングでは6位となった。2001年度の売上年間ランキングは2位で、年間1位を獲得していない作品では『B'z The Best "Treasure"』(B'z)に次ぐ歴代2位の売上となっている。2010年時点での累計売上はエイベックスの発表で450万枚[7]。また、オリコン調べでは自身最高のアルバム売上を記録している[8]。
プラネット[9]・サウンドスキャンジャパン[10]のアルバムチャートでは初登場から3週連続2位となっており、1位は獲得していない。
尚、日本含む全世界トータルセールスは500万枚を突破している[11]。
音楽配信でも2021年現在も度々上位にランクインするなど、長期に渡りヒットし続けている異例のベストアルバムといえる。
A BEST -15th Anniversary Edition-
[編集]本作『A BEST』リリースから15年後である2016年3月28日に、リマスター盤『A BEST -15th Anniversary Edition-』(エー・ベスト -フィフティーンス アニバーサリー エディション-)が発売。こちらは浜崎公認である。ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニー、エルトン・ジョン等を手がけるスティーブン・マーカソンが収録曲全てのリマスタリングを担当し[12]、さらに収録曲のPVが収録されたDVD/Blu-rayが追加。
初回限定豪華盤には、浅田真央、仲里依紗、古市憲寿、綾小路翔等によるライナーノーツが封入されている他、制作当時の浜崎本人による手書きの歌詞が公開される[13]。また、リリースに先駆けて同年3月25日には「A Song for ××」、「Trust」、「Depend on you」のアカペラバージョンが配信限定のボーナストラックとしてiTunes、レコチョク等で配信される(ボーカルの音源は本作の音源が使用されている)[14]。
収録曲
[編集]CD / PLAYBUTTON
[編集]- A Song for ×× (New Vocal & Mix)
- 1stアルバム『A Song for ××』表題曲。
- Trust (New Vocal & Mix)
- 3rdシングル。
- 花王「AUBE」CMソング
- Depend on you (New Vocal & Mix)
- 5thシングル。
- TBS系列「COUNT DOWN TV」98年12月エンディングテーマ曲。
- PSゲームソフト「サウザンドアームズ」オープニングテーマ曲。
- LOVE 〜Destiny〜
- TO BE
- Boys & Girls
- Trauma
- 10thシングル『A』収録曲。
- JT「桃の天然水」CMソング。(本人出演)
- End roll
- 10thシングル『A』収録曲。
- 森永製菓「こんがりショコラ」CMソング。(本人出演。実際に流れている曲はシングルに収録されている同曲のHΛL's Mix)
- appears
- 11thシングル
- 花王「AUBE」CMソング。(本人出演)
- Fly high
- 13thシングル
- ライコスCMソング。(本人出演)
- vogue
- 14thシングル
- コーセー「VISSE」CMソング。(本人出演)
- Far away
- 15thシングル
- TU-KA CMソング。(本人出演)
- SEASONS
- SURREAL
- ℳ
- 19thシングル、アルバム初収録。
- 4thアルバム『I am...』にも再収録。
- TU-KA CMソング。(本人出演)
- Who...
- 2ndアルバム『LOVEppears』収録曲。
- 独立したトラックとしての収録は本作が初である(『LOVEppears』収録時は「kanariya」と繋がるように編集されていたため厳密にはオリジナルと同一音源ではなかった)。
- 映画「月」主題歌。
収録内容
[編集]CD / PLAYBUTTON
[編集]全作詞: ayumi hamasaki。 | ||||
# | タイトル | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「A Song for ×× (New Vocal & Mix)」 | Yasuhiko Hosino | Akimitsu Honma | |
2. | 「Trust (New Vocal & Mix)」 | Takashi Kimura | Akimitsu Honma、Takashi Kimura | |
3. | 「Depend on you (New Vocal & Mix)」 | Kazuhito Kikuchi | Akimitsu Honma、Takashi Morio | |
4. | 「LOVE 〜Destiny〜」 | Tsunku | Shingo Kobayashi、Yasuaki Maejima | |
5. | 「TO BE」 | D・A・I | Naoto Suzuki、D・A・I | |
6. | 「Boys & Girls」 | D・A・I | Naoto Suzuki、D・A・I | |
7. | 「Trauma」 | D・A・I | Naoto Suzuki、D・A・I | |
8. | 「End roll」 | D・A・I | Naoto Suzuki、D・A・I | |
9. | 「appears」 | Kazuhito Kikuchi | HΛL | |
10. | 「Fly high」 | D・A・I | HΛL | |
11. | 「vogue」 | Kazuhito Kikuchi | Naoto Suzuki、Kazuhito Kikuchi | |
12. | 「Far away」 | Kazuhito Kikuchi、D・A・I | HΛL | |
13. | 「SEASONS」 | D・A・I | Naoto Suzuki | |
14. | 「SURREAL」 | Kazuhito Kikuchi | HΛL | |
15. | 「ℳ」 | CREA | HΛL | |
16. | 「Who...」 | Kazuhito Kikuchi | Naoto Suzuki | |
合計時間: |
DVD / Blu-ray
[編集]# | タイトル |
---|---|
1. | 「 Trust」(video clip) |
2. | 「 Depend on you」(video clip) |
3. | 「 LOVE 〜Destiny〜」(video clip) |
4. | 「 TO BE」(video clip) |
5. | 「 Boys & Girls」(video clip) |
6. | 「 appears」(video clip) |
7. | 「 Fly high」(video clip) |
8. | 「 vogue 〜Far away 〜 SEASONS」(video clip) |
9. | 「 SURREAL」(video clip) |
10. | 「 ℳ」(video clip) |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 希望小売価格は、1,905円+税となっている。
- ^ 発売時に放送されたカウントダウンCMは全バージョンが「A clips vol.2」に収録され、現在でも「COMPLETE CLIP BOX」「A CLIP BOX 1998-2011」で容易に視聴が可能である。
- 発売15年後に放送された「A BEST -15th Anniversary Edition-」のカウントダウンCMは上述の放映されたCMを復刻した上で、スマブラでのサービス告知などの情報を追加したものである。実際の映像は浜崎あゆみ公式YouTubeチャンネルで視聴可能。
- (※詳しくは、本項目ページの映像外部リンクを参照。)
- 発売15年後に放送された「A BEST -15th Anniversary Edition-」のカウントダウンCMは上述の放映されたCMを復刻した上で、スマブラでのサービス告知などの情報を追加したものである。実際の映像は浜崎あゆみ公式YouTubeチャンネルで視聴可能。
出典
[編集]- ^ a b “A BEST|浜崎あゆみ”. ORICON STYLE. オリコン. 2019年12月3日閲覧。
- ^ a b c “A BEST -15th Anniversary Edition-|浜崎あゆみ”. ORICON STYLE. オリコン. 2019年12月3日閲覧。
- ^ “【週間 デジタルアルバムランキング 2020.5.18付】”. ORICON STYLE. オリコン. 2020年5月26日閲覧。
- ^ “【レコチョク月間アルバムランキング 2020.5】”. ORICON STYLE. レコチョク. 2020年6月4日閲覧。
- ^ a b “「とにかく離れたかった」浜崎あゆみが引退を考えた出来事”. Exciteニュース (2017年12月17日). 2021年5月14日閲覧。
- ^ 宇多田・あゆ初回出荷800万枚 史上空前歌姫バトル、スポーツ報知、2001年3月28日。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
- ^ 2010年版インベスターズ・ガイド (PDF) 」、エイベックス・グループ・ホールディングス、2010年、8頁。
- ^ 浜崎あゆみアルバム売上ランキング
- ^ CD トップ50 2001.3.26 - 4.1、CD トップ50 2001.4.2 - 8、CD トップ50 2001.4.9 - 15
- ^ CDソフト WEEKLY TOP20 001年3月26日~2001年4月1日「アルバム総合」、CDソフト WEEKLY TOP20 2001年4月9日~2001年4月15日「アルバム総合」、CDソフト WEEKLY TOP20 2001年4月9日~2001年4月15日「アルバム総合」
- ^ 【English Information】the 15th Anniversary Edition of the album "A(ロゴ) BEST"、浜崎あゆみ公式ウェブサイト。
- ^ “浜崎あゆみ、手書き歌詞など収録『A BEST』15周年記念盤発売&2016年アリーナツアー決定”. BARKS (2016年1月28日). 2016年1月30日閲覧。
- ^ “浜崎あゆみ『A BEST』15周年記念盤に浅田真央、仲里依紗らが寄稿。本人手書き歌詞も公開”. BARKS (2016年2月1日). 2016年2月15日閲覧。
- ^ “『A BEST -15th Anniversary Edition-』アニヴァーサリーブックに、氣志團團長 綾小路 翔がライナーノーツを寄稿。また、CD発売に先駆けて、ボーナストラック3曲を含む先行配信が決定!”. ayumi hamasaki(浜崎あゆみ) official website (2016年3月15日). 2016年3月17日閲覧。