アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
NYSE: AEO S&P 600構成銘柄 |
業種 | 小売業 |
設立 | 1977年 |
本社 | 、 |
拠点数 | 1,182 stores (Feb. 2024)[1] |
事業地域 | 世界中 |
主要人物 |
ジェイ・L・ショーテンステイン (会長) ロバート・L・ハンソン (CEO) |
製品 | 衣類、アクセサリー、ランジェリー、化粧品、靴 |
売上高 | US$5.261 billion (2023)[1] |
営業利益 | US$222.717 million (2023)[1] |
利益 | US$170.038 million (2023)[1] |
総資産 | US$3.557 billion (2023)[1] |
純資産 | US$1.736 billion (2023)[1] |
従業員数 | 40,000 (Feb. 2024)[1] |
子会社 |
Aerie Todd Snyder Quiet Logistics |
ウェブサイト |
ae |
アメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS)は、アメリカ合衆国のカジュアル系ファッションブランドである。一般的には、「AEO」「アメリカン・イーグル」などと略されて呼ぶことが多い。主に「ローライズ・ジーンズ」や「Tシャツ」「ジャケット」等を、比較的リーズナブルな価格で販売している。アメリカでは若い世代を中心に非常に人気が高く、主な購買層は15~25歳辺り。北米に1000を超える販売店を有しているほか(2011年7月現在)、アジアや中東などで出店を続けている[2]。
会社概要
[編集]1977年に、ペンシルベニア州ピッツバーグにて最高級のメンズ衣服やアクセサリーを販売していた「Silvermans Menswear, Inc (創業1904年)」の子会社として、1号店がオープン。その後も、着実に店舗を増やしていき、1991年には150を超える店舗を有していた。1996年~2001年まで平均して年間売上の増加を記録し、2001年には年間1億550万ドルもの純利益を挙げている。
サブ・ブランド
[編集]- Bluenotes - 1999年創業で、カナダにてチェーン展開していた。アメリカン・イーグルよりも更に若年層をターゲットにしたデザインが多い。2000年に、経営不振を機に「YM Inc.」へ売却された。[3]
- aerie(エアリー) - 2006年創業の、主に若い世代の女性をターゲットにしたインナーブランド。下着やパジャマ等を中心に扱っており、全体的に肌に優しい素材を使用している。
- 77 kids - 2008年創業の、2歳~10歳の子供向けブランド。現在はまだ専門店が無いため、インターネットでの購入のみ可能。
日本における展開
[編集]2010年12月21日、青山商事が住金物産(現・日鉄物産)と共同出資して設立した株式会社イーグルリテイリングが、日本におけるAEOとエアリーのフランチャイズ展開権を獲得[4][5]。2012年4月18日、東急不動産が東京都渋谷区神宮前4丁目の神宮前交差点(かつての原宿セントラルアパート跡地)に開業する東急プラザ 表参道原宿に1号店を[6]、翌19日には江東区青海(臨海副都心)の複合施設ダイバーシティ東京 プラザに[7]、相次いで開店した。2012年7月に千葉県船橋市のららぽーとTOKYO-BAYに[8]、同年冬には豊島区東池袋1丁目で三井不動産グループが開発する商業ビルに出店[9]。その後も店舗網を増やしていった。
2019年6月、事業見直しの一環で、表参道と池袋の旗艦店2店舗を年内に閉店する方針が明らかになった[10]。そして同年11月25日、青山商事は12月31日までに国内全33店舗を閉店、日本事業から撤退することを決めた[11]。 AEOは日本を重要な市場と位置づけ、ネット販売の推進とエアリーの強化を通じて、事業を継続していく方針を表明しており[10]、2020年7月、AEOの日本サイトでオンライン販売を開始[12]。2021年にはアンバサダーとして赤西仁と錦戸亮を起用した[13]。エアリーについても、2021年6月からオンライン販売を開始している[14]。その後、2022年10月に渋谷と池袋に旗艦店を出店することを同年9月に発表した[15]。2023年9月には東急プラザ表参道原宿店をオープンするなど実店舗を徐々に増やしていたが、2024年1月末で国内全店舗を閉店。オンラインショップの運営は継続されるものの、事実上日本市場から再撤退した[16]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g American Eagle Outfitters, Inc. Form 10-K for 2023 Annual Report (PDF). U.S. Securities and Exchange Commission (Report). 2024年4月28日閲覧。
- ^ “アメリカンイーグル アウトフィッターズが日本上陸!1号店は「東急プラザ 表参道原宿」!!”. ファッションTV (2012年1月19日). 2012年1月28日閲覧。
- ^ “American Eagle Outfitters selling Bluenotes”. trib total media (trib) 2009年3月18日閲覧。
- ^ “アメリカンイーグル日本初進出が正式決定 青山商事と提携”. FASHIONSNAP (2010年12月21日). 2019年11月30日閲覧。
- ^ “新たな事業の開始及び合弁会社設立に関するお知らせ”. 青山商事 (2010年12月21日). 2011年12月3日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “日本を代表する交差点に、東急不動産のリーディング施設が登場「TOKYU PLAZA OMOTESANDO HARAJUKU」“ここでしか”“ここだから”を集結した全27店舗 発表!~ 2012年4月18日(水)に開業!~”. 東急不動産 (2012年1月12日). 2012年1月13日閲覧。
- ^ “東京臨海副都心地区の複合施設「ダイバーシティ東京」 平成24年4月19日(木)グランドオープン 世界を代表するファッションブランド、大型エンターテインメント施設が多数出店”. 三井不動産 (2011年12月19日). 2012年1月8日閲覧。
- ^ “米SPA「アメリカンイーグル アウトフィッターズ」、東急プラザ表参道原宿に旗艦店”. シブヤ経済新聞 (2012年4月17日). 2012年5月2日閲覧。
- ^ “「(仮称)東池袋一丁目計画」6/30着工 「ラウンドワン」「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」の出店が決定 平成24年冬オープン予定”. 三井不動産 (2011年7月1日). 2011年12月3日閲覧。
- ^ a b “「アメリカン イーグル アウトフィッターズ」表参道と池袋の旗艦店が閉店へ”. FASHIONSNAP (2019年6月19日). 2019年11月30日閲覧。
- ^ “青山商事、「アメリカン・イーグル」全店閉鎖 年内に”. 日本経済新聞 (2019年11月25日). 2019年11月26日閲覧。
- ^ “アメリカンイーグルの、日本公式オンラインストアが復活。 <バックトゥスクール2020>コレクションも同時ローンチ。”. ソーシャルワイヤー(アットプレス) (2020年7月20日). 2021年8月29日閲覧。
- ^ “赤西仁と錦戸亮がアメリカンイーグルのアンバサダーに就任”. 小学館@DIME (2021年3月26日). 2021年8月29日閲覧。
- ^ 五十君花実 (2021年6月21日). “米アメリカンイーグルの下着ブランド「エアリー」が再上陸 “修正なし”の多様な美を打ち出し”. WWD JAPAN. 2021年8月29日閲覧。
- ^ 本橋涼介 (2022年9月21日). “「アメリカンイーグル」が日本に再進出 渋谷と池袋に10月出店”. WWDJAPAN. 2022年9月21日閲覧。
- ^ 「アメリカンイーグル」が国内店舗を全店閉鎖、実店舗復活からわずか1年で - Fashionsnap・2024年2月2日
出典
[編集]外部リンク
[編集]- American Eagle
- American Eagle
- 株式会社イーグルリテイリング コーポレートサイト - ウェイバックマシン
- American Eagle Japan (@americaneaglejp) - X(旧Twitter)
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