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Amplitude

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Amplitude
作者 Spenser Skates、Curtis Liu など
開発元 Amplitude, Inc.
初版 2012年
対応OS iOS、Android、JavaScript、Unityなど
対応言語 English、Japanese
公式サイト jp.amplitude.com
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Amplitude(アンプリチュード)は、Webおよびアプリで解析するユーザー行動アナリティクス。米国ではサービスが評価され、2016年「Forbes 2016 Cloud 100」の注目株20社に選ばれた。2019年「次世代ユニコーン50社」の1社にも選ばれている。

概要

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Amplitudeは、ユーザーを軸として、ユーザー属性やユーザー行動を分析しながら、Webおよびアプリにアクセスするユーザーを理解するためのプラットフォームです。Google AnalyticsやFirebase Analyticsのように、セッションを軸としたアナリティクスでは、インタレストや行動フローは集計できても、ユーザーを軸とした顧客理解につなげることは難しい。その点、Amplitudeはユーザーを軸としているため、ユーザー本来の属性や行動を把握することができる。

Amplitude 最大の強みの1つは、アクション・コホートツールである。ユーザーの継続率を分析する際、ユーザーにとってどのような振る舞いがWebやアプリの継続率を伸ばしているのか、今までのアクセス解析では比較が難しかった。Amplitudeは、継続率を伸ばしている振る舞いはどれか探し当て、比較することができる。

マイクロソフトTwitterアディダスサムスン電子PayPalSquareなど12,000以上の企業が導入し、デジタルビジネスの成長を加速させている。

歴史

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2012年、次世代のプロダクトおよび成長マネージャーの分析ニーズを満たすため、Amplitudeを設立。Spenser SkatesとCurtis Liuは、Android用の音声認識アプリ「Sonalight」に取り組んでいた時、既存の分析ツールはモバイル向けにうまく拡張できず、ユーザー数やページビュー数のようなバニティメトリック(虚栄の指標)以上のものを提供するのには柔軟性もなく、インパクトが欠けることに気づき始めた[1]

最終的に、Sonalight内でユーザーが何をしていたか、そしてその行動が保持にどのように影響したかを理解するために、独自のインフラストラクチャを構築、保持期間が50%増加することに成功した。モバイルのプロダクトマネージャーが、ユーザーの行動に関する質問に回答し、プロダクトを改善する方法を見つけ、最終的にはより多くのユーザーを保持し、ビジネスを成長させるために、Amplitudeを成長させた[2]

主な機能

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Amplitudeを導入すると以下の機能が利用できる[3]

  • ユーザーイベント集計
  • 新規、定着、復帰、休眠ユーザーの分類
  • マジックナンバー抽出
  • ファネル分析
  • リテンション分析
  • ユーザーのジャーニー集計
  • 行動クラスタの分類
  • LTV、ARPU、ARPPUの集計

インストール

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以下のAPIやSDKを利用してAmplitudeを導入することができる[4]

データ統合

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以下のプラットフォームと連携ができ、複雑な分析が可能となる[5]

  • Adjust
  • AppsFlyer
  • Branch
  • Kochava
  • mParticle
  • Optimizely
  • Salesforce
  • Segment
  • SendGrid
  • Singular
  • Taplytics
  • Tealium
  • TUNE
  • Zendesk Connect

エクスポート連携

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Amplitudeイベントデータを以下プラットフォームでロードできる[6]

  • Google Cloud Storage
  • Snowflake
  • Amazon S3
  • AWS AppFlow
  • Dashboard Rest API

無料範囲

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  • 広告は一切表示されない
  • 月間 1,000万イベントまで無料
  • チャート機能(Basic)が利用できる
Amplitude
Amplitude, Inc.
種類 私企業
本社所在地

アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州サンフランシスコ

北緯37度47分10秒 西経122度23分55秒 / 北緯37.78611度 西経122.39861度 / 37.78611; -122.39861座標: 北緯37度47分10秒 西経122度23分55秒 / 北緯37.78611度 西経122.39861度 / 37.78611; -122.39861
設立 2012年
業種 情報通信
事業内容 Webおよびアプリのユーザー行動分析ツール
代表者 CEO Spenser Skates
外部リンク amplitude.com(英語)
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沿革

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  • 2012年 - Y Combinatorsのアクセラレータプログラム(YC W12)出身のファウンダーがモバイルアナリティクスを提供[7]
  • 2015年6月 - 900万ドルを調達(シリーズA)[8]
  • 2016年6月 - 1,500万ドルを調達(シリーズB)[9]
  • 2016年9月 - 世界のクラウド企業を選出した「Forbes 2016 Cloud 100」より、注目株20社の1つとして選ばれる[10]
  • 2017年8月 - 3,000万ドルを調達(シリーズC)[11]
  • 2018年10月 - グロースを牽引するリーダーが参加するカンファレンス「Amplify」を開始
  • 2018年12月 - 8,000万ドルを調達(シリーズD)[12]
  • 2019年2月 - ニューヨーク・タイムズとCB Insightが選ぶ、最も将来性のある「次世代ユニコーン50社」の1つに選ばれる[13]
  • 2020年3月 -予測分析のスタートアップである ClearBrain を買収[14]
  • 2021年5月 - 顧客データ分析のスタートアップ企業 Iteratively を買収[15]

日本での展開

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2019年9月、日本に拠点を設けてビジネス展開を開始[16]。日本市場においてはパートナー企業とともに、導入から運用までのサポートを行っている[17]

注記

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関連項目

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外部リンク

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