アンドリュー・ドスト
アンドリュー・ドスト | |
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ラスベガス公演にて(2012年) | |
基本情報 | |
原語名 | Andrew Dost |
生誕 | |
学歴 | 中央ミシガン大学卒業 |
ジャンル | |
職業 | |
担当楽器 | |
活動期間 | 2003年 - |
レーベル | フュエルド・バイ・ラーメン |
アンドリュー・ポール・ドスト(Andrew Paul Dost[2]、1983年4月10日 - )は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、マルチプレイヤー、作曲家[3]。メタル・バブル・トリオ(Metal Bubble Trio)のメンバーで[4]、2003年から2007年まではアナサロ、2008年から2015年まではFUN.のメンバーとして活動していた。
生い立ち
[編集]ミシガン州フランクフォートで、フランクフォート高校の教師だった両親のもとに生まれる[1][5][6]。
ミシガン州キャス・シティ[2]やフランクフォートで育ち[5]、9歳の時にピアノの演奏、5年生の時にトランペットの演奏、13歳の時にギターの演奏を始めた[2]。2001年にフランクフォート高校の総代として卒業[5]。2005年に中央ミシガン大学を卒業した[7]。
ドストの父は「アンドリューはフリューゲルホルン、鍵盤楽器、ギター、メロディカ、ドラムを演奏するから、私たちはいつも音楽の道を勧めていた。歌うこともできたからね。私はアンドリューがやりたいことをやって、それで生計を立てることができることをとても喜び、そして誇りに思うよ。車の支払いまでうまくいくかどうか疑問に思うだろうけど、親としては子供が満足できることを願っているよ」と語っている[5]。
経歴
[編集]2003年 - 2007年 : アナサロ
[編集]2003年にアナサロに加入し、鍵盤楽器とフリューゲルホルンを担当[1]。2007年に初のフル・アルバム『Floating World』を発売[8]。その後楽曲制作、録音作業、ツアーなどを続けるも2007年に脱退[2]。ドストは脱退理由をアナサロの活動拠点がミシガン州からシカゴに移ったことを挙げている[1]。
脱退後の2008年11月18日に発売されたスタジオ・アルバム『Canopy Glow』にゲスト参加した[9]。
2008年 - 2015年 : FUN.
[編集]2008年、ネイト・ルイスに誘われ、ルイスやスティール・トレインのジャック・アントノフとともにインディー・ポップ・バンドであるFUN.を結成[10]。2人とは過去にライブで共演したことがあったため面識があった[8]。
2009年8月25日にNettwerk Recordsからデビュー・スタジオ・アルバム『エイム・アンド・イグナイト』を発売[11][12]。同作はBillboard 200で最高位71位を記録した[13]。
2012年2月21日、2作目のスタジオ・アルバム『サム・ナイツ 〜蒼い夜〜』をフュエルド・バイ・ラーメンから発売[14]。Billboard 200で初登場3位を記録し[13]、2022年2月までにアメリカ国内で300万枚以上の売上を記録した[15]。同作からの第3弾シングルである「キャリー・オン」のミュージック・ビデオではオリジナルスコアを手がけた[16]。
2015年2月5日、公式サイト上でFUN.の活動休止と各メンバーがソロ活動に専念することを発表[17][18][19]。
その他の活動
[編集]2009年5月26日、ソロアルバム『Columbus』を発売[20]。
2015年に公開された映画『バッド・ブロマンス』のサウンドトラックの作曲をアントノフとともに手がけた[22][23]。同年11月4日に発売されたザッド・ドッグの楽曲「Mean What I Say」に客演した[24]。
2016年4月29日、第25回デトロイト・ミュージック・アワードの式典で演奏[25][26]。
2021年、拠点を地元であるミシガン州に移す[27]。同時期よりインターロッケン・センター・フォー・ジ・アーツでシンガーソングライター育成プログラムの講師を務めている[3]。
2022年、メタル・バブル・トリオを結成[28]。
作品
[編集]アナサロ
[編集]- Floating World(2006年)
FUN.
[編集]- 『エイム・アンド・イグナイト』 – Aim and Ignite(2009年)
- 『サム・ナイツ 〜蒼い夜〜』 – Some Nights(2012年)
ソロ作品
[編集]- シングル
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- "Mean What I Say"(2015年)※ザッド・ドッグ with アンドリュー・ドスト
- スタジオ・アルバム
-
- Columbus(2009年)
サウンドトラック
[編集]- 『バッド・ブロマンス』 – The D Train(2015年)[22][23]
- It's Me, Hilary: The Man Who Drew Eloise(2015年)[29]
- Beirut Dreams in Color(2022年)[30]
- Marqueetown(2024年)[31][32]
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d "Eric Burdon & Andrew Dost: Songs of war, messages of hope". Elmore Magazine. Elmore Friendly Inc. 2013年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月22日閲覧。
- ^ a b c d Parker, Aubrey (21 June 2023). "Andrew Dost: More than fun. from Frankfort". betsiecurrent.com. Betsie Current LLC. 2024年7月22日閲覧。
- ^ a b Sewell, Amanda (16 December 2022). "Christmas mayhem and Muppet mischief with Andrew Dost". Interlochen Public Radio. 2022年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月22日閲覧。
- ^ "About". metalbubbletrio.com. 2024年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月22日閲覧。
- ^ a b c d Drahos, Marta Hepler (2 March 2012). "Frankfort native is having 'Fun.'". Record Eagle. CNHI. 2023年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月25日閲覧。
- ^ Stanton, Anne (30 January 2013). "Frankfort native has 'fun.' in the spotlight". Record Eagle. CNHI. 2023年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月25日閲覧。
- ^ Dost, Andrew (12 January 2007). "Seeing a new city through the eyes of a local". Record Eagle. CNHI. 2016年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月25日閲覧。
- ^ a b Murdock, Sebastian (4 October 2010). "Profile: Andrew Dost". Cuindependent. PencilDesign. 2024年7月29日閲覧。
- ^ "Canopy Glow | Anathallo". Bandcamp. 2024年7月28日閲覧。
- ^ Graham, Blake J. (12 April 2012). "Truth in Words, in Rhymes, in Notes: An Interview with Nate Ruess of Fun". The Airspace (Interview). 2017年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ "Aim and Ignite | fun". Bandcamp. 2024年7月29日閲覧。
- ^ Brickner, Sara (25 August 2009). "fun.fun., with Hellogoodbye, Limbeck, My Favorite Highway at Chop Suey, 6 p.m.,". Seattle Weekly. Sound Publishing. 2024年7月29日閲覧。
- ^ a b "Fun. Chart History (Billboard 200)". Billboard. 2024年7月29日閲覧。
- ^ Zemler, Emily (2 March 2012). "Fun.: The Billboard Cover Story". Billboard. 2022年2月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ Gonzalez, Alex (21 February 2022). "Fun.'s 'Some Nights' Album Turns 10: Remembering the Recording Sessions That Yielded 'We Are Young'". Variety. Penske Media Corporation. 2024年6月18日閲覧。
- ^ Gallo, Phil (17 April 2014). "Fun.'s Andrew Dost Talks Scoring New MTV Series 'Faking It' (Exclusive)". Billboard. 2022年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ "Fun., A Message From Nate, Jack & Andrew". Ournameisfun.com. 2015年6月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ Spanos, Brittany (5 February 2015). "Fun. Dispel Breakup Rumors, Talk New Album Delay". Rolling Stone. 2020年8月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ "ファン.、それぞれのソロ活動のためしばらくの活動休止を宣言". rockin'on.com. ロッキング・オン. 2023年4月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ "Play Columbus by Andrew Dost". Amazon Music. Amazon.com. 2024年7月29日閲覧。
- ^ ABC WORLD NEWS: ANDREW DOST COMPOSES MUSIC FOR DOGTV. DOGTV. 26 August 2014. 2024年7月29日閲覧。
- ^ a b Graff, Gary (2 May 2015). "Fun.'s Andrew Dost Talks Writing Film Song With Jack Antonoff, 'Nebulous' Future of Their Band". Billboard. 2021年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月25日閲覧。
- ^ a b Graff, Gary (17 June 2021). "Rocker Andrew Dost finds new fun in films". The Morning Sun. MediaNews Group. 2024年7月29日閲覧。
- ^ "Mean What I Say (with Andrew Dost) - Single - ザッド・ドッグのアルバム". Apple Music. Apple. 2024年7月29日閲覧。
- ^ "Music Monday: Andrew Dost of fun". ClickOnDetroit.com. Graham Media Group. 2016年4月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ "Andrew Dost performing at the Detroit Music Awards April 29". FOX 2 Detroit. 2020年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ Manning, Craig (20 June 2021). "From The Grammys TO Acros The Street From His Parent In Traverse City". the Ticker. 2021年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ "Andrew Dost brings Christmas mischief, fun to Leland's Old Art Building". Glen Arbor Sun (Interview). 16 December 2022. 2024年7月29日閲覧。
- ^ Stanley, Alessandra (22 March 2015). "Review: 'It's Me, Hilary' Documentary Spotlights Eloise's Illustrator". The New York Times. The New York Times Company. 2015年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月29日閲覧。
- ^ "'One good song can do more than 5,000 protests': the queer revolution in the Middle East". The Guardian. Guardian News & Media. 2024年7月29日閲覧。
- ^ Boursaw, Jane Louise (17 March 2024). "Old Mission Filmmakers Celebrate Historic Arthouse Theaters in 'Marqueetown'". ld Mission Gazette. Interlochen Public Radio. 2024年7月29日閲覧。
- ^ Ronco, Ed (4 April 2024). "Christmas mayhem and Muppet mischief with Andrew Dost". Interlochen Public Radio. 2024年7月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- Andrew Dost (@andrewdost) - X(旧Twitter)