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Ape Out

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Ape Out
ジャンル Beat 'em up
対応機種 Microsoft WindowsSteam
Nintendo Switch
開発元 ゲイブ・クジーロ(Gabe Cuzzillo)[1]
発売元 Devolver Digital
美術 ベネット・フォディ
発売日 Switch版:2019年2月28日[1]
Steam版:2019年3月1日[1]
対象年齢 CEROD(17才以上対象)
ESRBT(13歳以上)
PEGI16
USK16(16歳未満提供禁止)
ACB:MA15+
コンテンツアイコン CERO:暴力
ESRB:Blood, Violence
エンジン Unity
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映像外部リンク
発売日決定のトレーラー
プレイアブルトレイラー
スイッチ版トレーラー

Ape Out』(エイプ・アウト)は、アメリカのゲームソフト開発者ゲイブ・クジーロが開発し、Devolver Digitalより発売されたアクションゲームBeat 'em up)。SteamNintendo Switch向けに配信されている。

システム

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本作は檻から脱走したゴリラが人間たちを倒しながら出口を求める様子を描いたアクションゲームである[1]。 本作の画面構成は『ホットライン・マイアミ』のような見下ろし型だが、キャラクターやオブジェクトはすべて単色のシルエットで描かれている[2]。 本作の主人公であるゴリラは攻撃した人間を一瞬で肉塊にするほどの怪力を持つ一方、押すとつかむの二つのアクションしかできない上、数発の銃弾で死亡する[3]。 このため、警備の手薄なルートを選択したり、破壊した壁や扉などで人間からの攻撃を防御したり[4]、捕らえた人間を盾にして銃を乱射させる戦法をとる必要がある[2]

各ステージは架空のレコードアルバムという設定であり、ステージの前半(A面)と後半(B面)の間には、レコードを裏返す演出がとられている[5]。これに関連して本作のBGMはフリージャズ調のドラムが用いられており、ゴリラが人間を倒す際にシンバルなどの楽器が鳴り、ジャズセッションを繰り広げられているような音楽となる[4][5]

なお、本作のステージは自動生成されるため、主人公が死亡する度にマップの構成が若干変化し、死亡時には主人公がたどってきた道が表示される[5]

開発

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本作は『FOILED』などの製作で知られるゲイブ・クジーロによって開発され、開発作業は2014年に開始された[2]。 開発した当初はアート性のある内容ではなかったが、ベネット・フォディ英語版からゴリラを単色のシルエットにしてはどうかというアドバイスを受けたことにより、現在のような形になった[2]

ゲームの展開に合わせて音楽を変化させるという手法は、『Everyday Shooter』からヒントを得ており、クジーロがGamesIndustry.bizに語ったところによると、プレイヤーが敵を倒したときにシンバルを鳴らすという演出は、ハーモニクスの元スタッフであるマット・ボッシュ(Matt Boch)の協力によって実現したとされている[6]

販売

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2017年に開かれたPAX EAST 2017では同年内に発売予定とされ、プレイアブルトレイラーの配信も行われたが[4]、その後2019年2月7日発売予定とアナウンスされ[2][7]、最終的には2019年2月28日にSwitch版が、3月1日にSteam版がそれぞれ発売された[1]

評価

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IGNのまきちゃんは、本作の破壊的な暴力表現を評価し、特にゴリラが人間をつかむ動作を取り入れたことを評価した[8]。 4Gamer.netのgingerは「ハイペースで死と復活を繰り返していくうちに,気づけばどっぷりとこの暴力的な世界にのめり込んでいるという,中毒性の高いゲームに仕上がっているのだ。」と評価し[3]、電撃オンラインのまさんも同様の評価を寄せている[9]

受賞

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  • 英国アカデミー賞 Audio Achievement部門 - 受賞[6]

脚注

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  1. ^ a b c d e 自由を求めるゴリラの脱走劇を描くアクションゲーム,「Ape Out」の配信日が決定”. 4Gamer.net. Aetas (2019年2月28日). 2019年3月2日閲覧。
  2. ^ a b c d e 古嶋誉幸. “ジャズ・ゴリラ。シャレオツBGMに合わせて暴れまわるアクションゲーム『APE OUT』PCとNintendo Switchで2月に発売へ”. 電ファミニコゲーマー. ドワンゴ. 2018年12月16日閲覧。
  3. ^ a b ginger (2019年3月13日). “インディーズゲームの小部屋:Room#574「APE OUT」”. 4gamer.net. Aetas. 2019年11月10日閲覧。
  4. ^ a b c ミル☆吉村 (2017年3月12日). “アクションゲーム『Ape Out』。暴走ゴリラは、圧倒的な暴力を楽器に怒りと哀しみのジャズを奏でる【GDC 2017】”. ファミ通. エンターブレイン. 2018年12月16日閲覧。
  5. ^ a b c ミル☆吉村 (2019年2月28日). “『Ape Out』暴走ゴリラの怒りの脱出劇が、人間を打楽器にした野性的ジャズドラムセッションへと昇華される! Switch/PCで本日配信”. ファミ通. エンターブレイン. 2019年3月2日閲覧。
  6. ^ a b 英国アカデミー賞を受賞したApe Outの進化の過程”. jp.gamesindustry.biz. Aetas (2020年4月15日). 2020年5月2日閲覧。
  7. ^ RIKUSYO (2018年12月7日). “ゴリラのバイオレンス脱出ACT『APE OUT』配信日決定! 行く手を阻む人間は皆殺し”. Game*Spark. イード. 2018年12月16日閲覧。
  8. ^ まきちゃん (2019年3月11日). “『Ape Out』レビュー”. IGN Japan. 2019年11月10日閲覧。
  9. ^ まさん (2019年4月9日). “【おすすめDLゲーム】『Ape Out』は殴って投げて野生に帰る、バイオレンスでハイセンスなゴリラアクション”. 電撃オンライン. 2019年11月10日閲覧。

外部リンク

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