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AvePoint

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
AvePoint
種類
 Public
市場情報 NASDAQ: AVPT
業種 コンピューターソフトウェア[1]
設立 2001年
本社 アメリカ合衆国 ニュージャージー州 ジャージーシティ
主要人物
 Xunkai (Kai) Gong
(Executive Chairman & co-founder)
Tianyi (TJ) Jiang
(CEO and co-founder)
製品 Cloud Governance
Cloud Backup For Office 365
Cloud Backup For Salesforce
Cloud Backup For Dynamics 365
Cloud Insights
Cloud Records
Citizen Services
MyHub
Cloud Management
Policies and Insights
DocAve
Governance Automation
AvePoint Migration Platform
Perimeter
Compliance Guardian
Office Connect
Records
売上高 増加 $151.5 Million(2020)[2]
従業員数
 ~1,400 (2020)
ウェブサイト https://www.avepoint.com/
AvePoint Japan株式会社
設立 2008年
本社 東京都港区高輪4-10-18 京急第一ビル11階
主要人物
 塩光 献
(代表取締役)
テン·イー (Tianyi Jiang)
(代表取締役)
ウェブサイト https://www.avepoint.com/jp

AvePoint（アブポイント）はMicrosoft 365でのデータの移行、管理、保護のSaaSソリューションを手掛ける最大手の独立系ソフトウェアベンダーである[3] 。

米AvePointは2001年に設立され、アメリカ合衆国ニュージャージー州ジャージーシティに本社を置いている。同社はまた、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スイス、日本、シンガポール、中華人民共和国にもオフィスを構えている。2008年には日本法人AvePoint Japanが設立されている。

創業以来マイクロソフト社と関係が深く、過去にMicrosoft Partner of the Yearを5回受賞している。[4]

沿革

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2001年にシュンカイ・ゴン（Xunkai Gong）とテン・イー（Tianyi "TJ" Jiang）の2名によって米国で設立された。当初はマイクロソフトの電子メールサービスであるExchangeのバックアップ製品を開発・販売していた。その後、SharePointを中心としたマイクロソフトの製品のバックアップ製品の開発に注力対象を切り替え[5]、企業データの移行、管理、保護を軸に事業展開している。

2008年に日本法人を設立した。[5]

2020年11月にSPACを通じての上場の計画を発表し、2021年7月2日にNASDAQへの上場を完了した。[6][7]

製品

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企業のデータの移行、管理、保護をサポートするソリューションをSaaSとオンプレミスで提供している。

SaaS製品

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AvePointのクラウドは世界の14以上のデータセンターでホストされており、4つの言語でサービスを提供している。同社のSaaS製品には以下のようなものがある。

  • AvePoint Cloud Backup Microsoft 365、Dynamics、Salesforce、Google Workspaceなどを対象にした無制限のクラウドバックアップ。[8]同製品は2021年11月にフォレスター・リサーチ社のレポートにて、データ保護SaaSアプリケーション部門で最もスコアの高い「リーダー」として選ばれている。[9]
  • AvePoint Cloud Governance Microsoft 365のワークプレイス（Teams、Sites、Groupsなど）のプロビジョニングや管理、保守を自動化[10]
  • AvePoint Policies and Insights Microsoft 365の情報管理ポリシーに違反する権限・メンバー・構成の変更を自動で検出・修正[11]
  • AvePoint Cloud Records Microsoft Office 365のコンテンツ、物理記録の管理をシンプル化し、リスク抑制・コンプライアンス遵守を実現[12]
  • AvePoint EduTech 教育機関や社員教育を必要とする企業向けの、Microsoft 365に統合された学習管理システム[13]
    • Curricula: Microsoft 365とMicrosoft Teamsに統合された学習管理システム。コラボレーションを促し、生徒がいつどこでも、どのデバイス上でも学習できる環境を提供
    • Examena: 試験の管理システム。顔認識システムやAIの不正対策、万一の通信切断機能などが備わっており、オンライン試験が安全で公平に実施できるようになる。また、テスト会場の選定やマーキングの自動化など、オフライン・オンラインに関わらず、試験業務を円滑にするソリューションを提供

オンプレミス製品

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  • AvePoint FLY Server データの移行製品。SharePoint、ファイルサーバー、Box、Dropbox、Microsoft 365など含む数十の移行元から、Microsoft 365のTeams、Groups、Exchange、OneDrive、SharePointへとデータを移行できる[14]

脚注

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  1. ^ “Channelling value through SharePoint”. Channel Pro (2012年). 7 August 2012閲覧。
  2. ^ “Apex Technology Acquisition Corporation and AvePoint Announce Record Full Year 2020 Financial Results” (2021年). 11 March 2021閲覧。
  3. ^ “AvePoint Strikes Deal to Go Public Via Apex Technology SPAC” (英語). Bloomberg.com. (2020年11月23日). https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-11-23/avepoint-strikes-deal-to-go-public-via-apex-technology-spac 2020年11月24日閲覧。 
  4. ^ “Microsoft との強力なパートナーシップ”. 2022年2月8日閲覧。
  5. ^ a b “AvePoint 企業概要”. 2022年2月8日閲覧。
  6. ^ “MS Officeのサポート企業AvePointが企業価値2100億円でSPAC経由の上場へ”. 2022年2月8日閲覧。
  7. ^ “AvePoint CEO Jiang: IPO Brings Scale, Accelerates Mission To Becoming ‘100 Percent Channel’”. 2022年2月8日閲覧。
  8. ^ “Cloud Backup for Microsoft 365, Dynamics 365, and Salesforce” (英語). AvePoint. 2020年11月24日閲覧。
  9. ^ “The Forrester New Wave™: SaaS Application Data Protection, Q4 2021”. 2022年2月7日閲覧。
  10. ^ “Scale, Automate, & Secure” (英語). AvePoint. 2020年11月24日閲覧。
  11. ^ “Policies & Insights for Microsoft 365” (英語). AvePoint. 2020年11月24日閲覧。
  12. ^ “Cloud Records for Microsoft 365” (英語). AvePoint. 2020年11月24日閲覧。
  13. ^ “AvePoint Launches EduTech To Improve Higher Education Technology” (英語). AvePoint. 2021年7月12日閲覧。
  14. ^ “SharePoint & Office 365 Migration” (英語). AvePoint. 2020年11月24日閲覧。

外部リンク

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