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BBコミュニケーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

BBコミュニケーター(びーびー・こみゅにけーたー)は、ソフトバンクBBが提供するIP電話サービスとメール、スケジューラーなどのアプリケーションサービスを統合したコミュニケーションサービスの商標

概要

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通常、IP電話は特定のプロバイダーでしか利用できないが、BBコミュニケーターはどのプロバイダーでも利用できるIP電話サービスである。本来、ソフトバンクBBが提供するBBフォンを利用するためには、同社が提供するブロードバンドサービスであるYahoo! BBに加入する必要があったが、BBコミュニケーターに加入すれば、どのプロバイダーでもBBフォンを利用することができ(厳密にはBBフォンとは異なるサービスであるが、料金などはほとんど同等である)、無料通話や格安で通話ができる。

BBコミュニケーターには、家庭の電話機に接続して利用する電話アダプター、パソコン上で電話ができるフォンアプリ、フォンアプリがUSBメモリに格納されており、パソコンにインストールしなくてもフォンアプリが利用できるUSBフォンの3タイプがある。 また、電話サービス以外にもメール、スケジューラー、ToDo、アドレスブック、メモなどの機能がウェブブラウザ上で利用できる。

終焉

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2011年1月31日をもってBBコミュニケーターのサービスを終了することになった[1]

特徴

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特徴として以下の点があげられる。

  • 「my BBコミュニケーター」が正式名称である。
  • 050で始まる番号をひとつ持つことができる。
  • BBコミュニケーターの会員同士はもちろん、Yahoo!BBのIP電話、BBフォンとも無料で通話ができる。
  • 現在ソフトバンクテレコムが運営するISP、ODNのIP電話とも無料で通話ができる。(2009年1月27日より)
  • 無料通話の場合には、呼び出し音の前に「プププ」という音が2回聞こえることで確認ができる。
  • どのプロバイダーに加入していても利用できる。
  • インターネット回線、PC、ヘッドセット(あるいはイヤホン+マイク)があれば、あとは無料でダウンロードできるフォンアプリをインストールすることで利用できる。
  • 基本料金(315円+ユニバーサルサービス料8.4円)+従量課金で利用できる。(フォンアプリの場合)(2009年4月15日現在)
  • 家庭の電話機を使うためには別途ルーターのレンタル/購入が必要である。
  • 日本国内であれば、距離に関係なく格安の料金で通話ができる。
  • 海外からでも日本国内への通話であれば、国内料金で通話ができる。
  • 電話の転送(転送電話)や留守番電話(ボイスメール)が標準でついている。
  • ボイスメールはメールに添付の形で指定のメールアドレスで受信することができる。(.wavファイルで添付される)
  • おトク割というオプションに加入すれば、一般加入電話とは3分7.35円、携帯電話とは1分15.75円という格安の料金で通話ができる。

BBコミュニケーターの端末

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BBコミュニケーター対応ブロードバンドルータ

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13,440円で購入、または月399円(無線LANキットを利用する場合はさらに714円プラス)でレンタルできる。家庭用の電話機とモデム等のインターネット接続機器に接続すると家庭用の電話機でBBコミュニケーターでの通話ができる。また、無線ブロードバンドルータとしても利用が可能。

フォンアプリ

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BBコミュニケーターのホームページから無料でダウンロードが可能。パソコン上でIP電話、チャットが利用できる。パソコン上で相手の電話番号をダイヤルすることによって、電話をかけることができるが、あらかじめアドレスブックに登録しておけば、電話したい相手をクリックするだけで(クリックコール)電話することができる。電話やチャットをする際、プレゼンス(在席)情報を確認することにより、相手が電話やチャットをできるか確認できる。

BBコミュニケーター専用USBフォン

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3,675円で購入できる。フォンアプリがUSBメモリの中に入っており、自宅や会社以外のパソコンでBBコミュニケーターを利用するときに、フォンアプリをインストールしなくてもよい。メモリサイズは256MB。

BBコミュニケーターの機能

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IP電話

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BBコミュニケーター会員同士、BBフォンとは無料で通話だけでなく、一般加入電話携帯電話国際電話とも通話が可能。また、転送電話やボイスメール(留守番電話)も利用できる。

アプリケーション

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メール、スケジューラー、アドレスブック(アドレス帳)、ToDo、メモをWEBブラウザで利用できる。 メールはWEBブラウザ以外でも、POPIMAPに対応したメールソフトでも利用可能。また、MAPIコネクタというソフトをダウンロードすることによりMicrosoft社のOutlookでもアプリケーションを利用することができる。

法人向けサービス

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2007年8月31日のソフトバンクBBのプレスリリースによると、今後、法人向けサービスとして、 MicrosoftのExchangeサーバの代わりとなるグループウェアをASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式で提供する予定で、この法人向けサービスを導入すると、今までOutlookを使っていたユーザがExchangeサーバを運用する必要がなくなるため、大幅な運用コストの削減が見込める。

外部リンク

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