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BGLB培地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

BGLB培地(ビージーエルビーばいち、ブリリアント・グリーン乳糖ブイヨン培地)とは微生物学において大腸菌群の検査に用いられる培地である。

概要

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本培地は大腸菌群の一次試験として用いられる液体培地である。加温溶解した本培地をダーラム管を入れた試験管に分注した後、高圧蒸気滅菌する。 冷却後、試料を接種し培養する。 試料中に大腸菌群が存在すれば乳糖発酵してガスを産生するため、ダーラム管内にガスが溜まる。また、乳酸が産生されるため液性が酸性に傾き、液色が本来の緑色から黄緑色~黄色に変化する。

なお、大腸菌群の検査には同様の使い方をする培地として乳糖ブイヨン(LB)培地があるが、BGLB培地はブリリアントグリーン及び胆汁の作用でグラム陽性菌の発育を阻害し、胆汁により大腸菌群の発育を促進する[1]

用途

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主に食品中などの大腸菌群試験に用いられ、衛生試験法注解、食品衛生検査指針、乳および乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)、食品添加物等の規格基準、上水試験方法など各種の公定法に採用されている。

脚注

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  1. ^ 乳糖ブイヨンとの差異については坂崎ら(1990:65, 305)を参照。

参考文献

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  • 坂崎利一、田村和満、吉崎悦郎、三木寛二、1990『新 細菌培地学講座・下II 第二版』(近代出版)1990年1月20日、ISBN 4-87402-468-8

関連項目

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