BODY HAZARD
ジャンル | アクション |
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対応機種 | PlayStation、PlayStation 3、PlayStation Vita、PlayStation Portable、Microsoft Windows 95 |
開発元 | Gray Matter Interactive |
発売元 | ASC Games、、ヒューマン(日本版) |
人数 | 1人 |
メディア | CD-ROM1枚組 |
発売日 | 1997年7月3日(日本版) |
デバイス | なし(パスワード形式) |
BODY HAZARD(ボディハザード)は1996年にアメリカのGray Matter Interactive[注 1]がASC Games社の為に開発し、ASC GamesによりPlayStationにて発売されたアクション・アドベンチャーゲーム"Perfect Weapon(パーフェクトウエポン)"の日本版(日本版はヒューマンから発売)。1997年にセガサターンでもリリース予定されていたがキャンセルされた。また1997年にPCにてWindows 95版も出ており、当時エレクトロニック・ゲーミング・マンスリーで「鉄拳2とバイオハザードが出会う」と書かれて販売されていた。2010年3月25日に北米でPSOne ClassicとしてPlayStation Network用として再リリースされており、PlayStation Portable、PlayStation 3、PlayStation Vitaでプレイできる。日本国内では「クソゲー」としてコアな人気がある。
概要
[編集]マーシャルアーツのチャンピオンだった主人公の地球司令部国防軍のエージェント、キャプテン・ブレイク・ハンターが何者かにさらわれた。気づくと主人公は異世界に立っており、襲いかかる敵を倒しながら脱出を試みる。
ゲームの開発は、バイオハザードの様な多彩なカメラワーク視点のアドベンチャーゲーム的要素に、鉄拳2の様な格闘ゲームの要素を合わせ持ったゲームを作ったら、もしかしたら面白くなるのでは?と、配信元のパブリッシャーのエレクトロニック・アーツによって広告され、難しかったが、ASC GamesリリースでGray Matter Interactiveの開発者らによりこのゲームの開発がされ、Perfect Weaponのゲームが作られた。バイオハザードや鉄拳などの人気ゲームの要素を合わせたゲームを作ったら面白くなるのでは、と言うコンセプトで作られたゲームであったものの、グラフィックは評価されたが、操作性の悪さなど含めてうまく融合しておらず、評価はいまいちであまり良くなかった。因みにこのゲームの開発元のGray Matter Interactiveは、このゲームと似たような多彩なカメラワーク視点に格闘ゲーム的要素を合わせたシステム路線で、アクレイム社から発売の『The Crow: City of Angels』[注 2]と言うアクションゲームも開発している。
またASC Gamesがリリースして続編の『Perfect Weapon 2』[注 3]の開発もする予定だったが、結局キャンセルされ開発されなかった。
バイオハザードの様な多彩なカメラワークのアドベンチャーゲームや鉄拳の様な格闘ゲームのシステムの他に、ダブルドラゴンやファイナルファイトの様なベルトスクロールアクションゲームの影響を受けていると思われる。またFighting Force(メタルフィスト)はある程度、このゲームの影響を受けているところがあると思われる。
ゲームシステムと問題点
[編集]主人公、敵ともに素手で、様々なコマンドを駆使しながら敵を倒していく。ゲームレベルはさほど高くないといわれる[誰によって?]。
- カメラワークのひどさはゲーム史上屈指ともいわれる。不可解なタイミングで視点がこまめに切り替わるため、マップ上で自分がどこに立っているのか常に把握していなければ、敵と戦うこともままならない。
- シナリオに一区切りつくごとに主人公がモノローグを語るのだが、英語で字幕もないため、英語の苦手なユーザーは何を言っているのか全くわからない。敵のセリフも同様。
- 地形の端まで行くと主人公は"No Way."と発する。本作では地形端に達することがたびたび起こるので、そのたびに主人公が発する"No Way."はこのゲームを一言で表しているという評価がある[誰によって?]。
- メモリーカードでセーブするのではなく、海外のゲームで良くあるパスワード形式である[注 4]
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 後に『Return to Castle Wolfenstein』や『Call of Duty: United Offensive』などを開発するGray Matter Studiosは、名前は似ているが別の会社。
- ^ 1996年の映画『THE CROW/ザ・クロウ(1994年の『クロウ/飛翔伝説』の続編)』を基にしたゲーム。日本でも『ザ・クロウ』として、プレイステーションやセガサターンにて発売されている。
- ^ 元は「Final Weapon」とも呼ばれた。
- ^ なお、海外版ではパスワード形式の他、メモリーカードでのセーブも可能。しかし、日本版説明書ではそれを考慮せず翻訳したのか、難所でこまめにセーブを勧めるような、一分内容との不整合がある。