BTM-3
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BTM-3(ロシア語: БТМ-3)は、1970年代にソビエト連邦軍向けに開発された、塹壕を掘るための工兵車両の一種である。21世紀においてはロシア連邦軍が引き継いでおり、2022年ロシアのウクライナ侵攻に実戦投入されている[1]。「BTM」は「快速輸送車」(Быстроходная траншейная машина)の略。
概要
[編集]装軌式の重砲兵トラクターであるAT-Tの荷台部分に円盤状の掘削機を搭載した車両で、走行するだけで幅約1m、深さ約1 - 1.5mの塹壕や灌漑用水路を掘ることができる。通常の地面で1時間に800[1]~1,000m、ツンドラの凍結した地面でも一時間に250mを掘ることが可能である。
後継車両にBTM-4M "トゥーンドラ"がある。
脚注
[編集]- ^ a b 露軍が「防衛線800キロ・メートル」スペイン紙報道 ウクライナ反攻に備え『読売新聞』朝刊2023年4月22日(国際面)同日閲覧
関連項目
[編集]カルチベーター No.6 - 戦間期イギリスの塹壕掘削機