バッハ (曖昧さ回避)
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バッハ (Bach)
人物
[編集]ドイツ語の姓。原義は「小川」とされるが、異説も存在する[1]。
バッハ家
[編集]17世紀から18世紀にかけて多くの音楽家を輩出した一族。単にバッハと呼んだ時には“大バッハ”ヨハン・ゼバスティアン・バッハを指すのが普通である。彼をはじめとした一族が作曲した作品は現在でも広く演奏されている。詳細はバッハ家を参照のこと。
- ハインリヒ・バッハ (Heinrich Bach, 1615-1692)
- ヨハン・クリストフ・バッハ (Johann Christoph Bach, 1642-1703)
- ヨハン・ミヒャエル・バッハ (Johann Michael Bach,1648-1694)
- ヨハン・ルートヴィヒ・バッハ (Johann Ludwig Bach,1677-1731)
- マリア・バルバラ・バッハ (Maria Barbara Bach,1684-1720)
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (Johann Sebastian Bach, 1685-1750) J.S.バッハ、大バッハ
- アンナ・マクダレーナ・バッハ (Anna Magdalena Bach,1701-1760)
- ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ (Wilhelm Friedemann Bach, 1710-1784)
- カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach, 1714-1788) C.P.E.バッハ
- ゴットフリート・ハインリヒ・バッハ (Gottfried Heinrich Bach,1724-1763)
- ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ (Johann Christoph Freidrich Bach, 1732-1795)
- ヨハン・クリスティアン・バッハ (Johann Christian Bach, 1735-1782) J.C.バッハ
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (Johann Sebastian Bach, 1748-1778) 大バッハと同姓同名であるが、作曲家ではなく画家であった。
- ヴィルヘルム・フリードリヒ・エルンスト・バッハ (Wilhelm Friedrich Ernst Bach,1759-1845)
ヴィルヘルム・フリーデマン、カール・フィリップ・エマヌエル、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ、ヨハン・クリスティアンの4人は父との対比で「小バッハ」とも呼ばれる。
- また、架空のバッハ(P. D. Q.) が存在する。ヨハン・ゼバスティアン・バッハの21番目の息子として創作された冗談音楽のための偽名である。
- P. D. Q. バッハ (P. D. Q. Bach, 1807-1742?)
その他の人物
[編集]- マリア・バッハ (Maria Bach, 1896-1978) オーストリアの作曲家。
- アレクサンダー・フォン・バッハ (Alexander von Bach, 1813-1893) - オーストリアの政治家。
- ヴィルヘルム・バッハ (Wilhelm Bach, 1892-1942) ドイツ国防軍陸軍の軍人
- トーマス・バッハ (Thomas Bach, 1953 - ) - ドイツのフェンシング選手・第9代IOC会長。
地名
[編集]バッハと名の付く地名はドイツ、オーストリア、スイスのドイツ語圏、フランスのアルザス地方(例外的に南仏のオクシタニー地域圏にもある)、イタリアの南チロル地方、ベルギー、ルクセンブルクなど一部でドイツ語が使われる地域に多く存在する。
食品
[編集]- マヌカハニーが持っている特別な成分を示す指標の一つであるバッハナンバー(バッハ数)『Bach No.』。類似の指標として『UMF蜂蜜協会』に認可された検査機関によって検査されたUMF値とMG値があり併記される場合もある。
脚注
[編集]- ^ Werner(1999:18-19)は「小銭」、「~に合わせて演奏する」、(ロマ民族に象徴的な)「あごひげ」などの意味を表す隠語やジャーゴンに由来する説などを挙げている。
参考文献
[編集]- Werner, F. (1999). 『バッハ―生涯と作品』(杉山好 訳)東京:講談社. ISBN 978-4-06-159401-2.