コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

Bel!ever

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『Bel!ever』
MAG!C☆PRINCEスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル ZEN MUSIC
プロデュース 大澤剛
チャート最高順位
MAG!C☆PRINCE アルバム 年表
111
(2017年)
Bel!ever
(2018年)
『Bel!ever』収録のシングル
  1. UPDATE
    リリース: 2017年5月3日
  2. YUME no MELODY/Dreamland
    リリース: 2017年10月8日
  3. Best My Friend
    リリース: 2018年2月14日
  4. SUMMER LOVE
    リリース: 2018年6月20日
テンプレートを表示

Bel!ever』(ビリーバー)は、日本の男性アイドルグループ・MAG!C☆PRINCEの2作目のアルバム、およびその表題曲2018年12月5日ユニバーサルミュージックのレーベル・ZEN MUSICからリリースされた。

2017年1月リリースの前作『111』から1年11か月ぶりとなるセカンド・アルバムである[2]。前作から今作の間にリリースされた『UPDATE』・『YUME no MELODY/Dreamland』・『Best My Friend』・『SUMMER LOVE』の、シングル4作すべてを収録している。その他に配信限定でリリースされた「SAKURA my friends」、テレビドラマ『この恋はツミなのか!?』のエンディングテーマ「もしも僕が世界を変えれたら」などが含まる。初回限定盤はボーナス・トラックとして内部ユニットのKnight of Cheersとテンツーツーの楽曲を収録している。

背景とリリース

[編集]

MAG!C☆PRINCEは2017年1月9日に名古屋・Zepp NAGOYAでは2度目となるワンマン・ライブ『本気☆LIVE Vol.3』を開催し、そこでネスレ日本のキャンペーン『東海発!「キットカット」受験応援大使』に就任したことを発表した。その活動の1つとしてメンバーと古畑奈和SKE48)が出演するショートフィルム『RUSH 〜キット、イツカ〜』が制作され、ステージでこの挿入歌となる新曲「RUSH」と「SAKURA my friends」を初披露した[3]。ショートフィルムは同日からYouTubeなどで公開される。2月25日に「SAKURA my friends」を音楽配信でリリースした[4]

5月3日に4thシングル『UPDATE』をリリース。EDMサウンドにのせた別れの歌、というこの「UPDATE」でそれまでのフレッシュで元気といったイメージを脱し、クールで大人っぽい面を見せることに挑んだ[5]。プロデューサーの大澤剛は今作リリース後に、「UPDATE」はMAG!C☆PRINCEの転機となった曲であると振り返っている[6]。「RUSH」はこの『UPDATE』のカップリングに収録された。6月と7月に名古屋と東京でワンマン・ライブ『本気☆LIVE Vol.4』を開催し、6月17日の名古屋公演で新曲「Wake up calling」と「キミラブ」を初披露した[7]。この2曲は今作で初のCD化となる。10月8日に「YUME no MELODY」と「Dreamland」を両A面とする5thシングル『YUME no MELODY/Dreamland』をリリースした。同じく10月にMAG!C☆PRINCEがテレビ・ラジオで冠番組を持つCBCが行う「CBCチャリティ募金」の大使に就任し、そのテーマソングとなる新曲「Smile for Tomorrow」を発表した[8]。この10月に最年少の西岡健吾と阿部周平が20歳を迎え、MAG!C☆PRINCEはメンバー全員が20代となった。

2018年2月14日に6thシングル『Best My Friend』をリリースし、「Smile for Tomorrow」がこのカップリングに収められた。このシングルで初のゴールドディスク認定を受ける。「Best My Friend」はMAG!C☆PRINCEと同じ東海地方出身であるロックバンドのSPYAIRが書き下ろした曲であり、SPYAIRはさらにCBCプロ野球中継の主題歌であり中日ドラゴンズの応援ソングである「Magic Dragons」を提供した。6月20日に7thシングル『SUMMER LOVE』をリリースし、初のチャート首位を獲得する。「Magic Dragons」はこの『SUMMER LOVE』のカップリングに収められた。

2018年の春に大澤剛はツイッター上で、平野泰新・大城光・永田薫の3人のユニット曲「My Princess」と、西岡健吾・阿部周平の2人のユニット曲「超絶☀お陽Summer」を制作したことを明かし、それぞれにユニット名をつける提案をした[9]。4月にレギュラーラジオ番組『MAG!C☆PRINCEのCheerラジ』(Radio NEO)においてユニット名の募集を開始する[10]。平野・大城・永田のユニット名はKnight of Cheersに決まり、5月8日に池袋サンシャインシティ噴水広場で開催したフリーライブにおいて「My Princess」を初披露した[11]。西岡・阿部のユニット名はテンツーツーに決まり、5月27日にイオンモール大高で行った『SUMMER LOVE』リリースイベントで「超絶☀お陽Summer」を初披露した[12]

7月に阿部がレギュラー番組を持つ三重テレビ高校野球テーマソングにヒロイズムが制作した新曲「Bel!ever」が使用されることが発表され[13]、8月22日にこれを表題曲とするアルバム『Bel!ever』のリリースを発表、9月からリリースイベントを開催した[14]。11月4日に「Bel!ever」のミュージック・ビデオを公開。同じく11月に阿部が柏木由紀伊藤健太郎主演のドラマ『この恋はツミなのか!?』(ドラマイズム枠)に出演することと合わせて、このドラマのエンディングテーマに今作収録の新曲「もしも僕が世界を変えれたら」が使用されることが明かされた[15]。アルバムは12月5日にリリースされ、MAG!C☆PRINCEはデビュー3周年を迎えた12月23日に日本ガイシホールで初のアリーナ規模のライブ『本気☆LIVE Vol.7 in日本ガイシホール〜MAG!C☆PRINCE 3rd Anniversary〜』を開催した[16]

2019年の西岡健吾のグループ卒業、および2020年のグループのレーベル移籍により、5人組として、かつユニバーサルミュージックからのオリジナル・アルバムとしては最後のアルバムとなる。

各楽曲のタイアップについては、MAG!C☆PRINCE#タイアップ曲を参照のこと。

リリース形態、アートワーク

[編集]

アルバムは通常盤、初回限定盤、5人それぞれのメンバー個別絵柄盤5種の、計7つのタイプでリリースされた。初回限定盤は2曲のボーナス・トラックが収められ、5曲のミュージック・ビデオを収録したDVDが付属する。アートワークは、通常盤は赤紫色をベースとした衣装とその色の背景、初回限定盤は私服風のラフな服装に黄金色の背景、となっている。メンバー個別絵柄盤は、通常盤の衣装の各メンバーのソロ・ショットで、白い文字の「Bel!ever」の「!」がそれぞれのメンバーカラーになっている。

チャート成績

[編集]

オリコンチャートでは、2018年12月17日付け週間アルバムランキングで3位にランクイン[17]。同日付けのビルボード・ジャパンのアルバムチャートでは、セールス・チャートTop Album Salesで5位、総合チャートHot Albumsで6位にランクインした[18]

収録トラック

[編集]

CD

[編集]
  1. 「YUME no MELODY」(作詞・作曲・編曲: ヒロイズム) – 3:55
  2. 「Dreamland」(作詞・作曲・編曲: 渡辺拓也) – 3:44
  3. 「Best My Friend」(作詞: MOMIKEN、作曲・編曲: UZ) – 3:58
  4. 「UPDATE」(作詞・作曲・編曲: ヒロイズム) – 3:50
  5. 「SUMMER LOVE」(作詞・作曲・編曲: ワイルドアニマルズ) – 3:00
  6. 「RUSH」(作詞: Kenji Kabashima、作曲: Kenji Kabashima・ツカダタカシゲ、編曲: ツカダタカシゲ) – 3:06
  7. 「Magic Dragons」(作詞: MOMIKEN、作曲・編曲: UZ) – 4:08
  8. 「Wake up calling」(作詞: miyakei、作曲: 大智・原田峻輔、編曲: 原田峻輔) – 3:57
  9. 「SAKURA my friends」(作詞・作曲・編曲: ワイルドアニマルズ) – 4:09
  10. 「キミラブ[注 1]」(作詞・作曲・編曲: ワイルドアニマルズ) – 3:07
  11. 「Smile for Tomorrow」(作詞・作曲: ヒロイズム・ファンタジ・西沢文人、編曲: ヒロイズム) – 3:33
  12. 「Bel!ever」(作詞・作曲・編曲: ヒロイズム) – 3:27
  13. 「もしも僕が世界を変えれたら」(作詞・作曲・編曲: 渡辺拓也) – 3:29
ボーナス・トラック(初回限定盤)
14. 「超絶☀お陽Summer」(テンツーツー、作詞: ワイルドアニマルズ、作曲: Curious K.・ワイルドアニマルズ、編曲: ワイルドアニマルズ) – 3:12
15. 「My Princess」(Knight of Cheers、作詞・作曲・編曲: 宮田“レフティ”リョウ) – 3:32

DVD

[編集]
  1. 「UPDATE (Music Video)」 – 3:51
  2. 「YUME no MELODY (Music Video)」 – 3:59
  3. 「Best My Friend (Music Video)」 – 4:01
  4. 「SUMMER LOVE (Music Video)」 – 3:16
  5. 「『Bel!ever』ROAD TO 日本ガイシホール Special Movie」 – 3:38

クレジット・時間:[1]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 正式な表記は、「キミ」と「ラブ」の間に雷の絵文字が入る[19]

出典

[編集]
  1. ^ a b MAG!C☆PRINCE/Bel!ever 通常盤; 初回限定盤. タワーレコードオンライン. Tower Records Japan. 2019年1月17日閲覧。
  2. ^ マジプリ、12月に2ndアルバム 西岡健吾「捨て曲なしの全曲神曲」”. ORICON NEWS (2018年8月21日). 2019年1月17日閲覧。
  3. ^ マジプリが2度目のZepp NAGOYAワンマンでチアーズ1800人を魅了「全力を尽くしてきて良かった」”. music.jpニュース (2017年1月10日). 2019年1月17日閲覧。
  4. ^ 2月25日より「SAKURA my friends」の配信がスタート!”. MAG!C☆PRINCE OFFICIAL SITE (2018年2月24日). 2019年1月17日閲覧。
  5. ^ 大人っぽさを、MAG!C☆PRINCE 成長みせた「別れ」を歌った新曲”. MusicVoice (2017年5月8日). 2019年1月17日閲覧。
  6. ^ @BOSS_GUNSOU (大澤剛) (2018年12月31日). “そして… マジプリの転機となった曲は2017年5月3日発売の4thシングル『UPDATE』でした”. Twitter. 2019年1月17日閲覧。
  7. ^ 平野泰新 (2017年6月17日). “Zepp ツアー 1日め!!”. MAG!C☆PRINCEオフィシャルブログ. 2019年1月17日閲覧。
  8. ^ CBCチャリティ募金について”. CBC (2017年10月20日). 2019年1月17日閲覧。
  9. ^ BOSU_GUNSOU(大澤剛)のツイート. 2018年3月4日, 2018年3月31日, 2018年4月28日. 2019年1月17日閲覧。
  10. ^ チアラジ (@neomp795) (2018年4月16日). “【MAG!C☆PRINCEからのお願い】現在、平野&大城&永田のユニットと、西岡&阿部のユニット!…”. Twitter. 2019年1月17日閲覧。
  11. ^ MAG!C☆PRINCE、ワンマン「本気☆LIVE Vol.6」開催をサプライズ発表”. Musicman-net (2018年5月9日). 2022年5月7日閲覧。
  12. ^ 阿部周平 (2018年5月27日). “ありがとうございました!”. MAG!C☆PRINCEオフィシャルブログ. 2019年1月17日閲覧。
  13. ^ マジプリ新曲『Bel!ever』、三重テレビ高校野球テーマソングに決定”. ORICON NEWS (2018年7月6日). 2019年1月17日閲覧。
  14. ^ 【デラHappy News】12月5日(水)2nd Album「B e l ! e v e r」リリース決定!”. MAG!C☆PRINCE OFFICIAL SITE (2018年8月22日). 2019年1月17日閲覧。
  15. ^ MAG!C☆PRINCE阿部周平、ドラマ「この恋はツミなのか!?」でイケメン天才棋士に”. 音楽ナタリー (2018年11月18日). 2019年1月17日閲覧。
  16. ^ マジプリ夢かなった!日本ガイシライブ 東海地区最大アリーナ実現」 『中日スポーツ』 2018年12月24日。
  17. ^ Bel!ever|MAG!C☆PRINCE”. oricon ME. 2019年1月17日閲覧。
  18. ^ Charts 2018/12/17 付け Top Album Sales; Hot Albums. Billboad JAPAN. 2019年1月17日閲覧。
  19. ^ Bel!ever[通常盤] - MAG!C☆PRINCE”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2019年1月17日閲覧。

外部リンク

[編集]