Brevicaudosaurus jiyangshanensis
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Brevicaudosaurus jiyangshanensis | ||||||||||||||||||||||||||||||
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地質時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||
三畳紀 | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Brevicaudosaurus jiyangshanensis Shang, Wu & Li, 2020 |
Brevicaudosaurus jiyangshanensis (和名未定) は、三畳紀に存在した海生爬虫類の絶滅種。発見者らによれば偽竜目に属する。学名のうち属名は短い尾の竜の意、種小名は発掘場所の地名 祭羊山 (Jiyangshan)から[1]。
発見
[編集]2018年後半、2体の化石が、中華人民共和国雲南省曲靖市富源県十八連山鎮の2つの近接した採石場でそれぞれ発掘された[1]。
標本
[編集]- ホロタイプ(正基準標本)
- IVPP V 18625 : 上記十八連山鎮にある向斜層の東側にある祭羊山採石場(北緯25度06分29秒 東経104度41分02秒 / 北緯25.108度 東経104.684度)で発掘された[1]。
- パラタイプ(従基準標本)
- IVPP V 26010 : 上記向斜層の西側にある大箐頭採石場(北緯25度07分34秒 東経104度41分13秒 / 北緯25.126度 東経104.687度)で発掘された[1]。
形態
[編集]標本は全長50 cmほどのサイズであるが、頭部や四肢の骨の成長具合、胸部の骨の密集具合から、幼体ではなく成体である可能性がある。21の頸椎、14の背骨、4つの仙骨、および30の尾骨を持つ。四肢が短く、指の関節の数が他の偽竜類より少なく、尾が短くて平らである。これらのことから、あまり速く泳ぐことができず、尾をバランサーとして使って浅瀬に潜み、獲物を捕らえていた可能性がある[1]。
分類
[編集]発見者らによる分類は以下の通りで、ノトサウルス・ラリオサウルスのグループと共通の祖先を持つとしてる[1]。
鰭竜上目 |
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脚注
[編集]- ^ a b c d e f Shang, Qing-Hua; Wu, Xiao-Chun; Li, Chun (2020-10-29). “A New Ladinian Nothosauroid (Sauropterygia) from Fuyuan, Yunnan Province, China”. Journal of Vertebrate Paleontology (Bethesda, Maryland: Society of Vertebrate Paleontology) 40 (3): e1789651. doi:10.1080/02724634.2020.1789651. ISSN 0272-4634 .
- ^ 従来パキプレウロサウルス科とされてきた種がバラバラに分岐したとする。