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COME ON EVERYBODY

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
TM NETWORK > TM NETWORKの作品 > COME ON EVERYBODY
「COME ON EVERYBODY」
TM NETWORKシングル
初出アルバム『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜
B面 COME ON EVERYBODY (Instrumental Mix)
リリース
規格
ジャンル ロック
時間
レーベル EPIC/SONY RECORDS
作詞・作曲 小室哲哉
プロデュース 小室哲哉
チャート最高順位
  • 3位(オリコン
  • 1988年12月度月間7位(ザ・ベストテン
  • 1988年度年間83位(ザ・ベストテン)
  • 1989年上半期37位(ザ・ベストテン)
TM NETWORK シングル 年表
SEVEN DAYS WAR
1988年
COME ON EVERYBODY
1988年
JUST ONE VICTORY (たったひとつの勝利)
1989年
ミュージックビデオ
「COME ON EVERYBODY」(Short Version.) - YouTube
テンプレートを表示

COME ON EVERYBODY」(カモン・エブリバディ)はTM NETWORKの15枚目のシングル。1988年11月17日リリースされた。

制作

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アルバムCAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』の先行シングルとして発売され、「Come On Let's Dance」のライブ・ヴァージョンのイントロアウトロリフをベースに作られた曲[注釈 1]。但しシングル・ヴァージョンとアルバム・ヴァージョンはアレンジが大幅に異なる。

アルバム『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』収録されているヴァージョンは、エレキギターリフを部分的に排除してあり、それぞれを聴き比べるとサビの1フレーズ目リフレインが明らかに異なっている。サビ直前の歌い出し「"Get up and go!"」の部分にアルバムヴァージョンではエコーが掛かっている。

翌年に、同曲のリミックス・シングルがリリースされた。

音楽性

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CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜」の先行シングルとして、アルバムの重みにリスナーが身構えない様に、「『Come On Let's Dance』の続編」として、軽い気持ちで聞けれる様にした[1]

本来ならすぐに「CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜」そのものを出しても良かったのだが、アルバムが1つのコンセプトを貫徹していなかったこと・メーカー側からの要請・プロモーションを有利に進めるためもあって、本作をシングルとして出すことにした[1]

アルバム『CAROL 〜A DAY IN A GIRL'S LIFE 1991〜』のバンドスコア7頁に掲載された小室哲哉のインタビューによると、このアルバムにおいて一番打ち込みが多い曲とのこと。エレキギターの演奏も、一旦サンプラーに取り込み同期させて演奏している。

紅白歌合戦での披露

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1988年の『第39回NHK紅白歌合戦』に初出場した際「'88 FINAL MEGA MIX」というサブタイトルを冠し[2]、小室のサンプリングプレイを最大限にフィーチャーしたヴァージョンで演奏された。演奏時間は6分弱で紅白としては演奏時間がかなり長く取られている。また、演奏中に宇都宮隆が歌詞を間違え、木根尚登もコーラスを間違えている。

ギターは、当時ツアーのサポートメンバーであったB'z松本孝弘[注釈 2]ドラム阿部薫が演奏している。

その他

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1989年12月発売されたファミリーコンピュータ用ソフト『TM NETWORK LIVE IN POWER BOWL』デモ画面で本楽曲のイントロ部分が8bit調にアレンジの上、使用されている。

収録曲

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7インチレコード
カセットテープ
8cmCDシングル
全作曲・編曲: 小室哲哉
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.COME ON EVERYBODY小室哲哉小室哲哉
2.COME ON EVERYBODY (Instrumental Mix) 小室哲哉
合計時間:

収録アルバム

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脚注

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注釈

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  1. ^ この曲が発表される前にも、ライブで「Come On Let's Dance」を演奏する際に、この曲のリフをアドリブ的に入れていることがあった。この演奏は『TMN GROOVE GEAR 1』収録の「COME ON LET'S DANCE (LIVE VERSION)」で聴くことができる。
  2. ^ スタジオバージョンも松本の演奏である。

出典

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  1. ^ a b 自由国民社刊「シンプジャーナル」1989年1月号「TM NETWORK TM IS BACK "CAROL"」9P-11Pより。
  2. ^ 第39回NHK紅白歌合戦”. NHK紅白歌合戦ヒストリー. NHK. 2022年1月11日閲覧。