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COMICペンギンクラブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
COMICペンギンクラブ
ジャンル 成人向け漫画雑誌
読者対象 成人男性
刊行頻度 月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
出版社
雑誌名コード 07913
刊行期間 1986年 - 刊行中
ウェブサイト https://penguinclub.jp/
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COMICペンギンクラブ(コミックペンギンクラブ)は、辰巳出版の発行する月刊成人向け漫画雑誌

概要

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1986年昭和61年)、辰巳出版より創刊[1][注釈 1]。B5判・中綴じ(創刊当時)。多数ある成人向け漫画雑誌の中でも長い歴史を持ち、昭和時代創刊で唯一平成時代を乗り切った業界最古参[要出典]の部類に入る。

2006年(平成18年)の同年10月号まで、外注編集プロダクションコミックハウス」に編集業務を委託していた。同年11月号からは自社内での編集となり、このリニューアルを機にそれまでの作家陣のほとんどが茜新社より新たに創刊されたコミックハウス編集の『COMIC SIGMA』誌へと移籍している。

2012年(平成24年)6月30日発売の同年8月号をもって、発行元が親会社である辰巳出版から子会社の富士美出版へと変更となっている。 姉妹誌も同様に、同年6月の発売分より富士美出版からの発行に変更となっている。さらに2019年(平成31年)4月30日発売の6月号から、発行元が同じく辰巳出版の子会社のスコラマガジンへ変更となっている[注釈 2]

2019年(令和元年)6月28日発売の8月号にてリニューアルを敢行し、中綴じから平綴じへ変更(サイズはB5判のまま)・増ページ化・書店販売[注釈 3]となる。定価も税別390円から税別900円へ大幅変更[要出典]

2021年(平成24年)8月、辰巳出版がスコラマガジンを吸収合併した[3]ことに伴い、8月30日発売の同年10月号をもって発行元が9年3か月ぶりに辰巳出版へと戻る。

2022年(令和4年)8月30日発売の10月号にて、3年ぶり・再度のリニューアルを敢行。表紙デザイン及び誌名ロゴや作家陣が一新された。以前の作家陣は同月に創刊されたティーアイネット「COMIC 艶姫」に移籍した。この際、前号まで編集を務めていた人物は円満退社し、ティーアイネットに入社してCOMIC 艶姫の編集にあたっていた[4]が4号で休刊[注釈 4]したため、その後継誌として再び辰巳出版から「COMIC桃姫DEEPEST」が2023年1月16日にペンギンクラブの増刊として刊行開始された[5][6]

2023年(令和5年)春に辰巳出版の成年向けコミック編集部の体制が一新・再構築する事となったため、同年4月28日発売の6月号にて「COMIC桃姫DEEPEST」の作家陣を合流させてパワーアップ・三度のリニューアルを行うことを公式サイト上にて発表[7]。それに伴い「COMIC桃姫DEEPEST」の刊行もしばらく休止となる[8]。予定通り同年4月28日発売の6月号にてリニューアルが行われ、100ページ大増量となりページ数も歴代最高厚の476ページとなった。また、誌名ロゴも2022年9月号以前のロゴに戻った[9]

吉行ゆきのが成人向け漫画の書評コラムを寄稿している[10]

現在の主な執筆作家

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五十音順に掲載。 ★=COMIC桃姫DEEPESTにて執筆したのち本誌に復帰した作家

ほか

過去の執筆作家

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  • あさぎ龍
  • 幾夜大黒堂
  • 上乃龍也
  • かんとり
  • 澤野明 - 屡那に代わって2008年9月号から2013年4月号まで表紙のイラストを担当。それ以降は2015年8月号まで持ち回りとなっていた。
  • たぬきマソ
  • 100円ロッカー - 2015年9月号 - 2016年3月号の間は、隔月で表紙イラストも担当していた。2022年7月号以降は掲載なく離れていたが、2023年7月号に久々に掲載された。
  • 舞原マツゲ - 2021年3月号 - 2022年3月号の間に7号分掲載され、リニューアル後の2023年2月号に久々に掲載された。
  • 宮社惣恭
  • LINDA - 一時COMIC SIGMAと同時執筆していた。
2022年10月号~2023年5月号の間に執筆・掲載された作家

ほか

アニメ化作品

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いずれもアダルトアニメ

OVA
作品 発売年 アニメーション制作 備考
ドラゴンピンク 1994年 - 1995年 AIC
STAINLESS NIGHT 1995年 - 1996年 オー・エル・エム
それゆけまりんちゃん 2001年 - 2003年

休刊した姉妹誌

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COMICペンギンクラブ山賊版
同じスコラマガジンから刊行→配信されている(創刊当時の発行元は辰巳出版、後に富士美出版)。原則として毎号11日の発売だが、9日か10日に前倒しで発売されることも多く、後述の通り、復刊号となった2020年3月号は2月28日、2020年5月号の発売日は月を跨いだ後の15日と大きくズレている。
1988年(昭和63年)に創刊され、当初は隔月刊で本誌『ペンギンクラブ』の増刊扱い(創刊号から第4号まで)[11]
1989年(平成元年)に独立創刊され、月刊化[11]
2008年(平成20年)1月号を最後に、表紙に大きく「PS」と表記されたロゴ(『ペンギンクラブ』の「P」と「山賊版」の「S」で「PS」)の採用を廃止。
2008年(平成20年)2月号から雑誌ロゴがリニューアルし、本誌ロゴに「山賊版」の表記がついた形で表記されるようになった。
2017年(平成29年)3月号の発売を最後に月刊制を廃止し、同号から奇数月に発売する隔月刊へ移行。
2018年(平成30年)8月10日発売の9月号で紙媒体での刊行を終了し、同年10月11日発売の11月号より電子書籍での配信に移行[12]
2019年(平成31年)4月10日発売の5月号で一時休刊(7月号の発売予定は載っていたが、諸般の事情で発売されず、5月号が休刊前の最終号)となった。
2020年令和2年)2月28日発売の3月号にて復刊[要出典]するも、同年9月11日発売の9月号で再度刊行停止(事実上の休刊)。
連載されていた作品: 友野ヒロ『ナマで膣内をいっぱいにして。』(2015年2月号~2016年8月号に掲載)
カイザーペンギン(14号、15号はコミックカイザーと表記)
1994年平成6年)に創刊された山賊版増刊号。同年内に月刊化。1995年8月発売の15号をもって休刊。
ヤングペンギン
1999年(平成11年)に創刊され、年内に休刊となった増刊号。成年向け雑誌の増刊にもかかわらず、青年誌という体裁を取っていた。
COMICペンギンセレブ
同じ富士美出版から刊行されていた(創刊当時の発行元は辰巳出版)。毎月21日発売。
2006年に創刊された[13]。当初は隔月刊で、ペンギンクラブ本誌および山賊版に掲載された作品から作者別のセレクションとして再録していた。のちに、休刊した『COMIC桃姫』の作家陣を吸収(一部はペンギンクラブ本誌および山賊版に移籍)し、2010年9月号(同年7月20日発売)より月刊誌へ移行[要出典]。その後、2016年7月号より隔月刊へ移行。2017年11月21日発売の2018年1月号をもって休刊[14]

関連雑誌

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  • COMICバズーカ - 富士美出版から毎月8日発売にて刊行されていた(創刊当時の発行元は辰巳出版)。1997年に創刊され[15][注釈 8]、2013年1月8日発売の同年2月号をもって休刊した[要出典]
  • COMICバズーカDEEP - 辰巳出版から奇数月20日発売にて刊行されていた。2007年5月20日発売のVol.01にて創刊され[要出典]、2010年1月20日発売のVol.17をもって休刊した[要出典]
  • WEBバズーカ - 富士美出版の発行する月刊webマガジン。2014年3月創刊。2016年8月20日発売のVol.31をもって休刊した。
  • COMIC桃姫 - 富士美出版から毎月5日発売にて刊行されていた。2000年に創刊され[17]、2010年5月6日発売の同年6月号をもって休刊した[18]。その後約12年半の時を経て2023年1月16日に、COMIC桃姫の名を冠した新雑誌「COMIC桃姫DEEPEST」がペンギンクラブの姉妹誌(増刊)として刊行開始された[5][6]が、前述の通り同年4月にペンギンクラブのリニューアルのためしばらく刊行休止となるが、不定期での刊行再開を目指す予定。[8]

脚注

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注釈

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  1. ^ 国立国会図書館による資料では「1巻1号=1号(1987年8月)」と記載[2]
  2. ^ 富士美出版がスコラマガジンに吸収合併されたため。なお、単行本レーベルの富士美コミックスも同年4月発売分から発行元が同じくスコラマガジンに変更され、後に2021年8月からは辰巳出版に変更されたが、レーベル名はそのままとなっている。
  3. ^ 書店販売化に伴い、表紙に成年向け雑誌・18禁マークが表示されるようになり(「ADULT ONLY」表記もあり)、表紙イラストもそれに伴った内容となった。
  4. ^ 4号の紙面上では5号の予告及び発売日も告知掲載されていたが、WEB上で急遽休刊が報じられることとなった。
  5. ^ 過去に執筆掲載していた時期があり、しばらく離れていたが2023年4月号~5月号に掲載された。
  6. ^ かつて2005年6月から2020年12月号まで『すくーるライフ』(18禁表現なしの4コマ漫画、いわゆる箸休め漫画)を連載していた。その後リニューアルした2022年10月号より2023年5月号まで、前作すくーるライフ同様の18禁表現なしの4コマ漫画『異世界転校!』を連載。
  7. ^ 過去に執筆掲載していた時期があり、しばらく離れていたが2022年10月号~2023年5月号の間に5回掲載された。
  8. ^ マンガぽーる(運営:有限会社ウェブスミス)サイトによる資料では「1995年創刊」と記載[16]

出典

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  1. ^ 読書メーター - 辰巳出版 ペンギンクラブ 1986年10月号 感想(2014年6月25日閲覧)
  2. ^ 国立国会図書館サーチ - 書誌詳細 - Comicペンギンクラブ (富士美出版) 1987 - 国立国会図書館サーチ(2014年6月25日閲覧)
  3. ^ 辰巳出版、関連会社のスコラマガジンを吸収合併 | オタク産業通信 :ゲーム、マンガ、アニメ、ノベルの業界ニュース”. otakuindustry.biz (2021年6月17日). 2021年9月3日閲覧。
  4. ^ アキバBlog - 編集が転職&作家陣の大量移籍もあった「ペンギンクラブ」の新生リニューアル号発売(2022年9月21日閲覧)
  5. ^ a b COMIC桃姫DEEPEST VOL.001 - COMICペンギンクラブ”. 辰巳出版株式会社. 2022年12月29日閲覧。
  6. ^ a b アキバBlog - ペンクラ姉妹誌 COMIC桃姫DEEPEST創刊 「本格派オールラウンド美少女コミック誌」(2023年2月2日閲覧)
  7. ^ 「COMICペンギンクラブ」リニューアルのご案内 - COMICペンギンクラブ”. 辰巳出版. 2023年3月20日閲覧。
  8. ^ a b アキバBlog - COMIC桃姫DEEPEST VOL.3 「濡れ濡れ美女たちの汁だくイチャLOVE情事20艶」”. 2023年3月20日閲覧。
  9. ^ COMICペンギンクラブ2023年6月号 - COMICペンギンクラブ”. 辰巳出版. 2023年5月2日閲覧。
  10. ^ 変態文学大学生・吉行ゆきののターゲットは40代、50代の生活感のあるおじさん。「付き合う人もお持ち帰りしてそういう関係になる人も、ほぼ全員おじさんです」”. 集英社 (2023年3月2日). 2023年9月22日閲覧。
  11. ^ a b 国立国会図書館サーチ - 書誌詳細 - Comicペンギンクラブ 山賊版 (辰巳出版) 1988 - 国立国会図書館サーチ(2014年6月25日閲覧)
  12. ^ 電子版へ移行の告知ページ(2019年7月12日閲覧)
  13. ^ 国立国会図書館サーチ - 書誌詳細 - Comicペンギンセレブ (富士美出版) 1988 - 国立国会図書館サーチ(2014年6月25日閲覧)
  14. ^ 五十嵐唱乃氏Twitter(2017年11月22日閲覧)
  15. ^ 国立国会図書館サーチ - 書誌詳細 - Comicバズーカ (辰巳出版) 1997 - 国立国会図書館サーチ(2014年6月25日閲覧)
  16. ^ マンガぽーる - COMICバズーカ (辰巳出版)(2014年6月25日閲覧)
  17. ^ 国立国会図書館サーチ - 書誌詳細 - 桃姫 (富士美出版) 2000 - 国立国会図書館サーチ(2014年6月25日閲覧)
  18. ^ 自衛隊中央病院から卒業しました『ペンギンクラブ』編集の呟き🔞非公式”. 2024年10月12日閲覧。

外部リンク

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