Call of War

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Call of War
ジャンル リアルタイムストラテジーゲーム、
対応機種 Android
iOS
Mac OS
Microsoft Windows
開発元 Bytro Labs
運営元 Bytro Labs
販売元 Bytro Labs
運営開始日 2017年10月21日
対応言語 英語、ドイツ語、、チェコ語、オランダ語、ポルトガル語、イタリア語、フランス語、スペイン語、ロシア語、トルコ語、日本語、ポーランド語
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Call of War(コール・オブ・ウォー)はドイツのスタジオBytro Labsが制作・公開したリアルタイムストラテジーゲーム。

解説[編集]

プレイヤーは1つの国を統治し、他のプレイヤーが統治する国やコンピュータが統治する国と戦争する。

国は、原則15程度の地方州と、5つの都市州で構成されている。各州からは、お金・人材に加え、一部の地方州と都市州から5種類の資源が産出される。

概要[編集]

プレイヤーは、ゲームに参加する前に国を選択する。ゲームの目的は、世界征服を達成することとなっている。これは、一定の勝利ポイントを獲得することで達成できる。プレイヤーは都市を確保するごとに一定の勝利ポイントを得ることができる。ラウンドは、一定時間後・プレイヤーまたは連合が必要な勝利点を獲得したとき・ラウンドに3人のプレイヤーしか残っていないときに、新聞の投票によって、ゲームラウンドを終了できる。また、この国には一定数の地方があり、その地方で人的資源・貨幣・1種類の資源(ない場合もある)が生産される。ラウンドの開始時には、各国はすでに一定の軍を保有している。

プレイヤーのいない国は、コンピュータが操作している。これらの国は、戦争通商禁止措置・宣戦布告をせずに軍隊を他の国の地方に移動させることができる。宣戦布告が行われる前は、コンピュータが支配する国の軍隊は、通行権を持たない限り、他の国には移動しない。

連合[編集]

プレイヤーは、他のプレイヤーと同盟を結び、連合に参加可能。プレイヤーは連合に申し込むことができ、連合の作成者はそのプレイヤーの申請を受け入れるか拒否することができる。連合に加入すると同じ連合に所属するプレーヤーとマップが共有される。また、連合の作成者は、すでに連合に参加しているプレイヤーを連合のリーダーに任命できる。プレイヤーは再び連合を離れることができ、リーダーもまた連合を離れることができるが、その場合、連合を解散することも可能。連合を脱退した後、そのプレイヤーは他のすべての連合メンバーとの間に通行権を得られる。

シナリオ[編集]

マップ、プレイヤー数、プレイ可能な国が異なる様々のシナリオがある。国やその大きさも様々。[1]

常時シナリオ[編集]

  • ヨーロッパ-国家の衝突(22人):ヨーロッパに加え、北アメリカ大陸の一部、アフリカ大陸の北部の国家を中心に戦争するラウンド。
  • 戦時下の世界(100人):レベル8以上でないとプレイできない、100人規模の巨大マップ。このマップでは、第二次世界大戦時に存在した、ほぼ全ての国を操作可能。ただ、多くの植民地は独立しており、どの国であっても初期状態では都市が5つ存在する。
  • 太平洋制覇(50人):戦時下の太平洋周辺を中心としたマップでプレイするシナリオ。
  • 1939 - 歴史的世界大戦(30人):第二次世界大戦を再現した1939年時点での国境に基づいたラウンド。また、このラウンドはプレイヤーはレベル17以上でないとプレイできない。
  • [スピード]-戦時下の世界(100人):戦時下の世界の4倍速ラウンド。このラウンドではプレイヤーがレベル11以上でないとプレイできない。

シナリオローテーション[編集]

  • [イベント]-愛国者の夜明け(30人):第二次世界対戦で枢軸側が勝利し、アメリカ大日本帝国ドイツに分割占領されている設定で、日本軍ドイツ軍アメリカ革命軍の三陣営に分かれて戦うラウンド。
  • 1939-電撃戦(10人):1939年のヨーロッパのラウンド。
  • ドミニオン-南極大陸(40人):南極大陸が舞台のラウンド。
  • アメリカ-銃後の守り(50人):北アメリカ大陸が舞台のラウンド。

イベントシナリオ[編集]

  • オールイン(73人):1939-歴史的世界大戦の73人版。
  • チームアップ(100人):50対50のラウンド。
  • 大乱戦(100人):戦火の世界の匿名ラウンド版。
  • 武装戦争(50人):ほとんどの研究が完了しているラウンド。
  • 世界滅亡の日((50人):初期から大量の核兵器が配備されているラウンド。北アメリカに存在する各が別れて争う。ゲーム開始時から24時間の強制的な平和期間がある。
  • 電光石火の一撃(22人):ヨーロッパ-国家の衝突の10倍ラウンド。
  • [イベント] —首都の覇権争い(100人)
  • [イベント] —オペレーションスプレマシー(100人)

その他[編集]

Call of Warは基本無料のゲーム。そのため無料でプレイ可能。しかし、現金購入のプレミアムコンテンツがあり、課金しないプレイヤーにはない利点が存在する。例えば生産開始時にプレイヤーがオンラインでなくても、軍隊や建物の生産を順番に行うことができる。また月に一回ゲームラウンドを作成することが可能。ただ、ゲーム内通貨であるゴールドを使用することで、生産時間の短縮もできる。

ゲーム内機能[編集]

建物[編集]

  • 都市州
    • 兵舎歩兵系ユニットを生産する。レベルに応じて生産時間が短縮される。
    • 軍需工場:砲火器系ユニットを生産する。レベルに応じて生産時間が短縮される。
    • 戦車生産工場:戦車ユニットを生産する。レベルに応じて生産時間が短縮される。
    • 航空工場:航空ユニットを生産し、建設することで航空ユニットの離着陸ができるようになる。レベルに応じて生産時間、給油時間が短縮される。
    • 海軍基地:海軍ユニットを生産する。レベルに応じて生産時間が短縮される
    • 秘密の研究室:ミサイルなどを生産する。レベルに応じて生産時間が短縮される
    • 産業:建築することでその州の資源の生産量をレベルに応じて上昇させる。
    • 掩蔽壕:レベルに応じて防衛時の被ダメージを軽減。
    • インフラ:レベルに応じて移動速度にバフ。
    • プロパガンダ機関:レベルに応じて士気を向上させる。
    • 徴兵事務所:レベルに応じて人材の生産率を上昇させる。
    • 首都:重要施設。任意の都市州に移設させることができる。
  • 地方州
    • 地場産業:建築された州の資源の生産量を、レベルに応じて上昇させる。
    • インフラ:レベルに応じて移動速度にバフ。
    • プロパガンダ機関:レベルに応じて士気を向上させる。
    • 徴兵事務所:人材の生産率をレベルに応じて上昇させる。
    • 仮設滑走路:航空ユニットの離着陸が可能になる。
    • 要塞:レベルに応じて防衛時の被ダメージを軽減。
    • 地方港湾:ユニットの上陸・乗船時間の短縮。

ドクトリン[編集]

枢軸国連合国コミンテルンアジア諸国の4つのドクトリンに分かれており、それぞれに長所短所がある。

長所 短所
枢軸国 体力+15%

与ダメージ+15%

生産コスト+10%
連合国 生産時間-30%

研究時間-30% 研究コスト-30%

移動スピード-10%
コミンテルン 生産コスト-10%

維持コスト-20%

与ダメージ-10%
アジア諸国 移動スピード+20%

索敵範囲+35% 地形ボーナス+25%

体力-10%

ユニット[編集]

・枢軸国

レベル1 2 3 4 5 6 7
民兵 民兵タイプ1932 1934 1942 1947
歩兵 歩兵1932 1934 1938 1942 1946 1950 1952
自動車化歩兵 自動車化歩兵1934 1940 1944 1947 1950 1952
機械化歩兵 機械化歩兵1940 1944 1947 1950 1952
奇襲隊 突撃隊員 山地部隊 ブランデンブルク 第50ss猟兵大隊
パラシュート兵 DFS230 ゴータGo242 ユー52 Me323
対戦車 3.7cmPak36 5cmPak38 7.5cmPak40 7.5cmPak97/38 8.8cmPak43 12.8cmPak44
自走砲 重歩兵砲33年型 ヴェスペ グリル フンメル GWティーガー
対空 2cmFlak30 3.7cmFlak37 5cmFlak41 8.8cmFlak41 12.8cmFlak40 12.8cmFlak-zwilling40/2
対空自走砲 1t軽率引車 対空戦車1 メーベルワーゲン ヴィルベルヴィント オストヴィント
装甲車 アドラー Kfz13 Sd.Kfz.221 Sd.Kfz.231 Sd.Kfz.234/2 Sd.Kfz234/4
軽戦車 Ⅰ号戦車 35(t)戦車 Ⅱ号戦車 Pz.Kpfw.Ⅱルクス VK16.02レオパルト
中戦車 ノイバウファールツォイク多砲塔戦車 Ⅲ号戦車 Ⅳ号戦車 PzKpfw.V パンターA PzKpfw.V パンターG レオパルト1
重戦車 Pz.Kpfw タイガー Pz.Kpfwレーヴェ Pz.Kpfeコニグスティガ Ⅷ号戦車マウス
駆逐戦車 パンツァーイェーガーⅠ マルダーⅡ 軽駆逐戦車ヘッツァー エレファント重駆逐戦車 ヤクトパンツァー ヤクトティーガー

スパイ[編集]

4つの役割がある。

・情報:派遣相手国の資源・外交・スパイ派遣先の情報が得られる。

 費用は一日につきキャッシュ1千

・経済破壊工作:派遣した地域の士気を下げたり、資源を破壊したり、キャッシュを盗んだりする。

 費用は一日につきキャッシュ4千

・軍事破壊工作:派遣先の建物の破壊、派遣相手国の一部軍隊の暴露、稀に全軍隊の暴露をする。

 費用は一日につきキャッシュ4千

・スパイに対抗:自国にスパイを配置し、他国からのスパイを捕獲する。

 費用は一日につきキャッシュ2千

資源[編集]

新聞[編集]

各ラウンドには新聞があり、国同士の戦争や、戦争中の国同士で奪った領土、損失したユニットの数など、国に関する情報を自動的に掲載している。[2]

また、プレイヤーは見出しや内容、写真を使ってカスタマイズした新聞記事を掲載可能。[2]

士気[編集]

すべての地方はそれぞれの士気を持っており、士気はゴールドを使って調整する。地方は士気70でスタートとなっている。また、地方にプロパガンダ機関を建設することで士気を高めることができ、士気を10上げることができる。もし地方が戦争中の国と国境を接している場合、地方の士気にマイナスの影響を与える。また、士気は首都から遠ければ遠いほど下がる。占領されると、士気は25まで低下する。士気が非常に低い場合、反乱が発生する可能性がある。この場合、その地方は近隣の国に奪われることになるが、その国の人気度によって決定される為、戦争をしていない国にとられる可能性がある。反乱はその地方に軍隊を置くことで防ぐことができる。

外交[編集]

プレイヤーはプレイヤー同士で下記のものを交換することができる[3]

  • 資源
  • 関係
  • 領地(7日目から)

脚注[編集]

  1. ^ Maps” (英語). Call of War by Bytro Wikia. 2023年3月23日閲覧。
  2. ^ a b Newspaper”. Call of War- Forum. 2023年11月5日閲覧。
  3. ^ Trade” (英語). Call of War by Bytro Wikia. 2023年3月23日閲覧。

外部リンク[編集]