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Category‐ノート:かつて存在した企業/商号と企業合併について

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商号(しょうごう)と企業合併(きぎょうがっぺい)について説明させていただきます。

商号って何?商標って何?

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商号というのは、会社の名前のことです。会社をつくらないで商売をしている人の場合は、「○○商店」といったお店の名前などが商号になります。

商標(しょうひょう)というのは、商品やサービスなどにつける名前のことです。

たとえば、

  • 日本コカ・コーラ株式会社

は商号です。

  • コカ・コーラ
  • ファンタ
  • 爽健美茶(そうけんびちゃ)

などは商標です。

商号と商標はちがうものですが、商号をそのまま商標として使うこともあります。

企業合併って何?

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企業合併というのは、いくつかの会社がくっ付いて、一つの会社になることです。

たとえば

  • 株式会社Aと株式会社Bがくっ付いて株式会社Cができたときや
  • 株式会社Aが、株式会社Bの中に組み込まれて株式会社Bの一部分になったとき

「株式会社Aと株式会社Bが合併した」といいます。

吸収合併って何?

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日本では、株式会社Aと株式会社Bがくっ付くとき、ふつうはどちらかの会社を残して、どちらかの会社を消滅(しょうめつ)させる手続きをとります。株式会社Aを残す場合は、株式会社Bのしていた仕事や、持っていたモノ、お金、社員などが株式会社Aに引きつがれて、株式会社Bは消滅します。

このとき「株式会社Bは株式会社Aに吸収合併(きゅうしゅうがっぺい)された」といいます。

気を付けないといけないのは、どちらの会社が残って、どちらの会社が消えたのかは、新しい会社の商号からは分からないということです。

株式会社Aという名前の会社と、株式会社Bという名前の会社がくっついて、新しく株式会社Aになったとしても、実は

  • 株式会社Aを消滅させる
  • それと同時に、株式会社Bの商号を「株式会社A」に変える

という手続きがとられていることもあります。

ちなみに、株式会社Aと株式会社Bがくっ付くとき、両方の会社を消滅させて、新しく株式会社Cをつくることもあります。

このようなときは、吸収合併ではなく、新設合併といいます。日本では、吸収合併にくらべると、あまり行なわれません。

だから、いくつかの会社が企業合併をしても、そのうち一つの会社はそのまま残っていることが多いのです。

逆さ合併って何?

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大きな会社と小さな会社がくっ付くときに、小さいほうの会社を残して、大きいほうの会社を消滅させることを、逆さ合併といいます。

たとえば2003年3月に、自己資本(じこしほん)がおよそ3兆円の株式会社三井住友銀行と、自己資本がおよそ200億円の株式会社わかしお銀行がくっ付きました(自己資本とは、会社がもっている資産の金額から、借金を差し引いた金額のことです)。

このとき、

  • 株式会社三井住友銀行を消滅させる
  • それと同時に、株式会社わかしお銀行の商号を株式会社三井住友銀行に変える

という手続きがとられました。

逆さ合併は、めずらしいことではありません。とくに2001年よりも前には、逆さ合併をする会社がたくさんありました。

合併した会社はつぶれたの?

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会社がつぶれることを、倒産(とうさん)といいます。

企業合併をして消滅した会社は、法律のうえでは無くなっていますが、じっさいには新しい会社の一部となっています。これまでしていた仕事や、持っていたモノ、お金、社員などが新しい会社に引きつがれています。倒産したわけではありません。

たとえば、株式会社三井住友銀行が逆さ合併をしたとき、新聞で大きくとりあげられました。新聞は、大きな会社がつぶれたときには「倒産した」と記事に書きます。でも、2003年に、株式会社三井住友銀行が「倒産した」と書いた新聞があるという話は、聞いたことがありません。

もし、インターネットに、つぶれていない会社のことを「つぶれた」と書きこんだり、無くなっていない会社のことを「無くなった」と書きこんだりしたら、犯罪になることもあります。

参考資料

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--B級へたれ 2007年4月7日 (土) 14:37 (UTC)[返信]