chrony
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chronycのスクリーンショット | |
作者 | Richard Curnow[1] |
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開発元 | Miroslav Lichvar、Red Hat[1] |
最新版 |
4.6
/ 2024年9月2日[2] |
リポジトリ | |
プログラミング 言語 | C言語 |
対応OS | Unix系 |
種別 | 時刻同期 |
ライセンス | GNU GPL v2 |
公式サイト |
chrony-project |
chronyは、Network Time Protocol (NTP) の実装である。NTPのリファレンス実装であるntpdを置き換えるものである。Unix系オペレーティングシステム (LinuxとmacOSを含む) で動作し、GNU GPL v2の下で公開されている[3]。Red Hat Enterprise Linux 8とSUSE Linux Enterprise Server 15ではデフォルトのNTPクライアント及びサーバーであり[4][5]、多くのLinuxディストリビューションで利用可能である[6][7][8]。
リファレンス実装との比較
[編集]NTPsecとは異なり、chronyは完全に新規に実装された[1]。ネットワークの接続が断続的な場合 (ノートパソコンなど) や、ネットワークが混雑している場合などの困難な状況でも時刻を同期できるように設計されている[1]。ntpdとは異なり、ハードウェアタイムスタンプによるシステムクロックの同期に対応しており、LAN上のマシン間の時刻同期の精度が向上する[3]。また、手動入力による同期にも対応しており、孤立したネットワークでも時刻を修正することができる[3]。
脚注
[編集]- ^ a b c d Linux Foundation (2017年9月28日). “CII Audit Identifies Most Secure NTP Implementation”. Linux Foundation. 2018年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月8日閲覧。
- ^ “News”. chrony.tuxfamily.org. 2024年9月8日閲覧。
- ^ a b c “Comparison of NTP implementations”. chrony.tuxfamily.org. 2019年10月8日閲覧。
- ^ “Red Hat Enterprise Linux 8 基本的なシステム設定 15.1.3 chrony への移行”. Red Hat, Inc.. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “SLES 15 SP5 管理ガイド 38.NTPによる時刻の同期”. SUSE. 2024年9月8日閲覧。
- ^ “chrony”. Debian. 2019年10月8日閲覧。
- ^ “chrony”. Fedora Packages. 2019年10月8日閲覧。
- ^ “net-misc/chrony”. Gentoo Packages. 2019年10月8日閲覧。