コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

D25HW

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
D25HW
キャリア イー・モバイル
製造 華為技術日本
発売年 2009年11月18日
概要
通信方式 W-CDMA/HSDPA/HSUPA
通信速度 受信最大:7.2Mbps
送信最大5.8Mbps
形状 ストレート(ペンダント)型
サイズ 48.6 × 95.5 × 14.1[1] mm
質量 80 g
連続通信時間 約4時間
連続待受時間 約100時間
充電時間 ACアダプタ:約4時間
USB接続:約6時間
外部メモリ microSD
対応OS Windows XP Home Edition Service Pack2 以降
Windows XP Professional Service Pack2 以降
Windows Vista (32ビット / 64ビット版)
Windows 7 (32ビット / 64ビット版)
Mac OS X 10.4 ~ 10.6
備考  
メインディスプレイ
方式 白色有機EL
サイズ 0.96インチ
表示色数 白色2値
無線LAN
規格 IEEE802.11b/g準拠
設定 WPSに対応
セキュリティ WEP/WPA/WPA2
同時接続可能台数 5
メインカメラ
サブカメラ
カラーバリエーション
 
シルバー
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

D25HW (ディー にご エイチダブリュ) は、W-CDMA/HSPA対応のデータ通信端末。イー・モバイルファーウェイ・テクノロジーズのE5830s を日本向けにカスタマイズし、「Pocket WiFi(イー・モバイルの登録商標)」の名で販売されている。

概要

[編集]

ファーウェイ製 E5830s をイー・モバイルが日本向けにカスタマイズした機種である。

本機はWi-Fi機器とイー・モバイルの3G通信網とを中継するモバイルWi-Fiルーターモバイルモデムである。この機種はノートパソコンiPadiPod touchニンテンドーDSPlayStation PortableなどのWi-Fi機器を、公衆無線LANの提供されない場所でもインターネットに接続できるようにするために、アクセスポイントとして振る舞う。従来のデータ通信端末のように、USBコネクタやPCカードスロットに接続する必要はなく、端末本体をカバンやポケットに入れたまま使用するスタイルをイー・モバイルは提唱している。

WiFi機器は最大で5台まで同時認識される。無線LANはインフラストラクチャー・モードのため、接続した機器同士でネットワークを構築することも可能である。

また、対応OSを搭載したパソコンとUSB接続することによって、通常のデータ通信端末としての利用も可能である。USB接続時にはネットワークアダプタ、仮想CD-ROMドライブデバイスドライバインストール要)、microSDカードリーダーの複合デバイスとして認識される。パソコンから見て、内部的にはネットワークアダプタの先にルーターがイーサネット接続される構成であり、ルーターの機能は無線LANと共有している。パソコンにはプライベートIPアドレスが付与される。

簡易ファイアウォールDMZネットワークアドレス変換MACアドレスフィルタリングなど、一般的なブロードバンドルーターの機能を備えている。このため接続した機器を外向きサーバとして運用することも可能である。

microSDカードスロットを備えているが、NASのようにネットワーク越しにこれにアクセスすることは不可能で、USB接続したパソコンからのみ利用できる(ただし有線接続したパソコンをファイルサーバとして動作させ、カードリーダーを共有すればこの限りではない)。

専用の充電器H12HW用、650mA出力のACアダプタが付属)、もしくはUSBバスパワーによる充電に対応するが、最大2.4Wの消費電力のためにUSBバスパワーでは充電と通信を同時に行えず、通信時には給電のみとなる。たとえ500mAを超えるUSBバスパワーを供給できる市販のACアダプタを使用しても、専用充電器以外の接続はUSBポートからの供給とみなされ、同様の制限が課せられる。 発売当初は、通信とUSBバスパワーによる充電を同時に行えず、通信時には給電のみとなる仕様であったが、2011年2月1日に、Pocket WiFi Dock(F01HW)対応のファームウェアバージョンアップがあり、これを適用すると、通信しながらUSBバスパワーでの充電が可能となる。 なお、音声通話機能は搭載されていない。EM chipもデータ通信用の赤色のものを用い、データ通信の料金プランが適用される(ただし、音声用のEM chipの利用は可能。このため、音声契約を「スマートプラン」とし、データ契約を「データプランにねん特割」とすることで、データ契約側のUIMを一切利用せず、音声側のUIMでデータ通信を行えば、データ契約の料金は一切発生しない)。

2010年春には、オプションで卓上ホルダが設定された。卓上ホルダで充電する場合は、本体附属品のACアダプタないしはUSBケーブルの接続が必要となっている(または、H12HW用のACアダプタないしはUSBケーブルをオプション購入することにより、利用可能)。ただし、大容量電池パック利用時には利用できない(奥行きが広くなるため、セットすることができない)。

2011年2月8日には、当機種専用のドッキングステーション・F01HWが発売。F01HW利用時は、WiFi機器は最大で31台まで同時認識される。また、自宅のネット回線のLANケーブルに接続することで、単独でアクセスポイントとしての利用も可能となる。かつては、イー・アクセスADSL網を利用するプロバイダ利用者向けに、F01HWをアクセスポイントとして有償提供していたこともあった。

仕様(テンプレート外)

[編集]

アップデート履歴

[編集]
  • 2011年2月1日実施[2]
    • 一部機能の改善[3]
      • 起動時のディスプレイ表示
      • パソコンにUSB ケーブルで接続した際の充電
      • USB接続時の充電時間
      • 充電中のディスプレイ表示(電源OFFの場合)
      • ディスプレイの電池残量表示
      • EMOBILE D25HW Setting Toolアイコンの色
      • D25HW設定ツールの起動方法
      • WPS機能の開始方法
    • Pocket WiFi Dock(F01HW)対応

関連項目

[編集]

注釈

[編集]

外部リンク

[編集]