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DBNPA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
DBNPA
識別情報
CAS登録番号 10222-01-2 チェック
PubChem 25059
ChemSpider 23422 チェック
EC番号 233-539-7
国連/北米番号 1759
MeSH 2,2-dibromo-3-nitrilopropionamide
RTECS番号 AB5956000
特性
化学式 C3H2Br2N2O
モル質量 241.87 g mol−1
外観 White, translucent crystals
融点

122-125 °C, 395-398 K, 252-257 °F

危険性
GHSピクトグラム 腐食性物質 急性毒性(低毒性) 水生環境への有害性
GHSシグナルワード DANGER
Hフレーズ H314, H317, H400
Pフレーズ P273, P280, P305+351+338, P310
EU分類 腐食性 C
Rフレーズ R34, R43
Sフレーズ S26, S36/37/39, S45
半数致死量 LD50 10 mg kg−1 (intravenous, mouse)
関連する物質
関連物質 シアノアセトアミド
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

DBNPA または 2,2-ジブロモ-3-ニトリロプロピオンアミド(2,2-dibromo-3-nitrilopropionamide)は、殺生物剤殺菌剤の一つ。アルカリのいずれの条件下でも容易に加水分解する。水に対して不安定で、条件によってアンモニア臭化物イオンジブロモアセトニトリルおよびジブロモ酢酸に分解する[2]。DBNPAは一般的なハロゲン殺生物剤と同様に作用する。

DBNPAは広い用途で用いられる。例えば、製紙において懸濁液や防腐剤として使われる。

出典

[編集]
  1. ^ 2,2-dibromo-3-nitrilopropionamide - Compound Summary”. PubChem Compound. USA: National Center for Biotechnology Information (26 March 2005). 9 June 2012閲覧。
  2. ^ Reregistration Eligibility Decision (RED) 2,2-dibromo-3-nitrilopropionamide (DBNPA)”. "EPA 738-R-94-026". US EPA. pp. 179 (9/1994). 6/14/2012閲覧。