DEMAGOG (キタニタツヤのアルバム)
『DEMAGOG』 | ||||
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キタニタツヤ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
J-POP オルタナティヴ・ロック | |||
レーベル | MASTERSIX FOUNDATION | |||
プロデュース | キタニタツヤ | |||
チャート最高順位 | ||||
キタニタツヤ アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「ハイドアンドシーク」 - YouTube 「パノプティコン」 - YouTube 「人間みたいね」 - YouTube 「悪夢」 - YouTube |
『DEMAGOG』(デマゴーグ)は、日本のシンガーソングライター・キタニタツヤのアルバム。2020年8月26日にMASTERSIX FOUNDATIONから発売された。
概要
[編集]キタニタツヤの3作目にしてメジャーデビュー・アルバムである[2]。初回生産限定盤(CD+DVD)と通常盤(CD)の2形態で発売された。初回生産限定盤のDVD「Hug myself (your side) ~Live & Document from 2020.06.26 (Fri.) SHIBUYA CLUB QUATTRO~」には2020年6月26日に実施された配信ライブ「Hug myself (inside)」のパフォーマンス映像とドキュメンタリー映像が収録された[3]。
サポート・ミュージシャンに平畑徹也(Pf. & Mellotoron)とMatt(Dr.)を招き、メインのミックス・エンジニアにThe Anticipation Illicit Tsuboi @ RDS Toritsudai、マスタリング・エンジニアにJohn Greenhamを起用した[4]。サウンド面のコンセプトとしては、ファンク、ダンスミュージックテイストの前作『Seven Girls' H(e)avens』とオルタナティヴ・ロック中心の前々作『I DO (NOT) LOVE YOU.』の間を取りつつ、サポート・ドラマーのMattのブラックミュージック的なリズムとキタニのベースで作るグルーヴを軸に、原点回帰としてギター・ロックを目指した[4]。また、制作にあたり影響を受けたアーティストとしてArctic Monkeys、Phoenix、Billie Eilish、Jacob Collier、Louis Coleを挙げている[5]。
本作は「社会や日常の中で生じる嫌なことと、それに対する向き合い方」がテーマであり、アルバム前半の5曲で悪夢のような現実を描き、後半の2曲でそれに対する向き合い方を描く[5]。また、タイトルの「DEMAGOG」は古代ギリシアの煽動的民衆指導者を意味し、これについてキタニは、「自分にとっては、強い、理想的な人物像。ウジェーヌ・ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』という絵画のようなイメージ」「自分がそういう人間になれるかわからないけれど、強いことを言うアルバムを作ることができたら、今後の自分の人生において、いつか救いになると思った」と述べている[5]。
収録曲
[編集]全作詞・作曲・編曲: キタニタツヤ。 | ||
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「ハイドアンドシーク」 | |
2. | 「パノプティコン」 | |
3. | 「デッドウェイト」 | |
4. | 「人間みたいね」 | |
5. | 「悪夢」 | |
6. | 「デマゴーグ」 | |
7. | 「泥中の蓮」 | |
合計時間: |
# | タイトル |
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1. | 「Opening」 |
2. | 「Stoned Child」 |
3. | 「悪魔の踊り方」 |
4. | 「I DO NOT LOVE YOU.」 |
5. | 「波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。」 |
6. | 「輪郭」 |
7. | 「Sad Girl」 |
8. | 「ハイドアンドシーク」 |
クレジット
[編集]All songs written and arranged by キタニタツヤ
All songs mastered by John Greenham
Recording assisted by Renya Kirimoto
All songs recorded at BURNISH STONE RECORDING STUDIOS
- ハイドアンドシーク
-
- Piano:平畑徹也
- Drums:Matt
- All Other Instrument & Programming:キタニタツヤ
- Recording, Mix:yasu (Tinkle-POP)
- パノプティコン
-
- Drums:Matt
- All Other Instrument & Programming:キタニタツヤ
- Recording, Mix:The Anticipation Illicit Tsuboi @ RDS Toritsudai
- デッドウェイト
-
- Drums:Matt
- All Other Instrument & Programming:キタニタツヤ
- Recording, Mix:The Anticipation Illicit Tsuboi @ RDS Toritsudai
- 人間みたいね
-
- Drums:Matt
- All Other Instrument & Programming:キタニタツヤ
- Recording, Mix:The Anticipation Illicit Tsuboi @ RDS Toritsudai
- 悪夢
-
- Piano, Mellotoron:平畑徹也
- All Other Instrument & Programming:キタニタツヤ
- Recording:yasu (Tinkle-POP)
- Mix:The Anticipation Illicit Tsuboi @ RDS Toritsudai
- デマゴーグ
-
- Piano:平畑徹也
- Drums:Matt
- Chorus:Tomomi Nakayama, Hirohisa Katayama, Taichi Hirose
- All Other Instrument & Programming:キタニタツヤ
- Recording, Mix:The Anticipation Illicit Tsuboi @ RDS Toritsudai
- 泥中の蓮
-
- Drums:Matt
- All Other Instrument & Programming:キタニタツヤ
- Recording, Mix:yasu (Tinkle-POP)
ライブ
[編集]「スタジオライブ "煽動"」
[編集]『DEMAGOG』のリリース日である2020年8月26日21時より、「スタジオライブ "煽動"」の映像がキタニタツヤのYouTubeチャンネルにてプレミア公開された[6]。映像監督は松永つぐみ[6]。9月5日と9月6日に東京、北海道、神奈川のCDショップにて追加上映されたほか[7]、10月30日には本ライブより「デッドウェイト」の映像がキタニタツヤのYouTubeチャンネルにて公開された[8]。
セットリスト
[編集]『DEMAGOG』収録の全楽曲を演奏した[6]。
- ハイドアンドシーク
- パノプティコン
- デッドウェイト
- 人間みたいね
- 悪夢
- デマゴーグ
- 泥中の蓮
ライブメンバー
[編集]- キタニタツヤ:Vocal, Bass
- 平畑徹也:Keyboards
- 秋好佑紀:Guitar
- Matt:Drums
「2nd Oneman Tour 2020 "DEMAGOG" DAY 1 / DAY 2」
[編集]2020年10月3日より、全国7都市を巡るツアー「2nd Oneman Tour 2020 "DEMAGOG"」の開催が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を鑑みツアーファイナルである東京公演を除く日程が中止となった[9]。これを受けて、「2nd Oneman Tour 2020 "DEMAGOG" DAY 1 / DAY 2」と題し、11月5日に東京・恵比寿LIQUIDROOMにて追加公演を行った[9]。また、DAY2となる11月6日の公演では有料ライブ配信が実施された[9]。
日程
[編集]公演年 | 公演日 | 会場 | 備考 | 出典 |
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2020年 | 新型コロナウイルス感染症の流行を受けて開催中止。 | [2][10][9] | ||
11月5日 | 恵比寿LIQUIDROOM | 11月6日の東京公演以外の日程が中止になったことを受けて11月5日に追加公演を行った。 11月6日の公演では有料ライブ配信が実施された。 | ||
11月6日 |
セットリスト
[編集]DAY2 11月6日の公演より[11]。
- 本編
- ハイドアンドシーク
- きっとこの命に意味は無かった
- パノプティコン
- トリガーハッピー
- 夜がこわれる
- デッドウェイト
- 夢遊病者は此岸にて
- 君が夜の海に還るまで
- 波に名前をつけること、僕らの呼吸に終わりがあること。
- Sad Girl
- 人間みたいね
- Stoned Child
- クラブ・アンリアリティ
- 悪夢
- デマゴーグ
- 泥中の蓮
- アンコール
- 悪魔の踊り方
- 芥の部屋は錆色に沈む
ライブメンバー
[編集]- Vocal, Bass:キタニタツヤ
- Keyboards:平畑徹也
- Guitar:秋好佑紀
- Drums:Matt
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b “DEMAGOG キタニタツヤ”. ORICON NEWS. 2022年3月24日閲覧。
- ^ a b “キタニタツヤ、ソニー・ミュージックレーベルズよりニュー・アルバム『DEMAGOG』8/26リリース決定。10月より全国ツアーも”. Skream! (2020年6月26日). 2022年3月25日閲覧。
- ^ ““Hug myself (your side)” Trailer – キタニタツヤ / Tatsuya Kitani”. YouTube (2020年8月29日). 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b “キタニタツヤ Skream! インタビュー”. Skream! (2020年8月). 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b c “キタニタツヤが切り取る、悪夢のような現実と未来への救いの音楽”. CINRA (2020年8月28日). 2022年3月25日閲覧。
- ^ a b c “キタニタツヤ、ニュー・アルバム『DEMAGOG』発売日8/26に"完全再現"スタジオ・ライヴ"煽動"一度限り配信決定。初回盤DVD収録内容詳細も発表”. Skream! (2020年8月12日). 2022年4月18日閲覧。
- ^ @TatsuyaKitani2 (2020年9月4日). "9/5(土)6(日)に「煽動」がCDショップで追加上映 DEMAGOG完全再現スタジオライブ「煽動」の追加上映が決定致しました。■東京 タワーレコード新宿店 7F(8/29より継続上映) SHIBUYA TSUTAYA 2F (一部楽曲のみの上映) ■北海道 玉光堂パセオ店(9/12まで上映) ■神奈川 タワーレコード 横浜ビブレ店". X(旧Twitter)より2022年4月18日閲覧。
- ^ “デッドウェイト / キタニタツヤ from Studio Live “煽動” – DEAD WEIGHT / Tatsuya Kitani from Studio Live “AGITATION””. Skream! (2020年10月30日). 2022年4月18日閲覧。
- ^ a b c d “キタニタツヤ、恵比寿LIQUIDROOMワンマン追加公演を発表。有料生配信も実施”. Skream! (2020年8月26日). 2022年4月18日閲覧。
- ^ @TatsuyaKitani2 (2020年7月30日). "【Tour 2020 "DEMAGOG" 公演中止のお知らせ】 10月より開催を予定しておりましたツアーは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況を鑑み、誠に残念ながら東京都から他県への移動の必要のない恵比寿公演を除く、5公演を中止とさせていただきます。 詳しくはこちらから tatsuyakitani.com". X(旧Twitter)より2020年8月2日閲覧。
- ^ “アルバム『DEMAGOG』の核心を全解放させた「キタニタツヤ 2nd Oneman Tour 2020 “DEMAGOG”」独占レポート!”. Fanplus Music (2020年11月12日). 2022年4月18日閲覧。