障害者インターナショナル
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(DPI日本会議から転送)
障害者インターナショナル(しょうがいしゃインターナショナル、英語: Disabled Peoples' International)は、国際障害者年であった1981年に結成された障害者の当事者団体。世界本部はカナダのニューファンドランド島にある。略称はDPI。
加盟している団体数は世界150か国以上にのぼる。
DPI日本会議
[編集]設立 | 1986年 |
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種類 | 障害者団体 |
法的地位 | 認定NPO法人 |
本部 | 東京都千代田区神田錦町3-11-8 武蔵野ビル5階 |
会長 | 平野みどり(自立生活センターヒューマンネットワーク熊本・元熊本県議会議員) |
提携 | DPI(Disabled Peoples' International) |
ウェブサイト | https://www.dpi-japan.org/ |
日本では、1986年にDPI日本会議が発足。2007年には認定特定非営利活動法人格を取得している[1]。政治団体の日本会議とは無関係。日本障害フォーラム(JDF)に加盟している。
身体障害、知的障害、精神障害、難病等の障害種別を超え、あらゆる障害種別を対象とし、障害者の地域生活、権利擁護、教育、雇用など様々な障害者問題に取り組んでいる。加盟団体は96団体(2017年8月時点)「障害の有無によって分け隔てられない社会」「すべての人の命と尊厳が尊重される社会」「障害のある人もない人と同じように暮らせる社会へ」というビジョンを実現するため、政党等への障害者政策の提言やロビー活動、各種集会の実施や研修、障害当事者の裁判支援などを行っている。
DPI日本会議は「女性であり、障害者であることの生きづらさは、2つの差別の単純な足し算ではなく、掛け算のように複雑であり「複合差別」である。」と認識している。障害のある女性の声を広く社会へ届けるため、常任委員に障害のある女性を積極的に登用しており、2015年現在、常任委員の約 42 %が障害のある女性であるという。DPI障害女性部会を置き、関係団体と協力して活動している[2]。
主な加盟団体
[編集]- 障害者の生活保障を要求する連絡会議(障害連)
- 全国精神障害者団体連合会(全精連)
- 全国脊髄損傷者連合会
- 全国頸髄損傷者連絡会
- 一般社団法人 障害者の差別の禁止・解消を推進する全国ネットワーク
- 視覚障害者労働問題協議会
- 全国青い芝の会
- 全国障害者解放運動連絡会議(全障連)
- 全国障害学生支援センター
- NPO法人 札幌いちご会
- NPO法人 自立生活センター・立川
- 精神障害者ピアサポートセンター こらーる・たいとう
- NPO法人 HANDS世田谷
- NPO法人 インフォメーションギャップバスター
- 障害者の自立と完全参加をめざす大阪連絡会議
- NPO法人 ムーブメント
- NPO法人 沖縄県自立生活センター・イルカ
主な協力団体
[編集]- DPI女性障害者ネットワーク
- 全国公的介護保障要求者組合
- 在宅障害者の保障を考える会
- 全国自立生活センター協議会(JIL)
- 反貧困ネットワーク
- 「骨格提言」の完全実現を求める大フォーラム実行委員会