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デイヴィッド・T・ウォーカー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
David T. Walkerから転送)
デイヴィッド・T・ウォーカー
David T. Walker
出生名 David Tyrone Walker
生誕 (1941-06-25) 1941年6月25日(83歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 オクラホマ州タルサ
ジャンル ソウルR&Bクロスオーバージャズ
職業 ミュージシャン、ギタリスト、作曲家
担当楽器 ギター
活動期間 1957年 -
公式サイト davidtwalker.com

デイヴィッド・T・ウォーカー[1]David T. Walker1941年6月25日 - )は、アメリカ合衆国ギタリスト。ジャンルはソウルミュージックR&Bクロスオーバージャズ、などのジャンルのギタリストである。

来歴

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彼がギター演奏をしている作品には、ボビー・ウーマックのアルバム『ザ・ポエット』[2](1981年)、マイケル・ジャクソンの『ガット・トゥ・ビー・ゼア』、ニック・デカロの「アンダー・ザ・ジャマイカン・ムーン」(1974年)、ジャクソン5の「ネヴァー・キャン・セイ・グッバイ」「帰ってほしいの (I Want You Back)」、「アイル・ビー・ゼア (I'll Be There)」、スモーキー・ロビンソン「クルージン」[3](1979年)、リバート(ルヴァート)「(ポップポップポップ)ゴーズ・マイ・マインド」(1986年)などがある。

過去に彼がバッキングをつとめた音楽家には、ボビー・ウーマック、マーヴィン・ゲイ、ラヴ・アンリミテッド・オーケストラ、バリー・ホワイトニック・デカロジャクソン5、マイケル・ジャクソン、タヴァレス[4]、ジョニー・ブリストル、アレサ・フランクリンドナルド・バードフォー・トップスソロモン・バークジェームス・ブラウンレイ・チャールズキャロル・キング、マリーナ・ショウらがいる。

アメリカ合衆国オクラホマ州タルサ生まれ。父親は黒人、母親はチェロキーの血を引く。8人兄弟の長男。14歳までセントラル・カリフォルニアの農場で育つ。小学校でサックスを吹き、中学・高校でマーチングバンドを経験。15歳のとき家族はロサンゼルスに戻り、近所の教会で演奏されていたゴスペルがきっかけでギターを始める。その後、バンド「キンフォークス」を結成し、高校卒業後に親元を離れニューヨークへ移り、プロ・ミュージシャンとしての活動を開始する。彼がギタリストとして名を知られるようになったのは、やはりモータウンとのかかわりが大きい。その後、1968年にはソロ・アルバムも発表している。自動車産業の不況によりモータウンがロサンゼルスへ移転してからは、彼も西海岸での仕事が増えた。バリー・ホワイトとラブ・アンリミテッド・オーケストラや、ザ・シルヴァーズとの仕事は、その代表的な例である。

1981年に、西海岸のグループ、ザ・クルセイダーズのジョー・サンプルとの双頭アルバム『スイング・ストリート・カフェ』を発表した。1982年のザ・クルセイダーズ来日公演に参加し、その後も何度かギタリストとして参加している。なお、サポート・メンバーであり、正式メンバーでない。

1980年代には、ボビー・ウーマックのソウル・アルバム『ザ・ポエット』『ザ・ポエット2』[5]の2枚に参加している。

2007年、長らく廃盤となっていたオリジナル・アルバムが次々に再発された。同時期にマリーナ・ショウのツアーにも同行していた。2008年、アルバム『ソーツ』、2009年にアルバム『Wear My Love』を、2010年にアルバム『FOR ALL TIME』をリリース。

2007年5月には日本初となる単独公演を開催。東名阪を周る日本ツアーを行い、東京公演の模様を収めたDVDも発売された。12月には東京、横浜、札幌にて再来日公演を開催。過去に共演したミュージシャンには、井上陽水(二色の独楽)、アンリ菅野安室奈美恵阿川泰子上田正樹古内東子松岡直也吉田美奈子DREAMS COME TRUEらがいる。特にドリカムとは吉田美和のソロアルバム『beauty and harmony』にプレイヤーとして招かれて以来2008年までレコーディングやツアーに帯同し活躍、ファンからも吉田が付けた「デヴィ爺」の愛称で親しまれていた。

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • 『ザ・サイド・ウォーク』 - The Sidewalk (1967年、Revue)
  • 『ゴーイング・アップ!』 - Going Up! (1969年、Revue)
  • 『プラム・ハッピー』 - Plum Happy (1970年、Zea)
  • 『デヴィッド・T.ウォーカー』 - David T. Walker (1971年、Ode)
  • 『プレス・オン』 - Press On (1973年、Ode)
  • 『オン・ラヴ』 - On Love (1976年、Ode)
  • 『スイング・ストリート・カフェ』 - Swing Street Cafe (1981年、Crusaders/MCA) ※with ジョー・サンプル
  • 『イ・エンス』 - Y-Ence (1987年、The Baked Potato)
  • 『ウィズ・ア・スマイル』 - With A Smile (1988年、The Baked Potato)
  • 『アヒムサ』 - Ahimsa (1989年、Half Moon)
  • 『ソウル・フード・カフェ』 - Soul Food Cafe (1989年、Invitation) ※with Soul Food Cafe
  • 『フロム・マイ・ハート』 - ...From My Heart (1993年、Edoya)
  • 『ドリーム・キャッチャー』 - Dream Catcher (1994年、Edoya)
  • 『ビラヴド』 - Beloved (1995年、Edoya)
  • 『ベスト・オブ・ベスト 1971-1976』 - David T. Walker 1971-1976: Best of Best (2008年、Video Arts Music) ※コンピレーション
  • 『ソーツ』 - Thoughts (2008年、DCT)
  • 『Wear My Love』 - Wear My Love (2009年、DCT) ※クリスマス・アルバム
  • 『FOR ALL TIME』 - For All Time (2010年、DCT)
  • 『ライブ・アット・ビルボードライブ東京』 - @ Billboard Live, Tokyo (2015年、335) ※with ラリー・カールトン
  • 『ミュージック・フォー・ユア・ハート〜ベスト・オブ・デヴィッド・T.ウォーカー〜』 - Music For Your Heart: Best of David T. Walker (2017年、Universal Music) ※コンピレーション

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参加アルバム

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スモーキー・ロビンソン

  • 『ウェア・ゼアズ・ア・スモーク』 - (1979年、モータウン)

ボビー・ウーマック

  • 『ザ・ポエト』 - (1981年、ビバリー・グレン)

リヴァート

  • 『ブラッドライン』 - (1986年、アトランティック)

ラブ・アンリミテッド・オーケストラ

  • 『ラプソディー・イン・ホワイト』 - Rhapsody In White (1974年、20th Century)
  • 『ホワイト・ゴールド』 - White Gold (1974年、20th Century)

マーヴィン・ゲイ

  • トラブル・マン』 - Trouble Man (1972年、Tamla)
  • 『レッツ・ゲット・イット・オン』 - Let's Get It On (1973年、Tamla)
  • 『マーヴィン・ゲイ・ライヴ!』 - Marvin Gaye Live! (1974年、Tamla)
  • アイ・ウォント・ユー』 - I Want You (1976年、Tamla)

ニック・デカロ

  • 『イタリアン・グラフィティ』 - Italian Graffiti (1974年、Blue Thumb)

エタ・ジェイムス

  • 『ロックス・ザ・ハウス』 - Etta James Rocks the House (1964年、Argo)

インクレディブル・ボンゴ・バンド

  • 『リターン・オブ・ザ・インクレディブル・ボンゴ・バンド』 - The Return Of The Incredible Bongo Band (1974年、Pride)

アフリーク

  • 『ソウル・マコッサ』 - Soul Makossa (1973年、Mainstream)

キャノンボール・アダレイ

  • 『ハッピー・ピープル』 - The Happy People (1970年、Capitol)

ドナルド・バード

  • 『エチオピアン・ナイツ』 - Ethiopian Knights (1972年、Blue Note)
  • 『ブラック・バード』 - Black Byrd (1973年、Blue Note)
  • 『ストリート・レディ』 - Street Lady (1974年、Blue Note)
  • 『ステッピン・イントゥ・トゥモロー』 - Stepping into Tomorrow (1975年、Blue Note)
  • 『カリカチュアズ』 - Caricatures (1976年、Blue Note)

ジェフリー・オズボーン

  • 『フー・フー・フー』 - Jeffrey Osborne (1982年、A&M)

グロリア・スコット

  • 『ホワット・アム・アイ・ゴナ・ドゥ』 - What Am I Gonna Do (1974年、Casablanca)

マリーナ・ショウ

シルヴァーズ

  • The Silvers II (1973年、Pride)

スタンリー・タレンタイン

  • Pieces of Dreams (1974年、Fantasy)
  • In the Pocket (1975年、Fantasy)
  • 『雨を見たかい』 - Have You Ever Seen the Rain (1975年、Fantasy)
  • 『ベッチャ』 - Betcha (1979年、Elektra)
  • La Place (1989年、Blue Note)

脚注

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  1. ^ デヴィッド・T.ウォーカーの表記もある
  2. ^ Works01davidtwalker.jp 2024年2月29日閲覧
  3. ^ Works34 davidtwalker.jp 2024年2月29日閲覧
  4. ^ D.T. Walker オフィシャル・サイト 2024年3月7日閲覧
  5. ^ https://www.discogs.com/Bobby-Womack-The-Poet-II/release/1593936
  6. ^ David T. Walker | Discography”. AllMusic. 2014年6月30日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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