Denemo
Linux上で動作するDenemo 0.7.5 | |
開発元 | Jeremiah Benham, Nils Gey, Richard Shann |
---|---|
最新版 |
2.2
/ 2017年8月1日 |
リポジトリ | |
対応OS | Linux, Windows, macOS |
プラットフォーム | クロスプラットフォーム |
種別 | 楽譜作成ソフトウェア |
ライセンス | GNU General Public License |
公式サイト | http://www.denemo.org/ |
Denemo(デネモ)は、主にGNU LilyPond用のグラフィカルユーザインタフェース (GUI) を実現する楽譜作成用フリーソフトウェアである。
GTK+ 2.0を使い、Linux、WindowsとmacOS上で動作する(macOS版の移植は別のグループが行っており、MacPorts (en) の一部として配布されている)。
特徴
[編集]Denemoは出版用の記譜を容易にし、楽譜作成ソフトウェアGNU LilyPondでの植字用の記法を素早く実現する。楽譜はPCのキーボードでタイプするか、MIDI ポートから入力するか、サウンドカードにマイクロフォンを接続して演奏する事で記録できる。Denemoは効率的に記譜し編集できるかたちで楽譜を表示するだけである。Denemo自体が楽譜を製版するわけではなく、LilyPondのGUIだと言える。
また、ユーザがCsoundを通して音を直接出力できる再生ユーティリティも持つ。内部サンプラを使用して演奏する他に、JACK/MIDI クライアントとして振舞うことも可能である。
教育目的の用法として、音を鳴らしての音階テストを行うことができる。
機能
[編集]Denemoは楽譜の全体または一部を
などのファイル形式で出力する事ができる。
Denemoはキーボード中心主義的に設計され、全ての記譜機能をキーボードショートカットを通じて使用できるようになっている。これは、コンピュータミュージックの記譜はキーボードのみを使用したほうがキーボードとマウスを併用するよりも素早く行なう事ができる、という設計哲学からきている。ただし、全ての操作はマウスでも行なう事ができ、キーボードショートカットは機能を呼び出すメニューアイテムを用いることで定義できる。