Digital Photo Professional
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開発元 | キヤノン株式会社 |
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初版 | 2004年 |
最新版 |
3.15.0 / 4.3.1
/ 2015年10月29日 |
対応OS | Microsoft Windows 10 / 8 / 7 / Mac OS X 10.4 - 10.6 |
公式サイト |
cweb |
Digital Photo Professional(以下DPPと略す。)は、キヤノン製デジタルカメラに付属するRAW画像を処理するソフトウェアである。
DPPはRAWフォーマットだけでなく、JPEGフォーマット、TIFFフォーマットの処理も可能である。
沿革
[編集]2004年に発売されたプロ向けデジタル一眼レフカメラEOS-1D Mark IIに同梱されたのが最初のバージョンである[1]。その後、中級機のEOS 20Dや初級機のEOS Kiss デジタル Nにも同梱されるようになる。2005年発売のEOS 5Dに同梱されたVer 2.0からはピクチャースタイルにも対応した[2]。現在では特定の機種のみ対応のバージョン4系列とその他の機種対応のバージョン3が同時展開しており、バージョン4の対応機種は徐々に増えている状態である。
機能
[編集]キヤノン製のデジタルカメラに記録されたRAW、JPEGフォーマットデータの閲覧と、RAWフォーマットデータの色温度、明るさなどの処理や各種補正、キヤノン製レンズを使用した際にはレンズの歪曲などの修正、フォーマット変換や処理済データのプリントを一連のワークフローとして処理できるソフトウェアとなっており、データ入力、現像処理、プリントまで一貫して行えるため、初心者からプロフェッショナルまで広範囲に使用が可能である。
頒布形態
[編集]カメラメーカーが作った無償に近い形で配布されているソフトウェアである。
ただしバージョン4のダウンロードには対応機種のシリアル番号の入力が必要となっている。
脚注
[編集]- ^ マイコミジャーナル(毎日コミュニケーションズ) (2004年1月29日). “DIGIC II・8.5コマ/秒連写のプロ向けデジタル一眼レフ「EOS-1D Mark II」”. 2010年5月14日閲覧。[リンク切れ]
- ^ デジカメWatch(Impress Watch) (2005年8月23日). “キヤノン、フルサイズCMOS搭載のデジタル一眼レフ「EOS 5D」”. 2010年5月14日閲覧。