ドージャ・キャット
ドージャ・キャット | |
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ドージャ・キャット(2024年) | |
基本情報 | |
出生名 | アマラ・ラトナ・ザンディル・ドラミニ |
生誕 | 1995年10月21日(29歳) |
出身地 | アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル | ポップラップ[1]、R&B[1]、ダンスホール[2] |
職業 | シンガーソングライター、ラッパー |
活動期間 | 2012年 - |
レーベル | Kemosabe Records、RCA Records |
公式サイト |
www |
アマラ・ラトナ・ザンディル・ドラミニ(Amala Ratna Zandile Dlamini、1995年10月21日 - )は、ドージャ・キャット(Doja Cat)の名前で知られるアメリカ合衆国のシンガーソングライター、ラッパー[3][4]。身長160cm[5]。母は、ユダヤ系アメリカ人の画家で[6][7]、父のドゥミサニ・ドラミニは、ズールー人をルーツに持つ南アフリカ共和国の俳優[8]。
来歴
[編集]ロサンゼルスで生まれ育った彼女は、10代の頃から、SoundCloudで音楽の制作とリリースを始め、17歳の時にメジャーレーベルと契約し、2014年にデビューEP『Purrr!』、2018年にデビューアルバム『Amala』をリリース[9]。自主制作したミュージックビデオ「Mooo!」がインターネットミームとして、バイラルな成功をおさめた[10]。
2019年には、2ndアルバム『Hot Pink』をリリースし、収録曲「Say So」が、TikTokで人気を博し、バイラルヒットを記録、2020年5月には、ニッキー・ミナージュをフィーチャーした「Say So (Remix)」がリリースされ、Billboard Hot 100にて、ナンバーワンを記録した[11]。
2020年には、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』のサントラに参加し、「Boss Bitch」をリリース。2021年には、3rdアルバム『Planet Her』をリリースし、Billboard Global 200にて、最高2位を獲得。また、本アルバムより「Kiss Me More (feat. SZA)」「Need to Know」「Woman」などが、Billboard Hot 100にて、トップ10入りを果たした。
第64回グラミー賞では、「年間最優秀レコード」「年間最優秀楽曲」「年間最優秀アルバム」の主要3部門に加え、計8部門にノミネートされ、「Kiss Me More」が、「最優秀ポップ・パフォーマンス(グループ)」を受賞した[12]。
2022年には、オースティン・バトラー、トム・ハンクスが主演を務めたエルヴィス・プレスリーの伝記映画『エルヴィス』のサントラに参加し、劇中歌「Vegas」をリリース[13]。
パーソナリティ
[編集]ウォールストリートジャーナルは、「強いメロディックな感覚と大胆な視覚的存在感を備えた熟練したテクニカルラッパー」と評している[14]。 また、TikTokなどのソーシャルメディア・アプリケーションでの人気要素を取り入れた楽曲やミュージックビデオを制作することで知られている。インターネットにも精通しており、彼女のふざけたユーモラスな性格で、ソーシャル・メディアプラットフォームでも人気を博している。
音楽性
[編集]ドージャ・キャットの音楽は、ヒップホップ、ポップ、 R&B、ポップラップと称される。ニッキー・ミナージュを彼女の最大の影響力として挙げており、ビルボードのインタビューで「ニッキー・ミナージュが世界に出したすべてのものに恋をしている」と述べた[15]。 3rdアルバム『Planet Her』収録の「Get Into It (Yuh)」では、ニッキーに敬意を表して、彼女のデビューシングル「Massive Attack」から、歌詞とラップを引用している[16]。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]発売日 | タイトル | 詳細 | チャート最高位 | 認定 | ||
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US | UK | |||||
1st | 2018年3月30日 | Amala |
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138 | — | |
2nd | 2019年11月7日 | Hot Pink | 9 | 38 | ||
3rd | 2021年6月25日 | Planet Her |
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2 | 3 | |
4th | 2023年9月22日 | Scarlet |
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4 | 5 | |
"—" は未発売、またはチャート圏外を意味する。 |
EP
[編集]発売日 | タイトル | 詳細 | チャート最高位 | ||
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US | UK | ||||
1st | 2014年8月5日 | Purrr! |
|
— | — |
"—" は未発売、またはチャート圏外を意味する。 |
受賞歴
[編集]脚注
[編集]- ^ a b Bashford, Erin (November 8, 2019). “Doja Cat - Hot Pink - Clash Magazine”. Clash. November 12, 2019閲覧。
- ^ “Girl to Know: Doja Cat”. DNA (March 24, 2020). August 27, 2020閲覧。
- ^ Myers, Jess (October 2, 2019). “13 Talented Libras That'll Give You Balance this Zodiac Season”. Ones to Watch. May 24, 2020閲覧。
- ^ Brown, August (October 30, 2019). “Doja Cat went viral. Now what? A hip-hop meme star gets serious, sort of, for her second act”. Los Angeles Times. April 11, 2020閲覧。
- ^ “Doja Cat” (英語). IMDb. 2023年5月10日閲覧。
- ^ Pache, Juliana (September 19, 2019). “Doja Cat will do whatever she wants”. The FADER. May 10, 2020閲覧。
- ^ Meyer-Horn, Maxim (March 10, 2019). “Interview: Meet Doja Cat, the Artist Behind the Legendary Song 'Mooo!'”. Enfnts Terribles. May 10, 2020閲覧。
- ^ Hevesi, Dennis (October 13, 1987). “For South African Actors, New York Is a Wonder”. The New York Times. ISSN 0362-4331 October 8, 2021閲覧。
- ^ “Doja Cat Feels Liberated and More Focused Than Ever: 'I'm So Pumped For My Life Right Now'” (英語). Billboard. 2020年11月24日閲覧。
- ^ “Doja Cat explains how she made her viral hit “Mooo!”” (英語). The FADER. 2022年7月8日閲覧。
- ^ “Doja Cat”. Billboard. 2020年11月24日閲覧。
- ^ “65th Annual GRAMMY Awards”. www.grammy.com. 2023年3月27日閲覧。
- ^ (日本語) Doja Cat - Vegas (From the Original Motion Picture Soundtrack ELVIS) (Official Video) 2022年7月8日閲覧。
- ^ Richardson, Mark (2021年7月2日). “Songs for a Social Summer” (英語). Wall Street Journal. ISSN 0099-9660 2022年7月8日閲覧。
- ^ Havens, Lyndsey (2022年2月23日). “How Doja Cat Juggles Social Media and Superstardom” (英語). Billboard. 2022年7月8日閲覧。
- ^ “Doja Cat Pays Tribute To Nicki Minaj’s “Massive Attack” On “Get Into It (Yuh)”” (英語). Genius. 2022年7月8日閲覧。
- ^ “Gold & Platinum” (英語). RIAA. 2021年6月21日閲覧。
- ^ a b “BRIT Certified” (英語). BPI. 2021年6月21日閲覧。
- ^ “The Official New Zealand Music Chart” (英語). THE OFFICIAL NZ MUSIC CHART. 2021年11月4日閲覧。