E・パトリシア・ツルミ
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エリザベス・パトリシア・ツルミ(Elizabeth Patricia Tsurumi、1938年 - 2016年5月3日[1])は、カナダの歴史家、ビクトリア大学名誉教授[2]。女性、教育、植民地主義、植民地教育、産業婦人の歴史などに関する研究を行い、日本統治時代の台湾と朝鮮における教育比較研究の基礎を築いた[3]。
来歴
[編集]1971年にハーバード大学で日本史の博士号を取得。日本植民地時代経験者にインタビューするため、台湾にてリサーチを行う。
1972年、クイーンズ大学とウェスタンオンタリオ大学での勤務ののち、ビクトリア大学の歴史学部にて教鞭を取る。
1989年、日本の産業婦人に関する論文でヒルダ・ニートビー賞 英語記事を受賞。
1990年に出版された『Factory Girls: Women in the Thread Mills of Meiji Japan』で加日本図書賞を受賞[2]。
2016年5月3日、ホーンビー島の自宅で逝去。
著書
[編集]- E. Patricia Tsurumi『Japanese Colonial Education in Taiwan, 1895–1945』Harvard University Press、1977年2月5日。ISBN 0674434072。
- E. Patricia Tsurumi『Factory Girls: Women in the Thread Mills of Meiji Japan』Princeton University Press、2020年6月30日。ISBN 0691000352。
脚注
[編集]- ^ “Elizabeth Tsurumi Obituary - Courtenay, BC” (英語). Dignity Memorial. 2024年12月15日閲覧。
- ^ a b “In memorium: Paddy Tsurumi - University of Victoria” (英語). UVic.ca (2016年6月3日). 2024年12月15日閲覧。
- ^ 磯田 一雄 (2005). “比較植民地教育研究の対象と方法--E.P.Tsurumiの批判的検討のための視点をめぐって”. 東アジア研究 43: 3-17.