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EIGHTH

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EIGHTH
漫画
作者 河内和泉
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊ガンガンJOKER
レーベル ガンガンコミックスJOKER
発表号 2009年8月号 -
発表期間 2009年7月22日 -
巻数 既刊5巻(2011年7月現在)
話数 20話(5巻現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

EIGHTH』(エイス)は、河内和泉による日本漫画作品。『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)で2009年8月号より連載中。

概要

河内和泉のスクウェア・エニックス3作目の連載作品。遺伝子工学生命科学医療を舞台に、遺伝子研究所の警備員の少年と特殊な能力を持つ少女を中心に展開されるSFアクションファンタジーコメディ。『機工魔術士-enchanter-』でも見られたお色気要素や、技術に対する倫理的なシリアスな展開も健在である。

初回では、巻頭カラーを含む104ページという大ボリュームで展開された。

バイオテクノロジーに関する様々な知識が登場し、ほとんどが事実に基づいている。セルシアの能力以外、特に非現実的な描写は登場しない。

単行本2巻の時点で、モバイルアンケートによるキャラクター人気投票が行われた。

あらすじ

米国に本社を置くバイオ産業大手・グラフィコ社の研究機関・エイス研究所の保安警備員であるナオヤ・グラフィコは叔父である所長よりローマへ飛ぶよう命じられる。ナオヤに課せられた使命は、レオン社の研究所に監禁されている「奇跡の少女」ことセルシアを救出し、シチリア島の両親の許へ送り届けること。

レオン社の研究所へ潜入し、セルシアを救出したナオヤはこのままいずれ別の追っ手が差し向けられるのではないかと考え、セルシアを連れてエイス研究所へ戻ることにする。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


登場人物

メイン・キャラクター

ナオヤ・グラフィコ
主人公。保安警備員(セキュリティーガード)としてエイス研究所に所属している。
所長である真矢の甥で、所長やその補佐役である真理からはその手腕を高く評価されているが色仕掛けに弱く、体を張って活躍しても労多くして益少なしな結果に終わることが多い。
幼少期にエイスによって助けられた経験があり、そのためエイスをまもるためにこの職業に付く。巨乳と尻が好き。
かなりのお人好しで、困ってる人を放っておけない人物。保安警備員になった理由は「みんなを守りたい」という想いから。
武器は、拳銃SIG SAUER P226を使用している。
キャラクター人気投票ランキング5位。
セルシア
イタリア・シチリア島出身の「奇跡の少女」。16歳。真理に劣らぬ巨乳。生まれつき生物の代謝を促進する能力を持っており、バイオ産業の様々な勢力からその能力を狙われている。
ローマのレオン研究所に監禁されていた所をナオヤに救出され、このままシチリアに還してもまた別の勢力に狙われるのではないかとのナオヤの判断によりエイス研究所で保護されることになった。
表向きの形としては「ナオヤが勝手に連れ込んだ女の子」ということになっており、ナオヤの部屋に居候している(そのため、ナオヤは廊下で寝ることになった)。
特殊能力を持っているだけで全くの素人であり、遺伝子工学に関する専門的な知識や技術はほとんど持ち合わせていない。性格は天然で大人しい。キリスト教徒の様で、祈ったり、礼拝堂などに興味を示したり、時々シスター服になることがある。
キャラクター人気投票ランキング2位。
新庄ヒカル(しんじょう ヒカル)
セルシアと同じくらいの年齢の少女。新庄の娘。セルシアと対照的に活発で気が強い。
身体能力が非常に高く、正規の訓練を受けた描写はないがナオヤと渡り合ったり、セルシアを狙うエイスへの侵入者と戦ったこともある。主にナイフを使用して戦う。
貧乳を気にしており、セルシア・真理を始めナオヤの近辺に巨乳の女性が多いことをやっかんでいる。その衝動なのか、最近「マリ乳成分」なるよくわからない成分に精神安定を求めてる模様。
父親の苦労を見てきたため、研究所を嫌っていたが、ナオヤと出会ったことで父が再び研究所に戻ることに賛成する。
キツい性格ながら本心はナオヤに気がある模様。セルシアと同様、ナオヤの部屋に居候している。
キャラクター人気投票ランキング1位。

エイス研究所

真矢(しんや)
遺伝子工学を専門とするエイスの所長。4thラボの所長を兼任。
ナオヤの叔父に当たるつかみ所の無い人物で、ナオヤに使命を下す際も自分の真意については多くを語らない。巨乳好きでセクハラ的発言が多く、「エイスで最もエロい人物」に認定されている。
しかしエイスやセルシアを守ることに関しては非常に真剣であり、目的のためにはナオヤに危険な任務を強いることもある。
金髪で、常にサングラスをかけており素顔は不明。本人曰く、目つきが悪く昔ナオヤに泣かれたことがあったのでかけているとのこと。作中1度外したことがあったが、東急ハンズのパーティーグッズでごまかしていた。
キャラクター人気投票ランキング4位。
真理(まり)
所長とナオヤの補佐役。何を考えているかわからない所長に振り回されがちだが、ナオヤに対しては大人の色気を振りまきながら接することで行動を掌握している。
お茶目で飄々としているが、仕事第一で自身の身を省みないこともある。
キャラクター人気投票ランキング2位(ただし、1位とは僅差)。
アンジェラ
植物遺伝子研究部門部門長。眼鏡をかけた女性で植物をこよなく愛し、植物を「彼女ら」と呼びかけ、植物の声を聞くことにすべてをかけている。
研究を始めるとやや暴走気味。植物の研究が人命に直接関わることが少ないため蔑ろにされがちなことに不満を感じており、研究を続けさせてもらえないと子供のように泣き出す。
ナオヤのことを「少年」と呼んでおり、とある経緯により彼を信頼するようになり、何かと頼みごとをする。
キャラクター人気投票ランキング6位。
新庄(しんじょう)
ヒカルの父親。日本人で移植皮膚の特許技術を持つ研究者の男性。所長である真矢とは大学時の先輩後輩にあたる(彼は客員だった)。
皮膚移植の研究をしていたが、会社が倒産したことと、ヒカルの反対で彼女と共にアマゾンの奥地で研究をしていた。
ナオヤとヒカルの説得により、現在はエイス研究所で研究を行っている。妻がいたらしいが、逃げられたという。
アイザック
ワクチン開発部門の男性。無表情で冷静沈着だが、意外とかわいい絵を描く。某漫画のように「ウイルスが目に見える」というジョークを飛ばしたことがある。

グラフィコ社

龍一(りゅういち)
経営部。真矢の弟。兄と容姿・性格ともにまったく異なり、礼儀正しく、しっかり者の男性。
ナオミ=セガール
ライセンス部。製品のライセンスの交渉事を担当している女性。仕事に厳しくマイペース。わかりにくいがジョークも言う。
ナオヤと共に新庄博士の説得に赴き、結果として彼をエイスに連れて帰った。
最初はナオヤを子供扱いしていたが、同行した後、別れ際に「また機会があれば一緒に行きましょう」と述べるなど、多少見直した様子。

その他

トリニティ
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)職員の女性。知能は高く常に一生懸命なのだが、仕事に関しては非常に間が抜けているいわゆるドジっ娘で、ミスをしてばかりで泣き虫。そのため真矢には「疫病神」と評され苦手がられている。しかし、本人は意図していないが結果的に常人離れした行動を起こすことがあり、ナオヤには「天然の出来る人ではないか?」と言われている。
トリインフルエンザのワクチンを先取りして作るために尽力していたが、その過程でヒトにも感染する可能性のある改変型ウィルスを紛失してしまい、エイスに助力を懇願する。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


書誌情報

外部リンク