EMD 567系エンジン
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EMD 567系エンジンはGM-EMD(EMD)社製の大型機関車用2ストローク・ユニフロー掃気ディーゼルエンジンである。
概要
[編集]567シリーズはWinton201-Aの後継として1938年から645系エンジンによって置き換えられる1966年まで、EMD社のディーゼル機関車のエンジンとして使用された。このエンジンは各気筒あたりの排気量が567立方インチ(9294cc)、ボア81⁄2インチ(216mm) x ストローク10インチ(254mm)のロングストロークエンジンであった。また、V型45度バンク角を採用し、Winton201-Aや後継となるEMD 645と同様、2ストロークのユニフロー掃気方式であった。12気筒では111,530cc、16気筒では148,706ccとなる。
船舶用エンジンとしても用いられ、12気筒モデルはアメリカ海軍のLSTの主機関に採用された。
諸元
[編集]型式 | 最大回転数 | 掃気 | 製造年 | 圧縮比 | 馬力 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 cyl. | 8 cyl. | 12 cyl. | 16 cyl. | |||||
567 | 800 | ルーツブロワ | 1938年-1943年 | 16:1 | 600 | 1000 | 1350 | |
567A | 800 | ルーツブロワ | 1943年-1953年 | 16:1 | 600 | 1000,1200 | 1350 | |
567AC | 800 | ルーツブロワ | 1953年-1961年 | 16:1 | 600 | 1000 | ||
567B | 800 | ルーツブロワ | 1945年-1954年 | 16:1 | 600 | 800 | 1000,1125,1200 | 1300,1500 |
567BC | 800 | ルーツブロワ | 1953年-1963年 | 16:1 | 1125,1200 | 1500 | ||
567C | 800,835 | ルーツブロワ | 1953年-1966年 | 16:1 | 600 | 900 | 1125,1200 | 1500,1750 |
567CR | 835 | ルーツブロワ | 1956年-1965年10/56-11/65 | 16:1 | 900 | |||
567D1 | 835 | ルーツブロワ | 1959年-1965年 | 20:1 | 1325 | 1800 | ||
567D2 | 835 | ターボチャージャー | 1959年-1962年 | 14.5:1 | 2000 | |||
567D3 | 835 | ターボチャージャー | 1959年-1963年 | 14.5:1 | 2250,2400 | |||
567D3A | 900 | ターボチャージャー | 1963年-1966年 | 14.5:1 | 2500 | |||
567E | 835 | ルーツブロワ | 1966年 | 16:1 | 1200 |
- cyl. = シリンダー数