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ESO 137-001

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ESO 137-001
ESO 137-001のハッブル宇宙望遠鏡による画像
星座 みなみのさんかく座
見かけの等級 (mv) 14.6[1]
視直径 1.3' × 0.6'[1]
分類 SBc[2]
位置
元期:J2000.0[2]
赤経 (RA, α)  16h 13m 27.305s[2]
赤緯 (Dec, δ) −60° 45′ 50.59″[2]
赤方偏移 0.014880[1]
視線速度 (Rv) 4461 ± 46 km/s
距離 1億9900万光年(61.1 Mpc)[注釈 1]
他のカタログでの名称
ESO 137-001 , ESO 137-1 , ESO-LV 137-0010 , LEDA 57532 , PGC 57532
Template (ノート 解説) ■Project

ESO 137-001は、じょうぎ座銀河団(Abell 3627)に位置する棒渦巻銀河である[3]みなみのさんかく座の方角にある。銀河銀河団の中心に向かって1時間に約700万km移動している[4]ため、動圧により高温のガスを剥ぎ取られて26万光年もの長い尾を形成している[3][5]。この尾では、星形成が行われていることを示すデータが得られており[3]、ガスは1億℃にも達する[3][注釈 2]。2005年にDr. Ming Sunによって発見された[6]

銀河の運命

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ESO-137-001が銀河を剥ぎ取っている[7]

剥ぎ取られたガスは、銀河の進化に大きな影響を与えていると考えられている。銀河から冷たいガスを奪い、新しい星形成を終わらせ、星形成の効果で内側の腕とバルジの形を変えると考えられている[要出典]

脚注

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注釈

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  1. ^ 距離d=v/H0より計算。v=視線速度=4461km/s、H0=ハッブル定数=73.0km/(Mpc・s)。dの単位は[Mpc]。光年は1pc=3.26光年より計算。
  2. ^ 文献元は1.80億°F。℃=(°F-32) × 5/9だが、億単位なので℃=°F × 5/9で計算。

出典

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  1. ^ a b c NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for NGC ESO 137- G 001. 2019年9月21日閲覧。
  2. ^ a b c d SIMBAD, "ESO 137-1" (accessed 2010-10-27)
  3. ^ a b c d Image of the Day Gallery, "Galaxy Cluster Has Two 'Tails' to Tell", NASA (accessed 2019-09-21)
  4. ^ Robert Nemiroff, Jerry Bonnell. “APOD Stripping ESO 137-001”. 2019年9月21日閲覧。
  5. ^ Chandra.Harvard”. 2019年9月21日閲覧。
  6. ^ UAH professor watching galaxy he discovered collide with cluster”. 2019年9月21日閲覧。
  7. ^ MUSE Reveals True Story Behind Galactic Crash”. www.eso.org. ESO. 2019年9月21日閲覧。

外部リンク

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