f.lux
画面をつなぎ合わせた 2 枚の写真、f.lux が無効になっている状態 (左側)、f.lux のデフォルト設定 (右側) | |
作者 |
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開発元 | Flux Software LLC |
初版 | 2009年2月 |
最新版 | |
対応OS | Microsoft Windows, Linux, macOS, iOS |
対応言語 | 英語 |
サポート状況 | Active |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト |
justgetflux |
f.lux (ふらっくす[3]) はハーバード大学医学部が推奨するディスプレイの色温度を場所と時間に合わせて調節するクロスプラットフォームのブルーライトカットソフトウェアである。このプログラムは夜間の眼精疲労と睡眠パターンの乱れなどの生活習慣病を軽減することを目的に作成された[4][5][6]。
機能
[編集]f.luxをインストールする際に利用者は地理座標、郵便番号、あるいは地名に基づいて場所を選択する。すると、選択された場所の日の出と日の入りの時刻に基づいてディスプレイの色温度が自動的に調整される。日没時には色温度が徐々に暖色に変化し、日の出時には元の色(寒色)に戻る。[5][6]
f.luxは、さまざまなカラープロファイルと事前に定義された色温度の値があり、特定のプログラムや活動中のプログラムの動作を変更する。映画鑑賞モード、赤みを軽減するモード(2.5時間)、夜間の視力に影響を及ぼさない暗室モードなどがある。[5][6]夜間に働く人はf.luxでパソコンの時間を昼夜逆転させて、昼間にディスプレイを暖色にできる。[7]
動作環境
[編集]このプログラムは、Microsoft Windows、MacOS、Linuxで利用できる(ただし、現在Ubuntu 18.04 LTSでは動作しない)。iOSでも利用することも可能[8]。
健康
[編集]夜のブルーライトはメラトニンの分泌を減少させ、がんや心臓病、糖尿病、肥満などの生活習慣病の発症リスクを高める要因の一つとされている。このため、夜間、ハーバード大学医学部では、f.luxなどのブルーライトカットソフトを強く勧めている。一方、注意力、反射神経、精神の安定、睡眠の改善など脳の様々な機能の向上に有効とされているため、青色光は昼にちゃんと浴びるようになってる[9][4]。
脚注
[編集]- ^ “Build 37.2 for El Capitan”. f.lux. June 2, 2016閲覧。
- ^ “f.lux for iOS”. f.lux. January 15, 2016閲覧。
- ^ “f.lux: F.A.Q.”. 2017年2月11日閲覧。
- ^ a b Corliss, Julie (2021年10月26日). “Can blue light-blocking glasses improve your sleep?” (英語). Harvard Health. 2021年11月1日閲覧。
- ^ a b c “Review: f.lux makes your computer usable at night”. PC World (October 31, 2013). 3 March 2015閲覧。
- ^ a b c “Save Your Eyes and Improve Your Sleep with f.lux for OS X and Windows”. TekRevue (October 15, 2014). January 15, 2016閲覧。
- ^ “f.lux: F.A.Q. - I work nights. How do I flip the day and night settings?”. justgetflux.com. 31 October 2016閲覧。
- ^ “Reduce Eye Strain and Get Better Sleep by Using f.lux on Your Computer”. How-To Geek (October 23, 2014). January 15, 2016閲覧。
- ^ Blue light has a dark side, Harvard Health Publication, 2015,9,2