First-hop redundancy protocol
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ファーストホップ冗長プロトコル(First-hop redundancy protocol)とは、クライアントPCから最初に到達するネットワーク機器を冗長化するためのプロトコルである[1]。
これにより、クライアントPCがインターネットなどの外部に接続するときに最初に通信するデフォルトゲートウェイ機器が故障しても、別のファーストホップが通信処理をする。
これを実現するには、仮想IPアドレスと仮想MACアドレスをデフォルトゲートウェイ(ルータ)に設定する。
ファーストホップ冗長プロトコルはいくつかの種類がある。以下にそれらプロトコル名と特徴を列挙する。
プロトコル名 | 仕様 | 冗長構成 | 役割 | 負荷分散 | 仮想ルータのIPアドレス | 仮想MACアドレス |
---|---|---|---|---|---|---|
HSRP | Cisco独自 | アクティブ/スタンバイ | アクティブ/スタンバイ | サブネット単位で可能 | 空きIPアドレス | 0000.0c07.acxx |
GLBP | Cisco独自 | アクティブ/アクティブ | AVG/AVF | ホスト単位で可能 | 空きIP/実IPアドレス | 0007.b40x.xxyy |
VRRP | 標準 | アクティブ/スタンバイ | マスタールータ/バックアップルータ | サブネット単位で可能 | 空きIPアドレス | 0000.5e00.01xx |