Game Science
現地語社名 | 游科互动科技有限公司 |
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種類 | 株式会社 |
業種 | コンピュータゲーム |
設立 | 2014年6月13日 |
創業者 |
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本社 | 中国広東省深圳市 |
主要人物 | フェン・ジー (CEO) |
製品 | |
ウェブサイト |
gamesci |
Game Science(ゲームサイエンス、中:游戏科学、英:Game Science Interactive Technology Co., Ltd.)は、広東省深圳市に本社を置く中国のゲーム開発会社である。2014年に設立され、2024年8月に中国初の国産AAAゲーム『黒神話:悟空』をリリースした。
概要
[編集]創業者のフェン・ジー(馮驥)は熱心なゲーマーであり、『World of Warcraft』のファンであった。華中科技大学で生物医学を専攻したものの、ゲームに集中するために大学院への進学を諦めた。フェンは2005年に入社した深圳の小規模なゲームスタジオを経て、テンセントに移りモバイルゲームの開発に携わった。その後テンセントを離れ、6人の元同僚とともに2014年にGame Scienceを設立した[1]。
2017年、北京を拠点とするゲーム開発会社のHK Hero Entertainmentが6000万元(約12億円)でGame Science株の20%を取得し、同社の最大の外部株主となった[1]。
2021年、テンセント傘下のベンチャーキャピタル「広西騰訊創業投資」が、出資比率5%で新たに株主に加わった[2]。
2024年、フォーブスの試算によると『黒神話:悟空』のヒットによりGame Scienceの評価額は18億ドル(約2530億円)に達し、ユニコーン企業の仲間入りを果たした[1]。
作品
[編集]黒神話:悟空
[編集]『黒神話:悟空』(英:Black Myth: Wukong)は、中国の古典文学「西遊記」をベースにしたアクションRPGで、Unreal Engine 5を使用して開発されている[3]。数年をかけて中国各地の歴史的景勝地を実景スキャンし、高度な技術処理を施すことで、リアルな古代中国の世界をゲーム内に再現している[4]。2020年に公開されたゲームプレイトレーラーは世界で大きな反響を呼んでいた。
2024年8月20日に世界同時リリースされると、同日中に450万ダウンロード、売上高が15億元(約306億円)を突破した。また、リリース当日のSteamにて、最大同時接続人数が220万人を突破し「パルワールド」を超える歴代2位を記録した[4]。
当タイトルのPC版はリリース後2週間で約1800万本を売り上げ、総収益は7億ドル(約1,005億円)に達したと見込まれている[5]。
その他
[編集]2015年にデジタルトレーディングカードゲームの『100 Heroes』(百將行)、2016年にリアルタイムストラテジーの『Art of War: Red Tides』(战争艺术:赤潮)をリリースしており、同社の安定した収入源となっている[6]。
脚注
[編集]- ^ a b c “イーロン・マスクが認めた中国の「無名のゲーム会社」がユニコーンに | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)”. forbesjapan.com. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “テンセント、アクションRPG『黒神話:悟空』開発の「Game Science」に出資 | 36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア” (2021年4月4日). 2024年9月26日閲覧。
- ^ Inc, Aetas. “[プレイレポ]Unreal Engine 5で描かれる西遊記。「Black Myth: Wukong(黒神話:悟空)」はグラフィックスだけでなくアクションも骨太”. 4Gamer.net. 2024年9月26日閲覧。
- ^ a b 総合研究所, 日経BP. “中国産AAAゲーム「黒神話:悟空」が12ヶ国で1位! 人気のワケは?|日経BP 総合研究所”. 日経BP 総合研究所. 2024年9月26日閲覧。
- ^ “『黒神話:悟空』PC版2週間で1,800万本を売り上げ。収益は約1,005億円に―拡張版も開発中”. Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト (2024年9月6日). 2024年9月26日閲覧。
- ^ Young, Charles (2020年9月11日). “【IGN独占】『Black Myth: Wukong』の舞台裏、初公開トレーラーがセンセーションを巻き起こした中国の美麗アクションRPGはどのようにして生まれたのか”. IGN Japan. 2024年9月26日閲覧。