HCP 123N
123N "ヒッポリト" | |
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123N(2165)(2014年撮影) | |
基本情報 | |
製造所 | H.ツェギェルスキ鉄道車両工場 |
製造年 | 2006年 - 2007年 |
製造数 | 30両(2136 - 2165) |
運用開始 | 2007年 |
投入先 | ワルシャワ市電 |
主要諸元 | |
編成 | ボギー車、片運転台 |
軸配置 | Bo'Bo' |
軌間 | 1,435 mm |
電気方式 |
直流600 V (架空電車線方式) |
最高速度 | 70 km/h |
起動加速度 | 1.2 m/s2 |
減速度(常用) | 1.4 m/s2 |
減速度(非常) | 3.0 m/s2 |
車両定員 |
97人(着席20人) (乗客密度5人/m2) |
車両重量 | 18.2 t |
全長 | 14,300 mm |
全幅 | 2,354 mm |
全高 | 3,680 mm |
車体高 | 3,305 mm |
台車 | 14NN |
車輪径 | 654 mm |
固定軸距 | 1,900 mm |
台車中心間距離 | 6,000 mm |
主電動機 | LTa-220(直流電動機) |
主電動機出力 | 41.5 kw |
出力 | 166 kw |
制御方式 | 電機子チョッパ制御方式(GTO素子) |
備考 | 主要数値は[1][2][3][4][5]に基づく。 |
123Nは、ポーランドの鉄道車両メーカーのH.ツェギェルスキ鉄道車両工場(H. Cegielski – Fabryka Pojazdów Szynowych、HCP-FPS)が開発した路面電車車両。同国の首都・ワルシャワの路面電車であるワルシャワ市電で使用され、「ヒッポリト(Hipolit)」という愛称が付けられている[1][2][3][5]。
概要
[編集]2004年、ワルシャワ市電を運営するワルシャワ路面電車会社は、老朽化が著しい旧型電車(13N)の置き換えを目的に、新型電車を緊急に30両導入する計画を発表した。その後入札を実施したものの、2度のキャンセルを経て、製造メーカーがH.ツェギェルスキ鉄道車両工場に決定したのは2005年となった。この際に結ばれた契約に基づき、同社が製造したのが123Nである[1][3][5]。
導入費用の削減を目的に、ワルシャワ路面電車会社からの要望で基本的な構造は2000年代初頭に導入が実施された105N2k/2000に基づいており、高床式・片運転台のボギー車として設計が行われている。一方で車体、特に繊維強化プラスチックを用いた前面のデザインは105N2k/2000から変更されている他、窓の開閉方法がスライド式に変更され、車内の通風の改善も行われている。乗降扉は右側に3箇所設置されているが、そのうち運転台側の半分は運転室に接続されている乗務員扉である。車内には前方を向いた1人掛けの座席が20人分設置されている。主電動機は直流電動機が用いられ、ゲートターンオフサイリスタ素子を採用した電機子チョッパ制御方式の装置による制御が行われる。照明や乗降扉の稼働に用いられる電力は静止形周波数変換器(スタティックコンバータ)を介して供給される[1][2][4][5]。
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車内
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後方(2138 + 2139)
ワルシャワ市電への納入は2007年1月から始まり[注釈 1]、同年10月までに契約分の30両(2136 - 2165)の納入が完了している[1][2][3][5]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “123N (od 2007)”. Zarząd Transportu Miejskiego w Warszawie. 2014年8月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月10日閲覧。
- ^ a b c d Jacek Modrzejewski (2012-2). “Wagony 123N w Warszawie”. Świat Kolei (Emi-Press): 44-45.
- ^ a b c d “Baza danych pojazdów”. Zarząd Transportu Miejskiego w Warszawie. 2023年5月10日閲覧。
- ^ a b “Tabor tramwajowy”. Tramwaje Warszawskie. 2012年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月10日閲覧。
- ^ a b c d e Marek Graff (2015/7-8). “Nowy tabor tramwajowy w Polsce” (PDF). TTS Technika Transportu Szynowego (Instytut Naukowo-Wydawniczy „SPATIUM” sp. z o.o): 50,60-61 2023年5月10日閲覧。.