Help:管理者マニュアル/特定版復帰
特定版復元
[編集]特定版の復元機能は、削除されてはいるけれどもデータベース内に残留しているページのデータを、版単位で指定して復元させる機能です。
管理者が利用できる機能の一つです。削除依頼案件の処理の一環としてコミュニティーの合意事項を実行に移すために用いられるもので、管理者の独断によって利用してよいものではありません。
あるページをいったん削除した上で一部の版のみを復元させることができるため、特定の版の削除と呼ばれてきた措置をとることができます。
削除されたページのデータは、サーバの保守・管理を担当するシステム管理者がデータを抹消するまではデータベース内に残留します。システム管理者の中にはサーバ保守に携わっていない者もいます。詳細についてはmeta:System administratorsなどを参照して下さい。
データベース内に削除されたページのデータが残っている間は、削除されたページを復元させることができますが、この特定の版の復元機能は、あるページの初版から最新版までを一括して復元させるのではなく、復元させる版を選択して、特定の版のみを復元させるという機能です。
なお抹消作業は不定期に、予告なく行われます。傾向としては、主にサーバがダウンした際やソフトウェアのアップグレードがあった際などに抹消が行われています。抹消後の版の復元はできません。
機能の詳細
[編集]操作画面
[編集]削除されたページの表示と復元の画面を見ると、各版について表示されている情報は、
- 時刻 (オプションのタイムゾーン欄に補正値を入れている場合には補正された値)
- 執筆・編集者名(IPからであればIP)
- テキストのサイズ
- 要約欄に書き込まれたコメント
の4つです。 削除されていないページの履歴の過去の版にはURLに表示されるoldidのデータがありますが、これは復元の操作を行う画面からは、MediaWiki 1.5以降に削除された版については特別:版指定削除へのリンク(閲覧レベルの変更)から入手できます。
(更にクリックすることで任意の内容を個別に閲覧することはできますが、内容を編集することはできません。)
復元する版の選択は、従って、編集・投稿の時刻や編集・投稿者名を手がかりに行うことになります。一度に指定できる特定版は、996版までです。
他に、そのページがそれまでに削除された際の記録も残されています。これは時刻、削除・復元の操作を行った管理者のアカウント名、削除については削除の際に入力された説明が記されています。
ログ
[編集]復元の手続きをとる際、コメント記入欄に書き込んだ内容が復元理由の要約としてログに保存されます。
また、ログにはいくつの版が復元されたかについての記録が残りますが、どの版が復元されたかについては記録されません。
復元後の状態
[編集]復元されたページの各版のうちMediaWiki 1.4以前に削除されたものは、削除以前とは異なる oldid が与えられることになります。復元により作成されたページのcurid(ページID)は、削除前・削除後共にそのページが作成されたのちページが作成されていない場合を除き、削除以前とは異なるものが与えられます。
何もないところに復元された版は、復元直後は、最新版(復元した中で最も投稿・編集時刻が新しい版)しか閲覧できないように見えることがあります。履歴から過去の版を辿ろうとしても履歴がないというメッセージが表示されることがあります。
既にページが存在するところに復元された場合、履歴を見ても、復元前から存在していた版の履歴のみが表示されることがあります。
これらの履歴表示の欠如は、キャッシュによるもので、Ctrl+F5などキャッシュをクリアする操作を行うと、正しい履歴が表示されます。一度最新版を編集・保存することでも直ります。
その他
[編集]このマニュアルは、管理者のみではなく、削除者のマニュアルを兼ねています。
関連項目
[編集]- ページ
- 議論