ポキプシー (ニューヨーク州の市)
ポキプシー(Poughkeepsie)は、アメリカ合衆国ニューヨーク州の都市。ダッチェス郡の郡庁所在地である。人口は3万1577人(2020年)[1]。ニューヨーク市の北方、ハドソン川東岸に位置する。ポキプシー市はポキプシー町に半月形に取り囲まれている。総面積は15km2でポキプシー町より小さい。
産業
[編集]IBM
[編集]IBMは隣接するポキプシー町に大規模な敷地を構えており、かつてIBMの「主要工場」と呼ばれていたが、従業員の多くは社内の別の場所に移された(2008年)。このサイトでは、かつてIBM 700/7000シリーズ・コンピューターとIBM 7030 Stretchコンピューター、およびエンディコット・サイトと共にIBMメインフレームを開発・製造していた。RISC System/6000 SP2ファミリーのコンピューターは、そのうちの1台が世界のチェスマスターであるガルリ・カスパロフとのチェスの試合に勝って、これはIBMポキプシーで製造されたものせある。 2008年10月、IBMのポキプシー施設は、Assembly Magazineの編集者によって「Assembly Plant of the Year 2008」に選ばれた。IBMポキプシーは最新のメインフレームとハイエンドPower SystemsサーバーのIBMの主要な開発・製造センターであり、z/OSソフトウェア、およびIBMのその他のハードウェア製品の主要なソフトウェア開発センターのひとつである。
その他
[編集]1972年まで、ポキプシーにはスミスブラザーズ(Smith Brothers)の咳止め薬工場があった。スミス兄弟の墓地は、ポキプシー農村墓地(Poughkeepsie Rural Cemetery)にある。
メディア
[編集]ポキプシー・ジャーナル紙(Poughkeepsie Journal)はいまだ発行されている米国の新聞で、3番目に古く、ポキプシー市のマーケット街にオフィスがある。
交通
[編集]鉄道
[編集]ポキプシー駅がメイン・ストリート41にある[2]。メトロノース鉄道のニューヨーク市内へ行くハドソン線の終点で、アムトラックの停車駅にもなっている。
アムトラックの停車する列車は下記の通り。
- トロントとニューヨーク間の昼行国際列車メープルリーフ号…1日1往復停車[3]
- モントリオールとニューヨーク間の昼行国際列車アディロンダック号…1日1往復停車[4]
- バーモント州ラトランドとニューヨーク間の昼行中距離列車イーサン・アレン・エクスプレス号…1日1往復停車[5]
- ニューヨーク州ナイアガラフォールズおよびオールバニとニューヨーク間の昼行中長距離列車エンパイア・サービス…1日6.5往復発着[6]
脚注
[編集]- ^ “Quickfacts.census.gov”. 31 Jan 2024閲覧。
- ^ Poughkeepsie, NY. Amtrak. 2016年7月3日閲覧
- ^ Maple Leaf. P2. Amtrak. 2016年4月24日. 2016年6月27日閲覧 (PDFファイル)
- ^ Adirondack. P2. Amtrak. 2016年1月11日. 2016年6月27日閲覧 (PDFファイル)
- ^ Ethan Allen Express. P2. Amtrak. 2016年1月11日. 2016年6月27日閲覧 (PDFファイル)
- ^ Empire Service. P2-P3. Amtrak. 2016年7月14日. 2016年7月17日閲覧 (PDFファイル)
外部リンク
[編集]- オフィシャルサイト (英語)