コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

IO Accelerator

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
IO Accelerator/PCIe IO Accelerator
接続先

Type 1または2 Cクラス メザニンスロットとPCIeスロットを以下の経由:

  • PCI Express Gen1×4, Gen1×8 (Duo), Gen2×4 (Duo)
メーカー ヒューレット・パッカード
販売開始 2009年3月2日
種類 ソリッドステートドライブ

HP StorageWorks IO AcceleratorはHPのBladeSystem Cクラスサーバ向けメザニンカードフォームファクタソリッドステートドライブの一種である。この製品はHPによって(米国時間)2009年3月2日に発表された。後継商品としては、Proliantサーバ向けのHP StorageWorks PCIe IO Acceleratorが標準PCIeフォームファクタであり、そして様々なProliant DLおよびMLサーバでサポートされた。

仕様

[編集]

メザニンアダプタは(9ワット以下しか使わない)帯域幅最大800 MB/s、レイテンシは50マイクロ秒以下と低いPCI Express×4レーンを使い、ブレードサーバへ接続する[1]

PCIeアダプタはモデルにもよるが、PCI Express Gen1.0×4レーン、×8レーン、またはGen2.0×4レーンを用いてサーバへ接続する。

IO Acceleratorは最初、容量80、160、320 GBで提供された。ほかの2モデルにはSLC NANDが使われたのに対し、320 GBモデルはMLC NANDを使用した。80と160 GBモデルは今となってはディスコンとなり、新しい640 GBモデルが登入された。より新しいモデルはMLC NANDを使用する。

PCIe IO Acceleratorは容量160、320、640 GB、および1.28 TBで提供された。2つのフォームファクタで提供される: ioDriveもしくはioDrive Duo (1つのPCIeカード上に2つのioDrives)。160 GBはSLC NANDだけ利用可能、320 GBはSLC DuoまたはMLCのいずれかとして利用でき、そして640 GBと1.28 TBは両方ともMLC Duoモデルのいずれかとして利用できる。

IO AcceleratorはType-1メザニンカードなので、ユーザはBL460cのようなハーフハイト・ブレードサーバ内に最大2枚インストールでき[2]、そしてBL685cのようなフルハイト・ブレードサーバ内に最大3枚インストールできる[3]

アーキテクチャ

[編集]

IO Acceleratorには、Fusion-io社から取得したテクノロジーが含まれている[4]

アダプタは(SLCまたはMLCのどちらかの)NANDフラッシュメモリと、サーバーのPCI Expressファブリックに直接接続する(ヒートシンクの下にある)カスタムコントローラを組み合わせる。このカードには並行してアクセスされる25チャネルのNANDフラッシュが搭載されている。

Medusa Labsの性能テストは、IOzoneベンチマーク・ツールを用いてRed Hat Enterprise Linux 5.2で実行された[5]

制限事項

[編集]
  • IO Acceleratorはブートメディアとして使用できない。
  • ドライバはLinuxとWindowsでのみ利用可能。
  • 64ビット(x86-64)・カーネルのみがサポートされる[6]

関連項目

[編集]

リファレンス

[編集]
  1. ^ HP IO Accelerator for BladeSystem c-Class - Overview & Features”. 2011年7月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月10日閲覧。
  2. ^ HP ProLiant BL460c - product overview”. 2008年9月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月10日閲覧。
  3. ^ HP ProLiant BL685c G5 - product overview”. 2008年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月10日閲覧。
  4. ^ Fusion-io Joins with HP to Accelerate Enterprise Server Application Performance”. March 20, 2009時点のオリジナルよりアーカイブ。April 27, 2017閲覧。
  5. ^ Archived copy”. 2009年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年3月10日閲覧。
  6. ^ Archived copy”. 2013年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月24日閲覧。