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十三番目の人格 ISOLA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ISOLA 多重人格少女から転送)
十三番目の人格 ISOLA
著者 貴志祐介
発行日 1996年4月18日
発行元 角川書店
ジャンル ホラー小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 文庫本
ページ数 401
コード ISBN 4041979013
ウィキポータル 文学
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十三番目の人格 ISOLA』(じゅうさんばんめのペルソナ いそら)は、貴志祐介による日本ホラー小説及びそれを原作とした日本のホラー映画

概要

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多重人格憑依現象、阪神・淡路大震災を題材にしたミステリーホラー小説。元は「ISOLA」のタイトルで第3回日本ホラー小説大賞佳作に選ばれ、後に「十三番目の人格 ISOLA」に改名され角川ホラー文庫より出版された。『ISOLA 多重人格少女』の名前で映画化・漫画化された。タイトルの「ISOLA」は劇中に登場する雨月物語の「吉備津の釜」の怨霊・磯良と幽体離脱の実験道具「ISOLATION TANK」に由来する。

ストーリー

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人の心を読む力を持つ賀茂由香里は、阪神・淡路大震災のボランティアに参加した時、12の人格を抱える少女・森谷千尋に出会った。ところが、彼女は震災後、「ISOLA」という凶悪な13番目の人格が誕生していた。ボランティアメンバーの青木から彼女を紹介された由香里は自分の手に余る事態のため、晨光学院高等学校の常勤の臨床心理士である野村浩子に委ねることにした。その後、千尋に日常的な虐待を加えていた非情な叔父は、謎の不審死を遂げる。街では彼女に関わった人間は不審な死を遂げる事件が相次いでいた。

刊行情報

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平成8年4月25日初版角川ホラー文庫によって刊行。

映画

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ISOLA 多重人格少女
監督 水谷俊之
脚本 水谷俊之
木下麦太
製作 山田俊輔
井上文雄
製作総指揮 原正人
出演者 木村佳乃
黒澤優
石黒賢
音楽 デビット・マシューズ
主題歌 氷室京介
永遠 〜Eternity〜
撮影 栗山修司
編集 高橋信之
配給 東宝
公開 日本の旗 2000年1月22日
上映時間 94分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 16億円[1] 日本の旗
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ISOLA 多重人格少女』の題名で映画化。同時上映は『リング0 バースデイ』。2000年1月22日東宝系で公開。原作者の貴志祐介カメオ出演している。

日本の映画作品として初めて阪神・淡路大震災を題材としている[2]。被災者への追悼も込められ、エンディング映像には神戸ルミナリエが登場した。

キャッチコピー

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  • 私の中に潜む、十三番目の悪魔
  • 世紀末に誕生するの2つのミレニアムホラー(リング0と併せて)

キャスト

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スタッフ

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漫画

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映画版同様、「ISOLA〜多重人格少女〜」のタイトルで漫画化。作画:凜野ミキ

1999年12月22日角川書店より出版 ISBN 4-04-853167-0

脚注

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  1. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)600頁
  2. ^ 『宇宙船YEAR BOOK 2001』朝日ソノラマ宇宙船別冊〉、2001年4月30日、90頁。雑誌コード:01844-04。 

外部リンク

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