Inter-IC Sound
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この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2013年1月) |
Inter-IC Sound(IC間サウンド)とは、IC間でデジタル音声データをシリアル転送するための規格である。一般的にはI²SやI2Sと表記される。
規格
[編集]I²Sは、3本の信号線から構成される。これらは同期で転送される。信号線の名称はメーカーやデータシートなどにより若干異なる場合があるが、代表的な名称をあげる。
- LRCLK
- LR Clock(エルアールクロック)。2チャンネルステレオにおいて、音声信号のLチャネルとRチャネルを区別するための信号。WDCLK(Word Clock - ワードクロック)とも記述される。
- BCLK
- Bit Clock(ビットクロック)。SDATAの信号のタイミングに合わせてラッチする。これによりSDATAが若干ぶれてもビット列を正確に伝送することが出来る。SCLK(Serial Clock - シリアルクロック)とも記述される。
- SDATA
- Serial Data(シリアルデータ)。デジタル化された音声データのビット列である。
ICの規格によっては、この他に基準クロック用の信号(MCLK)を必要とする場合がある。
- MCLK
- Master Clock(マスタークロック)。デジタル信号の動作基準となるクロック信号。ICによっては、外部からクロックを供給せずに、上記3信号と同期するようにしてMCLKの供給が必要になることがある。SYSCLK(System Clock - システムクロック)とも記述される。
用途
[編集]主に、音声用のD/Aコンバータ (DAC) の入力やA/Dコンバータ (ADC) の出力、S/PDIFやUSBからの入力データを転送するためのDAI (Digital Audio Interface) の出力などに用いられている。
外部リンク
[編集]- Digital Audioの伝送について(I2S編) - ラトックシステム PC Audioブログ