X Toolkit Intrinsics
X Toolkit Intrinsics は、X Window System で使われているライブラリである。Xt(X toolkit の略)とも呼ばれる。より正確には、低レベルな Xlib ライブラリを使い、ウィジェットを使った X Window System ソフトウェアを開発するための使い易い(オブジェクト指向的)APIを提供するライブラリである[1]。C言語とC++向けの言語バインディングがある。
低レベルな Xlib ライブラリは X11サーバとのやり取りのための機能を提供するが、GUIで使われる各種オブジェクト(ボタン、メニューなど)を実装するための機能は全く提供しない。そのようなオブジェクトをウィジェットと呼ぶ。X Toolkit Intrinsics ライブラリは、ウィジェットを作成するのに必要な機能を提供するが、特定のウィジェットを提供するわけではない。特定のウィジェットの実装は、X Toolkit Intrinsics を使った上位のライブラリ(Xaw や Motif)でなされる。これをウィジェット・ツールキットと呼ぶ。
従って、X Toolkit Intrinsics を直接使って新たなウィジェットを作成することができる。一般にアプリケーションは様々なウィジェットを必要とするため、一部のウィジェットを X Toolkit Intrinsics を直接使って新たに作ったとしても、他のウィジェットは Xaw や Motif にある既存のものを使うのが普通である。
GTKやQtなど広く使われているウィジェット・ツールキットの多くは、X Toolkit Intrinsics を使用せず、XlibやXCBを直接使っている。
関連項目
[編集]脚注・出典
[編集]- ^ D.A.ヤング 著、川手恭輔 訳『X Toolkit プログラミング』株式会社トッパン、1990年7月30日。ISBN 4-8101-8502-8。
外部リンク
[編集]- X Toolkit Intrinsics – C Language Interface (pdf), X.Org Foundation
- The X Toolkit Intrinsics FAQ
- The place of Intrinsics in X11
- TestXt2 Xt/Xaw を使ったメニューバーのプログラム例(圧縮アーカイブ)