コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

秋田ふるさと農業協同組合

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JA秋田ふるさとから転送)
秋田ふるさと農業協同組合
本店が入居するよこてシャイニーパレス
統一金融機関コード 3878
法人番号 9410005004962 ウィキデータを編集
代表理事組合長 佐藤 誠一
店舗数 11店
(本支店・出張所)
設立日 1972年3月31日[1]
(横手市農業協同組合)
出資金 66億2,900万円
(2022年3月末現在)
貯金残高 1,173億6,975万円
(2022年3月末現在)
貸出金残高 376億8,925万円
(2022年3月末現在)
職員数 487人
(2022年3月末現在)
組合員数 1万7,674人
(2022年3月末現在)
本店
所在地 013-0036
秋田県横手市駅前町6番33号
外部リンク 公式サイト
テンプレートを表示
秋田ふるさと農業協同組合のデータ
英名 JA Akita-furusato.
法人番号 9410005004962 ウィキデータを編集
従業員数 611名(役職員)
資本金 70億37百万円(出資金)
総資産 1,023億5830万5千円
貸出金残高 311億240万3千円
預金残高 874億9,912万3千円
特記事項:
2016年3月末現在
テンプレートを表示

秋田ふるさと農業協同組合(あきたふるさとのうぎょうきょうどうくみあい)は、秋田県横手市に本店を置く農業協同組合。愛称はJA秋田ふるさと横手市のほぼ全域と美郷町のうち旧仙南村の一部地域を営業エリアとする。組合員数は正・准合わせて17,577人・団体(2017年3月末)[2]

概要

[編集]
2024年9月までの旧本店

1991年秋田県農業協同組合中央会にて決議された「広域農協合併構想」に基づき、当時の横手・平鹿地区の広域JAとして1998年4月1日に発足した[3]。地区内には9JA(JA金沢、よこて、平鹿町、里見、大雄村、大森町、十文字町、増田町、おものがわ)が存在したが、そのうちのJAおものがわ(おものがわ農業協同組合)が1997年6月に加入を見送ったため、この時点では地区全体の合併には至らなかった[3]2000年4月にはJA平鹿果樹を合併[2]

2005年9月30日まで、旧・大雄村(現・横手市大雄)が指定金融機関としていた。

2009年11月の県JA大会において、JA秋田中央会が示した県内16JAを5JAに再編する経営改革案に沿って、JA秋田ふるさとは、JAおものがわ、JAこまちJAうごの3JAと合併協議を進めていたが、協議がまとまらなかった。このため、JA秋田ふるさとはJAおものがわだけとの合併を選択、2012年4月1日に両JAは合併し、新「秋田ふるさと農業協同組合」として発足した[4]。これによって横手市のほぼ全域をカバーするJAとなった。またJA秋田ふるさとは、残りの2JAと引き続き、合併に向け協議を継続するとしていた[4]2019年令和元年)より、JAうごと合併の協議を開始したが、営農方針の違いなどにより合併は行わないと結論付けた[5]

2018年(平成30年)にJA秋田中央会より発表された、県下14JAを統合して県1JAとする構想について[6]、JA秋田ふるさとはこれに参加しないとし、2021年(令和3年)に合併協議会から離脱した[5]。県域JAの発足のメリットとして挙げられる物流効率化や営農指導強化について、同組合では既に態勢が整えられていることや、行政連携の希薄化などを離脱の理由として挙げている[5][7]。なお、この時点で合併協議会からJA秋田やまもとJA大潟村が既に離脱している[5]

2024年9月17日には、横手駅東口第二地区市街地再開発事業にて建設されたB-1棟(民間施設棟)の供用が開始され、JA秋田ふるさと本店は当該ビルへ移転し営業を開始した[8][9][10]。当初は2023年7月10日から入居する予定だったが、同ビルにて施工不良が発覚した問題を受け、入居を延期していた[11][12]

子会社

[編集]
  • 株式会社ふるさと葬祭アグレム
  • 株式会社ふるさとオートランド
  • 株式会社ふるさと燃料サービス

脚注

[編集]
  1. ^ 横手市史編さん委員会『横手市史 昭和編』横手市、1981年。673頁
  2. ^ a b 『ディスクロージャー 2017』
  3. ^ a b 大雄村史編纂委員会『大雄村史』大雄村、2001年。779頁
  4. ^ a b 「新 JA秋田ふるさと 門出 米除く農産物販売額 県内一に」『読売新聞』秋田版 2012年4月4日
  5. ^ a b c d JA秋田ふるさと「自立経営」決める JAの統一構想から離脱”. 朝日新聞 (2021年12月29日). 2023年10月27日閲覧。
  6. ^ “秋田県の全14JAの統合を決定 中央会委員会”. 日本経済新聞. (2018年10月17日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO36598260X11C18A0L01000/ 2018年12月1日閲覧。 
  7. ^ “JA秋田ふるさと「1JA構想」参加しない方針固め単独経営へ”. NHK秋田. (2021年12月24日). https://web.archive.org/web/20211224033646/https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20211224/6010012592.html 2018年12月1日閲覧。 ウェブアーカイブ
  8. ^ 施工不良でオープン延期の横手駅東口・複合ビル JAや商議所が営業開始」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2024年9月17日。オリジナルの2024年9月17日時点におけるアーカイブ。2024年9月17日閲覧。
  9. ^ 施工ミス発覚のビル 改修工事終え1年余遅れで営業開始 横手”. 秋田 NEWS WEB. NHK WEB NEWS (2024年9月17日). 2024年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月17日閲覧。
  10. ^ オープン間近に施工不良が明らかに…JR横手駅東口にJA秋田ふるさとのビル完成 予定より1年以上遅れて営業開始”. ABS秋田放送. NNN (2024年9月17日). 2024年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月17日閲覧。
  11. ^ 横手駅前の再開発事業 7階建ての建物で施工ミス 柱1本傾く」『NHK NEWS WEB』日本放送協会、2023年7月7日。オリジナルの2023年7月13日時点におけるアーカイブ。2024年9月3日閲覧。
  12. ^ 入居延期で営業できず、予約全キャンセル… 横手駅前再開発、施工ミスの影響広がる」『秋田魁新報』秋田魁新報社、2023年7月12日。オリジナルの2023年7月13日時点におけるアーカイブ。2024年9月3日閲覧。

外部リンク

[編集]