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JUMADIBA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JUMADIBA
生誕 1998年????
出身地 日本の旗 日本 東京都杉並区
ジャンル ヒップホップ
職業 ラッパー
活動期間 2019年 -

JUMADIBA(ジュマディバ、1998年 - )は、日本ラッパー。「JUMADIBA」の名前はネルソン・マンデラの敬称である「MADIBA」に本名からとった音である「JU」をつなぎ合わせたもの[1]

経歴

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1998年東京都杉並区で誕生。ビートルズオアシスが家で流れていたことから自然にUKロックに興味を持つようになった。ほかに、U2レディオヘッドなども好んで聴いていた。また、宇多田ヒカルの『Ultra Blue』も好きだった。ヒップホップに触れはじめたのは中学生のとき、母親が聴いていたブラック・アイド・ピーズを介してであり、このあとウィル・アイ・アム[2]、「TSUTAYAのヒップホップコーナーみたいなところから」借りてきた、ドクター・ドレーなども聴くようになった[2][1]。とはいえJUMADIBAは、中高生のときには音楽活動に興味を持つことはなかった[2]

大学進学後の2019年、映像を専攻していたJUMADIBAは、同級生のMare Internoに影響を受けるかたちで音楽活動をはじめた[2][1]。この当時のことについて彼は「大学生だったからめっちゃ時間あって。やっぱ、多分暇だったのかな。それでMare Internoと二人で、タイプビート使ってiPhoneにRecしてみようと思って。そこからラップし始めた感じですね」と述べている[1]2019年7月18日にシングルの「喜雨 (feat. Mare Interno)」をリリース[3]COVID-19の流行がはじまって以降はトラックメイキングも手掛けるようになる[2]。その後2020年に「BARRACK」「眼光」「MADIBA」といったシングル楽曲を立て続けにリリースし、同年7月24日にはYENKEとともにコラボレーションEPの『BRACKISH』をリリースする[4]

2021年6月18日には1stミックステープの『Kusabi』をリリースする[5]。同盤に収録された楽曲の多くは、彼が2020年の2月から3月にかけておこなったロンドン旅行の後につくられたものであり、ローカルな場所に根ざした意識が強くなっている[2]。また、収録曲の半分ほどは自作トラックとなっている[1]2023年3月1日には2ndミックステープとして『nobori – 上り』をリリースし、これにあわせて初の全国ツアーがおこなわれた[6]2023年6月14日にリリースされたkZmDOSHABURI』に客演参加する[7]。同曲は7月26日公開のBillboard JAPANチャート TikTok Weekly Top 20で3位を獲得した[8]。また、同年の『TikTokトレンド大賞2023』のミュージック部門にノミネートされた[9]12月6日には3作めとなる『noodle』がリリースされた。同盤収録曲はすべて奈良のコレクティブであるHEAVENに所属する、RY0N4によりプロデュースされた[10]2014年1月11日にはSpotifyによる新人サポートプログラムである『RADAR: Early Noise 2024』に選出された[11]

音楽性

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オアシスやビョークに強い影響を受けており、自分の作る楽曲については「いろんな意味で王道なヒップホップではない」と述べている。また、作詞については「言葉の並びとか文章だけで100%完結しないもの」を目指している[12]

ディスコグラフィー

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EP・ミックステープ

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タイトル 発売日 備考
BRACKISH 2020年7月24日 YENKEとのコラボレーションEP。
Kusabi 2021年6月18日
nobori – 上り 2023年3月1日
noodle 2023年12月6日

出典

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  1. ^ a b c d e 【インタビュー】JUMADIBA|その眼光が見据えるもの” (英語). FNMNL (フェノメナル). 2024年2月25日閲覧。
  2. ^ a b c d e f AVYSS magazine » JUMADIBA Interview|自分らしく、地図を広げて”. avyss-magazine.com. 2024年2月25日閲覧。
  3. ^ 喜雨 (feat. Mare Interno)”. amason music. 2024年2月25日閲覧。
  4. ^ AVYSS magazine » JUMADIBAがYENKEとのコラボレーションEP『BRACKISH』を発表”. avyss-magazine.com. 2024年2月25日閲覧。
  5. ^ JUMADIBAが1stミックステープ『Kusabi』をリリース|収録曲“Spike!”のMVも公開” (英語). FNMNL (フェノメナル). 2024年2月25日閲覧。
  6. ^ JUMADIBA、ミックステープ『nobori – 上り』リリース・ライブ & 初の全国ツアー開催” (2023年3月1日). 2024年2月25日閲覧。
  7. ^ kZm、客演にJUMADIBA迎えた新曲「DOSHABURI」発表 プロデュースはChaki Zulu” (2023年6月14日). 2024年2月25日閲覧。
  8. ^ kZm「DOSHABURI (feat. JUMADIBA)」が急上昇 Billboard JAPANチャート「TikTok Weekly Top 20」(2023/07/26)|THE MAGAZINE”. THE MAGAZINE. 2024年2月25日閲覧。
  9. ^ kZm「DOSHABURI feat. JUMADIBA」が『TikTokトレンド大賞2023』にノミネート TikTokでの楽曲総再生回数は4億7,000万回を突破|THE MAGAZINE”. THE MAGAZINE. 2024年2月25日閲覧。
  10. ^ JUMADIBA、全曲RY0N4がプロデュースしたEP『Noodle』配信開始|THE MAGAZINE”. THE MAGAZINE. 2024年2月25日閲覧。
  11. ^ Inc, Natasha. “Spotifyが2024年に躍進を期待する10組のアーティストを発表”. 音楽ナタリー. 2024年2月25日閲覧。
  12. ^ JUMADIBAインタビュー『自分のヒップホップは王道じゃない。言葉以上の情景が浮かぶラップを』”. Red Bull (2021年9月22日). 2024年2月25日閲覧。